10月13日放送の『めざまし8』(フジテレビ系)に登場した元水泳選手で元スポーツ庁長官の鈴木大地に、視聴者からあきれた声が飛び交っている。山梨県・甲府市で2人の遺体が見つかった住宅火災についてのコメントが、「意味不明」「頭おかしい」とまでいわれているのだ。
12日未明、甲府市で住宅が全焼。焼け跡から2人の遺体が見つかった。警察は火事のあと連絡がとれなくなっている50代夫婦の遺体とみて確認を進めている。また火が出る直前、同居している娘が家の中で不審な男に鉢合わせし、殴られたことから捜査を進めていたが、事件後、同市在住の19歳の少年が出頭。住人夫婦の娘に対する傷害の疑いで逮捕した。少年は放火についてもほのめかしているという。
「この事件に対してコメントを求められた鈴木は、『わかっていないことがたくさんありますから何とも言えませんけど』としながら、『いくつか疑問があって、まず、放火されたときに亡くなった2人が……ご両親ですか? (火事の前に)逃げられたんじゃないかとか』と発言。さらに、『住宅地ではありますが、住宅密集地ではなかったので、延焼しなくてよかったのは不幸中の幸いというところでしょうけど』とコメントしました」(芸能ライター)
報道によれば、出火は午前4時前だという。鈴木は「どうして逃げなかったのか」と疑問を呈したが、就寝中であろうことは想像できるだろう。さらに締めくくりとして、鈴木は「これからいろんなことが起こっていて、自分の中でいろんな想定をしているところなんでしょうけど、答え合わせが早く知りたいです」とコメント。
ここまで聞いた谷原章介は「お2人の遺体もまだご両親かどうか確定してません」と、鈴木の発言にクギを刺していた。
「番組を見ていた視聴者は一連のコメントに驚いたようで、『鈴木大地とかいうおっさん、さっきから頭のおかしいことしか言ってない』『鈴木大地は何が言いたいんだか、さっぱりわからない。ダメだろ、テレビ出しちゃ』『答え合わせが早く知りたいです、とかなんの話?』『話せば話すほど中身のない人だとわかる。だらだら言うが、趣旨わからん』などの声がネット上に続出。『不幸中の幸い? 鈴木大地はこんなコメントでギャラもらってるんだもんね』『逃げられたんじゃないか、って意味不明なこと言ってるし、番組はまともな人にコメントはもらったほうがいいよ』と番組を気にするコメントも見られます」(同)
だが、『めざまし8』の出演者は鈴木のほかにも、良く言えば幅広いジャンルから、悪く言えば節操なくコメンテーターを起用している。
「経歴でいえば、鈴木はまだまともなほう。ほかのコメンテーターは、flumpoolのボーカルで俳優の山村隆太、モデルで女優のトリンドル玲奈、タレントの井上咲楽、俳優の山下真司など、芸能ジャンルの顔ぶれが目立ちます。また山下は2月、緊急事態宣言中に自民党の議員が銀座のクラブで深夜まで豪遊していたことについて、『僕は頭を下げるだけじゃなくて、土下座してほしいですよ、国民に』と発言。土下座要求のコメントは視聴者をあきれさせていました」(同)
今回、悪い意味で注目度が上がった鈴木をはじめ、コメンテーターとしての実力に疑問符が浮かぶ人材ばかりの『めざまし8』。出演者の見直しはしないのだろうか?
(村上春虎)