毎年3月上旬に発売される「ジャニーズ事務所公認カレンダー」。2022年度版の目玉となっているのは、「11月にCDデビューを控えるなにわ男子」(スポーツ紙記者)だという。すでにグループ人気は絶大で、売り上げもトップを狙えそうな勢いだが、「版元となるのは、またしてもあの出版社」(同)と目されているようだ。
ジャニーズカレンダーは毎年、業界関係者だけでなくジャニーズファンも「どのグループのカレンダーが、どの出版社から発売されるか」に注目している。
「カレンダーは基本的に予約必須の受注生産のため、各グループの人気のバロメーターになると同時に、相当な売り上げが確約される。また、ジャニーズサイドとしては、カレンダーの出版は、各社を懐柔してタレントのスクープ記事を差し止めることに絶大な効果があり、いわば“アメとムチ”を使い分けている状態。実際に、カレンダー出版によって封じ込められた所属タレントのスキャンダルが、複数存在すると言われています」(出版関係者)
なお、カレンダーの予約数に関しては、「基本的には直近にデビューしたグループが、一番多い傾向にある」(同)というが、そんな中でデビュー直後のなにわ男子のカレンダーを獲得したのは、新潮社なのだという。
「同社は近年、最もジャニーズ事務所との距離が近い出版社と言われています。同社の週刊誌『週刊新潮』はSMAP解散騒動など、ジャニーズのスキャンダルを連発した媒体ですが、19年~20年版よりカレンダー制作のレギュラー出版社に加わりました。担当グループは2年連続でKing&Prince、最新作は最も売り上げが多かったとされるSnow Manです。現在『週刊新潮』誌面には、ジャニーズタレントのネガティブ記事はまったく掲載されなくなりました」(芸能ライター)
同じく昨年“新規参入”して話題となった主婦と生活社は、2年連続でジャニーズWESTを担当するとか。
「同社は『週刊女性』の版元。90年代にはカレンダーも販売していましたが、その後ジャニーズとの関係が悪化し、しばらく“出禁”状態に。昨年、ようやく雪解けとなったわけですが、カレンダーの発売前に同誌の広告ページで宣伝した際に、メンバーの藤井流星と小瀧望の名前を取り間違えるというあり得ないミスが発生。今回もWESTということで、汚名返上の機会を与えられたのかもしれません」(前出・記者)
各出版社とジャニーズをめぐる水面下での駆け引きに思いを馳せながら、公式発表を待ちたい。