Snow Man・目黒蓮と、関西ジャニーズJr.・なにわ男子の道枝駿佑がダブル主演を務める連続ドラマ『消えた初恋』(テレビ朝日系)が、10月9日にスタートした。初回視聴率は、前クールのJr.内ユニット・美 少年主演ドラマ『ザ・ハイスクールヒーローズ』を下回る滑り出しとなったが、視聴者からの評判は上々のようだ。
人気ジャニーズが共演する『消えた初恋』は、少女コミック誌『別冊マーガレット』(集英社)にて連載中の同名漫画が原作。“勘違い”から始まる高校生の恋と友情を描く青春物語で、道枝はクラスメイトの“天使”こと橋下さん(福本莉子)に片思い中の男子高校生・青木役、目黒は硬派な男子・井田役に抜てきされた。このほか、鈴木仁(青木の親友・あっくん)、田辺誠一(担任・谷口先生)といったキャストが脇を固めている。
漫画の実写化といえば、配役や脚本に対して、原作ファンから不満の声が出るパターンも少なくない。しかし、今作の初回終了後はネット上に「原作が好きだからドラマは期待してなかったけど、見てよかった。全体的に出演者とキャラクターがハマってた」「第1話を見たら、思っていたよりも原作に忠実で、原作ファンとしてはうれしい」「ジャニーズがやるの!? と思ってたのに、良い意味で裏切られた」「原作ファンでも安心して見られるドラマ。100点!」といった声が寄せられ、おおむね好評のようだ。
「原作を読んでいる一部ネットユーザーからは『原作のほうがいい』『原作のキャラがやってるみたいに、変顔もしてほしい!』といった声も上がっていましたが、大半の視聴者には好評だったようなので、初回の評価は合格ラインといえるでしょう。また『消えた初恋』は、“勘違いが勘違いを呼び、高校生たちの恋が思わぬ方向に転がっていく……”といったストーリーのため、“すれ違いコント”が代名詞となっているお笑い芸人・アンジャッシュを連想した人も続出。『アンジャッシュのコントみたいで面白い』といった声もあり、意外な方向性でも話題になったようです」(ジャニーズに詳しい記者)
なお、『消えた初恋』は、なにわ男子のデビュー曲「初心LOVE(うぶらぶ)」と、Snow Manの新曲「Secret Touch」の2曲が“ダブル主題歌”に起用されている。第1話の劇中でもそれぞれ流れていたが、「『初心LOVE』がかかるタイミング、めっちゃいい!」「『初心LOVE』がドラマの世界観に合ってた」「どっちもの主題歌もいいけど、『Secret Touch』の目黒くんの歌い出しが特に最高」「歌い出しの目黒くん、良すぎて鳥肌立った」など、興奮気味の感想が相次いでいた。
「そんな『消えた初恋』の初回世帯平均視聴率は、2.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録しました。今作と同じ『オシドラサタデー』枠で7月期に放送されたJr.内ユニット・美 少年主演の『ザ・ハイスクールヒーローズ』は初回視聴率3.9%でしたから、『消えた初恋』は1%ダウンとなりました。いま最も勢いのあるデビュー組のSnow Manと、今後の華々しい活躍が期待されるなにわ男子のタッグにしては、残念な数字といえるでしょう。とはいえ、『ザ・ハイスクールヒーローズ』と『消えた初恋』では放送開始時間が異なっています。『ザ・ハイスクールヒーローズ』は午後11時スタートでしたが、『消えた初恋』は11時30分より放送開始。30分遅いスタートになったことが、視聴率に影響したのかもしれません」(同)
なお、『ザ・ハイスクールヒーローズ』は美 少年が本格的な戦隊ヒーローに初挑戦した内容が特撮ファンから好評だったものの、視聴率はのちに1%台にまで低下。最終回は1.4%でフィニッシュしている。
ひとまず、第1話は好意的なコメントが多く上がった『消えた初恋』。今後の展開次第で、視聴率も上昇するだろうか?