10月26日に放送された、ジャニーズグループ・V6出演の特別番組『学校へ行こう!2021』(TBS系)が、ファンを中心に大好評を博している。V6は11月1日をもって解散するだけに、“最後の日”を目前に控え、グループの功績やメンバー間の絆にも、あらためて注目が集まっているようだ。しかし、同番組を巡っては、かつて「ジャニーズ事務所内でもタブー視されている、衝撃のトラブルが発生していた」(テレビ局関係者)という。
1997年10月から約11年間(2005年4月からは『学校へ行こう!MAX』に改題)にわたって放送された同番組。最後の放送となった今回は、V6のほか、渡辺満里奈や紗栄子、夏帆といった歴代のレギュラー陣が出演。名物コーナーの「B-RAP ハイスクール」や「東京ラブストーリー」からおなじみのキャラクターが次々と登場したほか、人気企画「未成年の主張」では、番組MCとして長年V6を見守ってきたみのもんたもサプライズ出演するなど、見どころ満載の内容となった。
一方のV6は、95年のCDデビュー以来、グループとしての活動はもちろん、「20th Century」「Coming Century」と2つのユニットに分かれて活動を行うほか、役者業や司会業など、それぞれの分野で個人活動を展開。そんな中、今年3月に、メンバー・森田剛の事務所退所と同時にグループを解散することを発表した。
デビューから誰一人メンバーが欠けていないことから、順風満帆に歩んできたようにも思えるV6だが、現在は役者としての活動がメインとなっている岡田准一は過去、インタビューで自身に「反抗期」があったことを明かしている。
「岡田はアイドルから役者へとステップアップしていく過程で、V6メンバーと『口を利かなくなった』というエピソードを、これまでにテレビ番組や雑誌で明かしており、ファンの間でも有名です。今となっては笑い話ですが、当時のグループは本当にピリピリした状況だったと、取材陣の間でも話題になっていました」(スポーツ紙記者)
なお、岡田はその期間を「25歳からの10年間」とも語っていたといい、ちょうど『学校へ行こう!』が『学校へ行こう!MAX』にリニューアルされた時期に「反抗期」が始まったとみられるが……。
「同時期に発生し、現在は伝説的に語られているのが、ジャニーズ事務所の“岡田贔屓”によって、メンバーとの関係性に亀裂を走らせたというエピソード。当時、確かに岡田はアイドル活動について否定的になっていて、『学校へ行こう』のロケをすっぽかすこともあったそう。そこで、メンバー内で緊急会議が開かれたというんです」(前出・関係者)
当時の岡田としては、『学校へ行こう』は「やりたくない仕事」だったようだが、当然ほかのメンバーたちはそれを許さなかった。
「とはいえ単にダメ出しするだけでなく、岡田の気持ちも汲んだ上で『それでもグループの一員としてやるべきことはやろう』と、諭すような話し合いだったとか。ところが、この話を聞いたマネジャーの藤島ジュリー景子氏(現・ジャニーズ事務所社長)は、『岡田は悪くない』とほかのメンバーたちを逆に注意したそうです」(同)
ジャニーズ事務所では近頃、現副社長の滝沢秀明氏が、「一部のグループやタレントを贔屓している」と、ファンから批判されるケースが相次いでいる。
「岡田が事務所のトップから優遇されているとあれば、当然、ほかのメンバーは反感を抱くでしょう。この時もし、岡田以外の5人が『大人の対応』を取っていなければ、V6はとっくに解散していたかもしれませんね」(同)
岡田の「反抗期」から15年が過ぎ、森田のジャニーズ退所によりV6が解散するとは、誰もが想像しなかった展開だろう。しかし、一切の不和を感じさせずに最後のグループ活動を行っている彼らには、やはり深い絆が存在しているといえそうだ。