婚約内定会見から約4年……ついに結婚することとなった秋篠宮家の長女・眞子さまと小室圭さん。10月26日に婚姻届を提出したうえで、同日、都内のホテルで会見を行う見通しだ。
いよいよ大きな節目をお迎えになられる眞子さまだが、結婚の正式発表と同時に複雑性PTSD(心的外傷後ストレス障害)の状態にあると公表。理由について宮内庁は「眞子さま自身とご家族、相手、相手家族への誹謗中傷が続き、眞子さまのトラウマになり、複雑性PTSDになるほどの苦痛を感じられている」と説明しているが、眞子さまに多大なご負担がかかることも予想される会見は、一体どんな内容になるのだろうか。皇室ウォッチャーX氏に予想してもらった。
小室さんは「いろいろな意味で大人になった」
――小室さんが9月27日、約3年ぶりにアメリカから帰国すると、成田空港にはマスコミが殺到。世間では長髪姿が話題になりましたが、あの姿に何を思いましたか?
皇室ウォッチャーX氏(以下、X) 大人の顔つきになったなと感じました。彼がニューヨーク州にある「フォーダム大学ロースクール」への留学のため渡米したのが3年前、まだ26歳のころでしたから。先月、フジテレビが現地でPCR検査終わりの小室さんを独占直撃した際、ロン毛を後ろで束ねるポニーテール姿に衝撃を受けました。ただ、よく考えれば彼はもう30歳ですし、アメリカで3年間暮らしているのだから、顔つきや髪形も変わるものですよね。ただ、渡米前は報道陣に対して、もっと表情が柔らかいままでお辞儀をしていましたが、今回映し出された小室さんの表情は固く、疲労が感じられましたね。いろいろな意味で、大人になったのかなと思います。
――眞子さまが複雑性PTSDの状態にあると公表されました。今月26日に会見を開くことで、症状悪化の懸念もありますし、会場周辺で結婚反対デモが行われることも予想されます。そこまでして会見という形にこだわる必要はあるのか……という疑問がよぎってしまうのですが、例えば国民に向けて映像などでコメントを発表するという形では難しいのでしょうか。
X 眞子さまと小室さんのおふたりでビデオメッセージという手もなくはないですが、それだと事前に用意した台本をただ読むだけとなって、国民の心に思いが届きにくい恐れがあります。秋篠宮さまも昨年の会見で「今までの経緯をきちんと話すべき」とおっしゃっておられるのは、皇室の方々が大切にされてきた場である記者会見を指しているのだと思います。
さらに、今回は婚姻届提出後の会見のようですが、もしビデオメッセージにした場合、稼働するのは宮内庁であり、皇室を離れ民間人となった眞子さまの映像をNHKなどの放送局に流してもらうことは、ルール上難しいと考えます。眞子さまはPTSDと診断されて、記者を前にしての会見はつらいと思いますが、1人でも多くの国民にご自身の結婚を祝福してもらうため、最後の試練として頑張っていただきたいです。
――このタイミングで複雑性PTSDを公表されたことに対し、「批判をかわすための言論封殺の口実ではないのか」と厳しい言葉で報じる一部マスコミも見られます。実際、病状を公表による影響はあると思いますか?
X 会見がどんな形式で行われるかはまだわかりませんが、もし記者から質問できる形であれば、問う中身は当たり障りのないものになるでしょう。おそらくテレビ局や新聞社が所属している記者クラブから数問出る程度だと思いますが、彼らは眞子さまの病状のこともあるので“忖度”した質問をするしかない。小室家や眞子さまの私的なことに深入りするような質問をして、皇室の方々や宮内庁から嫌われてしまえば、今後の取材活動に支障が出るリスクがありますから。
加えて、PTSDの公表以降、少なからずおふたりに対する報道が柔らかくなった気がします。世論に「マスコミのせいで眞子さまがPTSDになった」という声があるほか、過去には美智子さまや雅子さまがメンタルのご病気になってしまった例も存在しますので、どうしても筆を緩めざるを得ない状況なのだと思います。
――先日、小室家側の代理人を務める上芝直史弁護士が、「元婚約者との金銭トラブルに関する話し合いは母親ではなく、圭さんが行う」と一部メディアを通して公表しました。会見で、小室さんの口から金銭トラブルに関する発言はあるでしょうか。
X 金銭トラブルに関する発言は、多少なりともあると思います。ただ、まだトラブルは解決していないようなので、詳細については語られないのでは? 「まだ話し合いの途中ですが、相手側に納得してもらえるように今後も引き続き努力します」など、これまでと同じようなことしか話さないかと。
というのも、今年4月に金銭トラブルの経緯や認識を詳細に記した28ページにも及ぶ文書を公表したことから、小室さんとしては「すべて説明はしている」という認識でしょう。そもそも母親のトラブルなので、自分が話し合いを行うといっても、彼はあくまで母親の代理としてテーブルにつくわけですから。簡単な言葉になりそうですが、できる限りの誠意を感じさせてほしいですね。
――婚約内定会見から約4年の間、さまざまな報道がありました。今となっては、もっと早く結婚を強行していたほうが、眞子さまや皇室にとってのご負担も少なかったのではないかと思わずにはいられません。
X 本当にそう思います。2018年2月に婚約が延期となった際、宮内庁は「20年に延期する」と発表しました。しかし、小室家の金銭トラブルが解決するどころか、説明責任を果たさない親子に国民からの批判は目も当てられないほど増大。トラブル解決が婚約の条件でしたが、できずに再延期……、そして新型コロナが世界的に流行して国民が困難を強いられている状況も重なり、結果的に婚約内定会見から4年の月日が経過してしまいました。
その間に秋篠宮家へのバッシングも巻き起こってしまい、皇室へのダメージが大きくなった。再延期はせずに20年に結婚を無理やりにでも強行していたほうが、皇室にとっては得策だったかもしれません。あくまで結果論ですけどね……。やはり根本には、小室さん親子がトラブルを早期に解決させるために動かなかったことがあると思いますよ。