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「ジャニーズ事務所公認カレンダー」売り上げに注目集まる中、「an・an」部数ランキングは? 最も売れてないのは……意外な結果に!

 秋の訪れを感じる10月中旬の時期、ジャニーズファンや業界関係者の間で話題になるのが「ジャニーズ事務所公認カレンダー」。毎年3月に発売されているが、今年は10月20日に各出版社から予約開始時期のアナウンスが行われており、ネット上には早くもその内容に期待の声が寄せられている。

 カレンダーのラインナップは、デビュー組であるHey!Say!JUMP、Sexy Zoneをはじめ、ジャニーズJr.も東京と関西でそれぞれ展開。昨年度からはSnow Man、SixTONESがデビュー組に加わり、さらに今年度は、11月12日にデビューを控えるなにわ男子も入った、全10種が販売となる。

 グループ単位で同時発売となると、ファンが気にするのは“売り上げ”だろう。発売後にオリコンのサイト上で「グッズ・マルチメディア書籍」のウィークリーランキングが発表されることもあり、上位を目指して複数買いするファンも少なくないようだ。

 同じように、ファンが販売部数を気にするものといえば「an・an」(マガジンハウス)が挙げられる。ジャニーズタレントが表紙を飾る機会も多い同誌だが、2019年に発売かつ、ジャニーズタレントが表紙を飾った号のうち、売り上げが好調だったものは……?  最も売れた&売れなかったのは誰なのか、意外な結果をお伝えする。
(編集部)


 出版業界を行き来するフリーの編集者が「an・an」(マガジンハウス)のジャニーズ表紙売り上げ部数を独自に入手! 1年間で一番売れたのは、やっぱりアノ人!?

 1970年に創刊号が発売され、今年3月で50周年を迎えたばかりの女性向けカルチャー誌「an・an」(マガジンハウス)。この雑誌が長く叫ばれ続ける出版不況を生き抜いてこられたのは、ひとえに、女性の生き方に寄り添ったライフスタイルの提案し続けててきたから……というのは、まあ半分くらいはそうかもしれない。しかし、もう半分の理由は至ってシンプルに「ほぼジャニーズ雑誌」だから。実は昨年刊行された「an・an」全49刊のうち、24刊というほぼ半数がジャニーズのタレントの表紙で占められていたのだ。

 ジャニーズのタレントは無料で読めるウェブメディアへの露出も少ない、さらに購買意欲の旺盛なファンが付いていることも周知の事実。この権威に、不況の雑誌業界が頼りたくなるのは想像に難くないわけで、「an・an」といえば、「セックス特集と占い特集しか売れてない」なんてうわさされていた時期もあったりしたので、編集部がジャニーズ表紙に期待をかける部分もそれはそれは大きいのではないか……と推測する。

 そこで今回は、大手書店の売り上げデータを独自に入手。昨年1年間の「an・an」における「ジャニーズ表紙」の売り上げをランキング化してみた。もちろん、今どきAmazonほかネット書店を利用する人のほうが大半だろうし、日本にある全ての本屋の売り上げ数ではないこと。さらに、刊行の時期や特集企画内容も当然売り上げに影響することを先に断っておきたい。今回のランキングはあくまで“参考程度”に捉えてほしい。

【1位】平野紫耀(2019.9.4 No.2166)約5300部
【2位】木村拓哉(2019.1.9 No.2134)約4600部
【3位】松本潤(2019.7.10 No.2159)約4100部
【4位】SnowMan(2019.6.26 No.2157)約3200部
【5位】King&Prince(2019.6.19 No.2156)約2550部
【6位】ジャニーズWEST(2019.7.17 No.2148)約2400部
【7位】佐藤勝利&髙橋海人(2019.10.30 No.2174)約2200部
【8位】KAT-TUN(2019.2.20 No.2140)約1800部
【8位】関ジャニ∞(2019.11.27 No2178)約1800部
【10位】嵐(2019.12.25 No2182)約1600部

 昨年9月公開の、主演映画『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』のプロモーション時に、怒涛の表紙ラッシュを飾った平野紫耀が、「anan」の売り上げでもトップに躍り出た。平野は同じ時期に30誌以上の雑誌の表紙を飾り、その多くに重版がかかったというから、出版業界においてもバケモノ級の訴求力を持っていると言えるだろう。また、グループ表紙よりも個人の表紙のほうが売り上げが良い点も非常に興味深いところだ。

 さらに、ジャニーズと競合するであろうK-POPアイドルからの刺客・BTS(防弾少年団)が表紙の「No.2158」号は5000部弱を売り上げ平野紫耀に肉薄し、2位の木村拓哉を僅差で上回る結果になったことも付け加えておきたい。やはり韓国のアイドルも根強い人気を保ち続けているのだろう。ちなみにジャニーズ表紙の最下位はSixTONES(2019.12.11 No.2180)で、約900部。この号に関しては、「緊急重版がかかった」という報道もあったが……当該書店の売り上げは芳しくなかったようだ。

※2020年3月23日初出の記事に追記、編集を加えています。

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