女優・清野菜名が主演する連続ドラマ『婚姻届に判を捺しただけですが』(TBS系、以下『ハンオシ』)が10月19日に放送を開始。彼女にとって、プライム帯では初の単独主演作であるだけに、ストーリー展開はもろん、視聴率の推移にも注目が集まるが、「ドラマより、清野のファースト写真集の売れ行きのほうが心配されている」(スポーツ紙記者)という。
『ハンオシ』は、漫画家・有生青春(ゆき・あおはる)氏の同名漫画(祥伝社)の実写化作品で、同じTBSの「火曜ドラマ」枠で放送された『逃げるは恥だが役に立つ』(2016年10月期、以下『逃げ恥』)や『恋はつづくよどこまでも』(20年1月期、以下『恋つづ』)を手掛けたスタッフがプロデュースや演出を担当。“お一人さま”を満喫していた主人公・明葉(清野)と、とある理由から既婚者の肩書を得たい柊(坂口健太郎)が偽装結婚するというラブコメディで、19日放送の初回世帯平均視聴率は、9.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、まずまずのスタートを切った。
そんな本作で主演を務める清野は、初回放送5日前の14日に27歳の誕生日を迎え、同日に写真集『清野菜名 1st Photo BOOK 「セイノート」』(ワニブックス)を発売。主演ドラマに単独写真集と、順調な芸能活動を展開しているように見えるが……。
「オリコンが発表した25日付の『週間写真集ランキング』(集計期間:21年10月11~17日)によると、『セイノート』は初登場5位、売り上げ部数は1,673部という低空発進となりました。ネット上には購入者によるレビューも書き込まれており、男性ファンからと思われる『露出が中途半端で物足りない』『期待しないほうがいい』といった辛口評価が目立ちます。また、そこまで女性ファンがついているイメージもないので、ここから売り上げを伸ばすのは、なかなか難しいでしょう」(同)
私生活では、昨年6月にジャニーズ事務所に所属する俳優・生田斗真と結婚した清野。そのため、今回の写真集は誕生日かつ新婚を記念した、本人にとっては夫特別な1冊だったはずだ。
「しかし、“ジャニーズタレントの妻”である以上、その肩書をメディアで利用することは“タブー”とされていますから、当然、夫の存在や結婚に絡めて宣伝をすることはできません。また、新型コロナウイルス感染拡大への懸念から、今は発売記念イベントなども開催しづらい状況。実際、写真集の購入者を対象に開催が予定されていた『1対1オンライン個別トーク会』や『プレミアムトークイベント』の無期限延期が発表されています。そもそも、写真集発売に際し、大々的なPRをしているわけでもないので、厳しい売り上げとなってしまったようです」(同)
『逃げ恥』や『恋つづ』は、主人公の恋の結末に注目が集まり、回を重ねるごとに視聴率を伸ばしていった。同じく“胸キュン”ドラマの『ハンオシ』も、今後の伸びしろに期待がかかるだけに、ひっそり発売されていた『セイノート』も、相乗効果による売り上げアップが期待できるかもしれない。