下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!
今週の女性週刊誌も軒並み、そして引き続き小室圭さんバッシング! こんな状況で実際に眞子さまと小室さんが会見を開いた後はどうなってしまうのだろう。心配になる。
第573回(9/30〜10/12発売号より)
1位「片瀬那奈 『2年前の大嘘』が招いた憔悴蟄居生活」(「女性自身」10月26日号)
2位「近藤真彦 『家族の思い出を売却』痛すぎた不倫の代償」(「女性セブン」10月21日号)
3位「童謡コンクール最年少入賞で、大ブレイク中の天才歌姫 ののちゃんCM1本600万円で『気になる稼ぎ』」(「週刊女性」10月26日号)
大手事務所の庇護もなくなり、かなりやばいことになっているのか。9月30日に大手芸能事務所・研音を退所した女優の片瀬那奈への疑惑報道が止まらない。
確かに周辺状況を見るだけでも問題の深刻さがわかる。そもそもは2019年に麻薬取締法違反で逮捕された沢尻エリカと片瀬が「かなり親しい仲」だったことが取りざたされたことだ。さらに今年7月には同棲中だった恋人の会社社長がコカイン所持で逮捕されていたことも判明、そして9月の事務所退所となったことで、スワッ! とばかりにマスコミは大騒ぎというわけだ。
実際、退所前後から片瀬の逮捕情報までもが駆け巡る事態となっていて、そのため複数のマスコミが彼女の自宅を取り巻いているらしい。「女性自身」もその一つだったようで、片瀬が宅配物を受け取るため玄関から現れた様子を報じている。さらに片瀬と事務所の関係について、片瀬のついたという“嘘”が事務所退所の一因となっていると記事では指摘されている。
その一つが沢尻エリカの薬物逮捕の際、片瀬に警察から事情を尋ねる電話があったことを事務所に報告しなかったこと。そして今年7月の恋人逮捕の際、片瀬にも尿検査が行われ、自宅も家宅捜索がなされたとの報道があったが、片瀬は事務所に報道のような事実はないと嘘をついたという。そのため事実上の“解雇”という形となったようだが、この“片瀬の嘘で解雇”は「自身」だけでなく、他マスコミも同じようなストーリーで一斉に報じているものだ。
もちろん、これは研音サイドのリーク。で、片瀬を早く自分たちと無関係にすることで、火の粉がかからないようにするというわけだ。
毎度毎度の芸能事務所の責任逃れだが、「自身」はさらに徹底していた。記事に“研音”の文字がひとつもない! これもネタ元の研音の意向なのだろう。大手事務所の庇護がなくなると、タレントは叩かれ放題。マスコミはやりたい放題。守るべきは大手事務所――。今回もそれが証明された。
そして、もう一人、大手事務所であるジャニーズ事務所を退所した近藤真彦の近況を「女性セブン」が報じている。しかも結構辛口な記事だ。妻と息子の思い出がつまった長年住んでいた戸建の自宅を急きょ売りに出したというのだ。
「セブン」は、その理由を不倫報道後、仕事が激減し経済的にも追い詰められていると指摘する。しかも“身から出た錆”なんていう辛辣な言葉まで記事にはある。ジャニーズとは“懇意”な「セブン」だからか、辞めたらもう関係ないとばかりにバッシング! だって、こんな意味深なことまで記事に書いちゃうんだから。
「実はまだ不倫相手との関係が切れていないのではないかと囁かれているんです、なかには自宅の売却は財産分与を視野にいれたものでは…という人までいるほどです」
不倫相手との関係続行と、離婚までを示唆する「セブン」。どうなる、マッチ!
確かに癒やされます、ののちゃんこと村方乃々佳ちゃんの歌。そんなののかちゃんだが、芸能マスコミはやはり下世話だ。3歳のののかちゃんの“ふところ事情”を暴こうっていうのだから。CMオファーが殺到中というののかちゃん。「週刊女性」によるとそのギャラは一本600万円から800万円で、YouTubeの広告収益も含めると年収3,000万円を超えてもおかしくないと推測。下世話だが、興味あるし、すごい金額だ。そして心配にもなる。売れっこ子役(歌手?)の将来を。