• Wed. Dec 1st, 2021

かまいたち、レギュラー16本で一極集中! 一方、「万能芸人」「もっと評価されていい」といわれる芸人は?

 かまいたちの勢いが止まらない。この秋に地上波のレギュラー番組が3本増えて、計16本もの番組を抱えているという。それに加えて、登録者数147万人(11月9日現在)のYouTubeチャンネル「ねおミルクボーイ」もほぼ2日に一度更新。さらには『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)や『アメトーーク!』(テレビ朝日系)といった番組にも頻繁にゲスト出演している。

 その原動力はやはり、これまでの下積み時代に味わった苦労と、仕事を失う危機感にあるのだろう。

「ただし過去、どんな売れっ子芸人も、これだけのレギュラーを持ち続けた前例はない。漫才ブームで一世を風靡したお笑いコンビ・B&Bは週19本という殺人的スケジュールをこなしていましたが、神経をすり減らしていったそうです。明石家さんまも週14本に1日2公演の舞台が20日続き、『3日くらい寝てない』とのちに振り返っています。またかつて『探偵!ナイトスクープ』(ABCテレビ)の探偵としても活躍していたタレント・立原啓裕も、関西ローカル中心にレギュラー16本を抱えて“日本一忙しいタレント”を名乗っていましたが、その後、体調を崩しています」(芸能ライター)

 そんな先駆者にレギュラー本数が並ぶほど、かまいたちに仕事が一極集中している状況だが、一方で「もっと評価されていい芸人」について、テレビマンに聞いてみた。まず、名前が挙がったのはアンガールズ・田中卓志。

「世間ではいまだに“キモい”というイメージが浸透していますが、彼はスタジオトークやロケなど、どのシチュエーションでも、きっちりポイントを押さえてくれる万能芸人。かまいたち・山内健司とは、これまで3回放送されてきた特別番組『千鳥の対決旅』(フジテレビ系)において、因縁の相手として“泥仕合”を毎度繰り広げています。芸人としては先輩である田中を、山内が見下すという設定で始まる、ガチ一歩手前のケンカが見ものです」(テレビ関係者)

 また金曜レギュラーとして出演中の『バイキングMORE』(フジテレビ系)では、同じく金曜に登板しているロンドンブーツ1号2号・田村淳や土田晃之の陰に隠れがちではあるが、コメンテーターとしてかなり的を射た発言も多いという。

 ネタ作りに関しても、能力は鈍っていないようだ。

「くりぃむしちゅー・有田哲平の『有田Pおもてなす』(NHK)では、毎回ゲストを笑いで“おもてなし”するため、それぞれの好みに合わせて、芸人がオリジナルネタを披露しています。そんな中で田中は、有田からの“むちゃぶり”に次々と応えて、完成度の高いコントを作ってくるので呼ばれる回数も多い」(放送作家)

 今年1月、お笑いのテクニックに興味があるというYouTuberのはじめしゃちょーがゲストで来た回では、大喜利やひな壇トークについて実演つきで解説。「わかりやすく、かつかなり踏み込んだテクニックを講義していました。おそらく『キングオブコント』(TBS系)の審査員を任せられても、かなり適切な論評をしてくるはず」(同)と、さらなる期待が寄せられた。ただ、惜しむらくは「どうしても“キモい”イメージが固定化されているため、真の評価につながっていない」(同)ことのようだ。

 そしてもう1人、意外な名前が挙がった。世間的にはチャラ男、または美容にこだわる芸人として知られている若手だ。

「EXIT・りんたろー。です。この1~2年の露出で鍛えられたのか、例えば『ホンマでっか!?TV』でのエピソードの放り込み方もうまく、明石家さんまを喜ばせています。また『THE 突破ファイル』(日本テレビ系)での何気ない一言も安定感がある。相方の兼近大樹が目立っているため、成長にあまり気づかれませんが、もっとさまざまな番組に出て他流試合を増やし、スキルを磨いていったほうがいいでしょう」(テレビ制作会社スタッフ)

 かまいたちに一極集中しているテレビ番組のキャスティング事情。田中、りんたろー。の今後にも期待したいところだ。
(後藤壮亮)