8歳、5歳、3歳、2歳の小さい子どもたちの育児に奮闘しているキム・カーダシアン(40)が、子どもたちに言うことを聞かせるために「ご褒美で釣るクセがある」と告白。ネット上では、子育て中の人から共感を集めている。
昨年、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、自宅のある米ロサンゼルス州でロックダウンが行われたため、家族だけの巣ごもり生活を経験したというキム。ハウススタッフやナニー(子守)に任せてきた家事や育児を一人でこなす傍ら、SNSに投稿した動画で「自分の時間がない」とぼやいたり、撮影中に口達者な長女ノースに乱入されて「はぁ〜」と深いため息をついたり、子育てに追われて余裕のない姿を見せ、親近感が湧くと大きな話題になった。
そんなキムが、米司会者エレン・デジェネレスの新ウェブシリーズ『Mom Confessions(ママの告白)』に出演。投げかけられた質問に端的に答えた。
飾らない等身大の姿を見せるリアリティ番組スターとして億万長者にのし上がったキムは、「あなたの親として最大の失敗は?」という答えたくないような質問にも、「簡単に屈してしまうことかな。時々だけどね」と、子どもたちの要求に負けて、言いなりになってしまうことだと即答。「あと賄賂ね」と付け加え、すぐに「“ご褒美”のことよ」と言い直した。
子どもに言うことを聞かせるために、やむなく「ご褒美をあげるから」と物で釣るのは万国共通。しかしアメリカの子育て専門家たちは、子どもの価値観や認識に大きな影響を与え、「ご褒美をくれないなら、言われたことをしない」子どもになる可能性があると指摘。これは深刻な弊害だと警鐘を鳴らす専門家もおり、ネット上でもたびたび「そもそも“行儀のいい子”をよしとするのは親の都合」「いや、わがままな子が育つ」と賛否両論が巻き起こるトピックでもある。
今回、キムは批判を覚悟の上で、物で釣り、子どもの好きなようにさせてしまうことを告白。いい親ぶらず、正直に答えたことがネット上では大好評で、「わかる!仕方ないよね」「めちゃくちゃ共感できる!」という意見が多数を占めた。
ほかにも、キムは「子どもにはうそをつかないようにしている」「初めの頃はよくうそをついていたの。子どもたちを外に連れ出す時や、プレイデート(子どもが友人と遊びに行く約束)とかに行ってもらいたい時とかに。でも、すぐにうそをついても効果ないと気づいて……。だったら子どもには正直でありたいと思うようになった」と、親として成長しているエピソードを披露。
子どもたちにせがまれ、Roblox(ロブロックス)というゲームをやるようになったり、反抗した長女ノースから、「ママの家ってマジ、キモい。真っ白すぎ。誰がこんな家に住むのよ!」と生意気な口調で意地悪を言われてカチンときたりといった、“子持ちあるある”も披露した。
14年間続いたリアリティ番組『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』で、子どもたちがすくすく成長する姿を見てきたファンからは、「親が超有名セレブなのにスレてないし、とても子どもらしい」「ノースはキムにとって耳が痛いことばかり言うけど、小さい子あるあるだし」「キムは親として本当によくやっている」と称賛の声も上がっている。
キムだが、10月9日に放送された米国民的お笑い番組『サタデー・ナイト・ライブ』でゲスト司会を務め、「コメディアンとしてもいける!」と高く評価されたばかり。多彩なスーパーウーマンを母親に持つ子どもたちが、今後どう成長していくのか。実に楽しみだ。