不倫騒動により、事実上の活動休止状態が続いている声優・鈴木達央。ネット上にはファンを中心に、鈴木の現状や今後の活動を心配する声も寄せられているが、業界関係者によると「また一つ、降板が決まった作品がある」(テレビ局関係者)そうだ。
「これまでにアニメ『Free!』(TOKYO MXほか)シリーズや、『うたの☆プリンスさまっ♪』(同)シリーズに出演するなど、人気声優として活躍してきた鈴木は、2020年1月に歌手・LiSAと結婚。LiSAといえば、アニメ『鬼滅の刃』(同)第1期の主題歌『紅蓮華』の大ヒットで一躍有名になり、鈴木との結婚時にはアニメファンや業界関係者から祝福の声が多数寄せられました」(アニメ誌ライター)
しかし、鈴木は今年7月30日に配信されたニュースサイト「文春オンライン」の記事で、都内のスタジオに勤務する20代女性・A子さんとの不倫が発覚。2人は今年の春ごろから親密な関係になり、渋谷区内のシティホテルや鈴木の自宅などで密会を続けていたという。
「『文春』ではさらに、鈴木がA子さんとの交際中に『Free!』の新曲デモテープを聞かせていたことも明らかにされたため、ネット上には『不倫も最悪だけど、プロの声優としてのコンプライアンス違反も大問題』と、鈴木に対して批判の声が続出。ネット上は大炎上となりました。その後、8月4日にLiSAが『心身疲労の静養で一部活動を休止する』と発表し、鈴木も同じく『体調不良』を理由に活動を休止しています」(同)
当時、鈴木は4月から放送していたアニメ『東京リベンジャーズ』(テレビ東京系、以下『東リベ』)に、人気キャラの“ドラケン”こと宮寺堅役で出演していた。ネット上では、「不倫がチラついてアニメに集中できない」「キャラに罪はないから、降板はしないでほしい」とファンからさまざまな意見が上がっていた中、8月18日にはニュースサイト「NEWSポストセブン」が、不倫報道直後に鈴木が自殺未遂で救急搬送されていたと伝え、ファンはますます騒然となった。
「一方で、シリーズ最終章となる新作映画の公開を9月と来年4月に予定していた『Free!』の制作サイドは、この自殺未遂報道の翌日、公式サイト上で鈴木の起用継続を発表。ファンからは驚きの声と共に、鈴木の続投に安堵する声や、制作側への感謝が相次ぎました。また、同30日には鈴木が所属するアイムエンタープライズの公式サイト上に本人直筆の謝罪文が掲載され、事務所側も不倫騒動について謝罪しつつ、『しばらく活動を休止したことにより、本人の体調は回復してきております』『鈴木の回復具合を見極めながら、活動を再開させていただく予定です』と報告しています」(同)
ただ、10月1日放送のアニメ『ポケットモンスター』(テレビ東京系)では、これまで鈴木が演じていた人気キャラクター・キバナが登場した際、事前のアナウンスなく、声優が松岡禎丞へ変更されていた。また、鈴木本人のTwitter更新もストップしたままの状態で、仕事の告知などもされていない。
「体調面では、もう仕事復帰できそうなほど回復しつつあるといいますが、実は今後放送される『東リベ』の続編からも降板することが内定したそう。今月29日時点で、番組公式Twitterのキャスト情報にはまだ名前があるものの、まもなく削除される見込みです」(テレビ局関係者)
同31日には、主要キャストが出演するYouTube生配信が予定されており、アニメの重要なエピソード「血のハロウィン編」とリンクするハロウィン当日ということで、ネット上のファンは「アニメ2期の発表にピッタリなタイミング」「期待しかない」と声を上げているが、前出のテレビ局関係者は、「ここで続編の放送が情報解禁されるかは不明ながら、ドラケン役に関しては、別の声優が引き継ぐ方向で決まったようです」(同)と話す。
なお、鈴木側は活動休止を発表した際、出演が決定していたフル3DCGアニメ『ULTRAMAN』シーズン2(Netflix)の降板を申し入れていた。この時は“体調不良もあっての降板”だったが、『東リベ』は明らかに“スキャンダルの余波での降板”とみられ、不倫問題は声優の仕事にも影響することが証明されたようだ。