小室哲哉が在籍する音楽ユニット・TM NETWORKが、10月1日に「再起動」を発表した。小室といえば、2018年1月発売の「週刊文春」(文藝春秋)で不倫を報じられた後、音楽活動引退を宣言していたが、「しれっと活動再開しており、ネット上でも大いにあきれられている」(芸能ライター)ようだ。
小室と宇都宮隆、木根尚登で活動してきたTM NETWORKだが、15年以降はライブ公演が行われていなかった。
「そんな中、小室は18年1月に不倫を報じられ、涙ながらに引退会見を行いましたが、その後も、乃木坂46が20年7月に配信した『Route 246』の作曲を手がけたり、同12月放送のラジオ番組『TM NETWORK SF Rock Station 2020』(東海ラジオ)に宇都、木根とともに出演したりしていました。そして今月1日、TM NETWORKは本格的に『再起動』すると発表があり、小室も自身のインスタグラムに『今しばらく音楽をやらせて下さい。音楽で働かせて下さい』などという直筆メッセージを掲載。10日には東京・六本木ヒルズアリーナのイベント『J-WAVE INNOVATION WORLD FESTA 2021 supported by CHINTAI』に小室単独で出演し、ライブパフォーマンスを行いました」(同)
小室やTM NETWORKファンからは喜びの声が寄せられているものの、それ以外のネットユーザーの間では「小室は引退したんじゃないの?」「泣いて引退宣言してたのは、一体何だったのか……」などと言われている。
「芸能人が引退を宣言した後、それを撤回して活動再開、もしくは継続するといったケースは、これまでにも結構ありました。たとえば、歌手でタレントのmisonoは、13年に出演したバラエティー番組で“30歳で引退する”と宣言したことが報じられ、30歳の誕生日を迎えた14年10月13日には『家-ウチ- ※アルバムが1万枚売れなかったらmisonoはもうCDを発売することができません。』というオリジナルアルバムをリリース。しかし、1万枚は売れなかったようで、misonoはこれ以降CDを発売していませんが、タレント活動は継続しているため、ネット上で『辞めるんじゃなかったの?』『辞めるって言ってCD売上伸ばそうとした?』などとバッシングされていました」(スポーツ紙記者)
15年には、お笑いタレント・有吉弘行がラジオ番組『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』(JFN)で、misonoについて「引退詐欺」だと批判したことも。ただ、misono本人は16年に『じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~』(テレビ東京)に出演した際、“30歳まで芸能活動をできると思っていない”という意味で語ったことが、“30歳で引退”と報じられてしまった……と釈明していた。
「これと少し似ているのが、フリーアナウンサー・小林麻耶の引退および引退撤回騒動。麻耶は17年6月に妹の小林麻央さんを亡くし、18年7月に整体師のあきら。こと國光吟氏と結婚すると、同8月にそれまで所属していたセント・フォースを退所して芸能界から引退しましたが、19年5月30日には夫婦で『直撃!シンソウ坂上』(フジテレビ系)に登場。麻耶は、麻央さんの闘病中からマスコミに追われ続け、あきら。までマスコミに狙われるようになったことで芸能界から離れた……などと説明しました」(同)
さらに番組放送翌日、麻耶は自身のブログで「体調の為、事務所を辞めました」「その後、引退報道が流れました。なんで引退になってしまっているのだろうと思いました」「記者に追われ、怒りに任せ引退しているのでとブログで書いてしまいました」(すべて原文ママ)と、主張。
「つまり、麻耶も“本当は引退するつもりなどなかった”ということのようですが、一部ネット上には『自分で引退宣言したことに変わりはないのに』『何もかもマスコミのせいなの?』などと疑問の声も。そんな麻耶は現在、あきら。との離婚危機も報じられており、ファンを心配させています」(同)
一方、引退宣言からの撤回宣言でネットユーザーを困惑させたのは、お笑いタレントや俳優として活動する星田英利(元ほっしゃん。)である。
「星田は16年12月6日、自身のインスグラムに『デビューからお世話になった大先輩方々を裏切る、っていうか、お世話になり過ぎて、その方々にご相談できへんかったけど、年内の引退を夏からずっと会社と相談してて、そうしようかなと思います』と投稿したものの、星田はこの投稿を削除した上で、同日夜に『心配かけてすみません。いろいろ考えましたが、続けさせてもらおうと思います。ひたむきに頑張ります』と、速攻で引退を撤回。ネット上ではあっけにとられる人や、『お騒がせで話題作り?』『“かまってちゃん”なの?』などと批判する人もみられました」(前出・ライター)
ちなみに星田は、同月22日放送の『バイキング』(フジテレビ系)に生出演した際、引退を考えていたことは事実だが、「突っ走ってしまった」と謝罪している。人間、考えが変わることもあるとはいえ、世間からのバッシングにつながる可能性もあるだけに、引退宣言は慎重に行ったほうがよさそうだ。