• 日. 12月 22nd, 2024

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「本当に嘆かわしい」宮内庁のあり得ない失態……眞子さま&小室圭さんに「まるで手放し」の姿勢が問題だった

「皇族はスーパースター」と語る歴史エッセイストの堀江宏樹さんに、歴史に眠る破天荒な「皇族」エピソードを教えてもらいます!

――2017年に眞子さまのご婚約内定が報じられてから現在まで、宮内庁の一連の対応は、過去の結婚発表の事例に鑑みてどうでしたか?

堀江宏樹氏(以下、堀江) 眞子さまの件では問題だらけのように感じます。宮内庁のお役人がたが本当の意味で、なすべきお仕事をしてくださったのかが私には疑問です。

 具体的には、眞子さまからご意向をきっちりヒアリングして、「世間に理解してもらうためには……」という道筋をちゃんとご提案するのがお仕事かと思われます。ところが、現在のお役人がたの姿勢を見ていると、「眞子さまがそうお望みだったので、われわれはそれを叶えて差し上げただけ」的な、実に冷淡で事務的、または杓子定規な対応だけのような気がしてなりません。

――眞子さまの私生活についてのことだから、役人としては触れるべきではない、というような?

堀江 そうですね。キャリアのお役人が、世情がまったく理解できていないのかな? と思えることも増えました。昭和時代の入江(相政)侍従長は、当時の記事などを見ると出しゃばりすぎかなと思えるところはあるにせよ、世間が求める皇室のイメージに沿った、的確なメッセージを出せていたような気はしますよ。

 少なくとも入江氏ほどに世慣れた方が、秋篠宮家の側近にまったくいらっしゃらない印象があり、非常に残念です。結局、どういう印象を世間に与えるかについては、それを「どう伝えるか」によって決定しますよね。婚約発表時、20代中盤だった眞子さまのご意向だけでは、不十分なところがあれば、宮内庁のお役人が、眞子さまの身近な年長者としてアドバイスさしあげる必要があったのだと思います。

――入江侍従長のような優秀なスポークスパーソンがいれば、たしかに違ったような気もします。

堀江 眞子さまご自身にも、歴史や伝統に対する認識の問題を指摘せざるを得ない部分がありました。眞子さまはイギリスに留学して、2016年1月には「博物館学」の修士号まで取得なさった方にもかかわらず、伝統的な価値観にはなぜか、ご関心が低いようですね。先日の宮中三殿へドレス姿でのご参拝の件もそうでした。

 しかし、そのような場合も宮内庁が眞子さま、あるいは小室さんのセーフティーネットとして、お二人の印象や評価を貶めないようにご注意するべきだったのです。

――しかし、それはなかったようですね。

堀江 例の金銭問題の釈明文書でも、眞子さまご自身に対する謝罪はおろか、皇室の方々に対してご迷惑をおかけしたことを謝罪する一言が小室さんからはないのは、いかがなものでしょう。良識の持ち主なら一番最初に書き込むであろうコメントです。

 眞子さまの複雑性PTSD症状の公表についても、放任主義が過ぎると思われます。もうここは1日も早く小室さんと日本を出ていっていただき、嵐が収まるのを待つ以外に、宮内庁のお役人が好むような穏当な解決策はないようですが……。

 これまでの眞子さま、小室さんに共通するのは、間違えても決して謝らず、反省もせず、悔い改めないという印象の態度です。そして、それに対しても宮内庁が何らアドバイスできていない印象。これは本当に嘆かわしい。

――宮内庁も積極的に関わりたくない姿勢が見て取れますね……。

堀江 一時期までは西村泰彦宮内庁長官も、眞子さまの結婚問題に全面賛成とはいえない態度でしたよね。それが小室さんの金銭問題説明文書について「よくできている」と発言しはじめたころから、まるで手放しのようになってしまっている。

 眞子さまには一緒に旅行なさるほどに仲のよいお友達がおられたはずです。宮内庁が皇族の私生活は放任という姿勢なら、ご友人がたから、ご結婚問題についてアドバイスはなかったのでしょうか……。

 批判を鎮めたい眞子さまにとって、最大の切り札だった一時金のご辞退も、その方法が大問題でした。「巨額すぎるので、もともと辞退のご意向」だったと宮内庁から公表されていましたが、それは今後、ほかの女性皇族の人生にも影響を与えるお言葉でしょう? 本当にそういう意識がおありだったなら、皇族会議で審議を行ってもらえるよう、意思表示を早くからなさるべきだったのでは、と。

――今後の眞子さまは、元・皇女として品位を保つために与えられる一時金もなく、どんな生活を送ると思われますか? 過去には薄給のサラリーマンと結婚した内親王もおられます。内職をしたり特売品を購入する生活を送っておられたとか。

堀江 結婚後が、眞子さまには最大の試練になると思っています。

 一説に何千万円もの年収を小室さんは受け取る“予定”だといわれていますね。ここ最近のアメリカはごく一部の富裕層をのぞき、サラリーの上昇よりも極端な物価高が進み、ニューヨークはその煽りをいちばん受けているような街です。コロナ禍も相まって、”中流”の生活を失い、”下流”に没落した人々が、路上生活に加わる様子も頻繁に見られるようになりました。

 当地の物価は、日本人には異次元ですよ。とくに食費など生活費の高騰は凄まじいですね。この前も、ラーメン1杯数千円という報道を見ました。

――それは恐ろしい。食費は切り詰めるにも限界がありますよね。

堀江 20年ほど前の話ですけれど、ニューヨークのアッパーウェストサイドのアパルトマンにほんの少し滞在したことがあるのですが、いわゆる“コスパ”の概念がゼロの社会なんだと痛感することがありました。本当に安いものはまずくて悪く、すべては値段次第なのです。

 しかも値段次第とはいえ、高級レストランでさえ「これ、ケチャップだよね?」みたいなソースのかかった肉が出てきて驚愕したことがありました(笑)。ロンドンより、ニューヨークの食文化の貧しさはやばいレベルだと思います。

堀江 話がずれてしまいましたが、数千万円の年収を受け取れたところで、終身雇用がまったく約束されておらず、小室さんのような若手弁護士は、数年で3分の1にまで首を切られて減少してしまうそうです。もしくは、小室さんがお勤めの事務所は大手なみの給料を保証している新興事務所であり、そういうところだからこそ、“プリンセス・マコのフィアンセ”という経歴を高値で買ってくれたウラ事情も推察されます。

 だから、すぐには首切りとかそういうことにはならない可能性もあるとはいえ、銀行に就職してもすぐに辞めてしまった小室さんには根性が試される職場になるでしょうね。通常なら1日10時間以上の労働が課されるのもザラという過酷な環境で、それでいて異常な物価高の中、贅沢な生活には程遠いでしょうから。

――「女性セブン」21年10月21日号(小学館)では、小室さんが“宮内庁の海外生活支援申し出に「放っておいて下さい」の態度か”などと報じました。すでに好ましくない支援者を獲得しているのでは……と。

堀江 ほかに眞子さまが秋篠宮さまの御手元金からなんらかの援助を受け取られるといううわさも否定はできないかもしれません。ただ、私は結婚後の眞子さまのご活躍には期待しているのです。

――それとは?

堀江 眞子さまは主婦として小室さんの扶養家族に収まるというように語られることが多いのですが、それだけではもったいないですよね。国際経験も、教養もある若い眞子さまなのですから。そして、せっかくニューヨークで暮らすのですから、ひとりのキャリアウーマンとして活動なさるのが一番だと思います。

 皇族に生まれたからといって、皇族としての職務をプレッシャーにも負けず、完璧にこなせる方ばかりではないのですよね。そのシビアな現実を眞子様は残念ながら、一身に体現してしまったという印象があります。

 しかし、今後はほかのフィールドで輝いていただきたい。複雑性PTSDなどと公言してしまったので、アメリカでの就労ビザが下りにくい可能性が出てきましたが、小室さんの妻として家に閉じこもっているより、一人の女性として従来とは異なるような分野で華やかに活動し、実績もたたき出して、さすがは眞子さま! と我々を納得させてくださるようなご活躍を期待しています。

 それが、ご自身の結婚問題で大ダメージを与えてしまった秋篠宮家、ひいては日本の皇室に対する”つぐない”にもなるのではないでしょうか。間違えても、英王室から資金面での援助を受けながら、元ロイヤルファミリーの肩書でうさんくさいことを繰り返しているヘンリー&メーガンのような道は歩まないでいただきたい……。

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