11月10日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)で、MCを務める極楽とんぼ・加藤浩次が“バラマキ”と批判されている給付金について言及し、話題を呼んでいる。
8日、自民党は公明党と議論し、18歳以下の子どもを対象に10万円相当の給付金を2回に分けて給付することで合意した。初回は年内に現金5万円、2度目は来春をめどに5万円相当のクーポンを支給するという。
番組コメンテーターの犬山紙子は、 「生活が苦しいのは子育て世帯だけではない」と主張。18歳以下への給付金に加え、住民税が非課税となる低所得世帯に一律10万円の給付も検討されているが、「その間でこぼれ落ちる単身世帯の困窮している方々へのケアもしてほしい」と求めた。
現在、自公の間にある方針の違いは「給付金を一律で給付するか、所得制限をつけるか」という部分。自民党は年収960万円以下に給付する所得制限つきの方針を示しているが、これについてスタジオで語られた後、加藤は「僕ね、ここまで説明してきて議論をもう一度戻したいんだけど」とした上で、「全部クーポンでいいじゃんと思うんですけど」と訴えた。
評論家の宮崎哲弥が「私もそう思います」と共感すると、加藤は続けて「物として何かを使うなら、僕はクーポンで全然いいじゃんって、僕は思うんだけど」とコメント。これに一児の母親である犬山が反論した。
「犬山は『クーポンがどの程度、使用用途が認められるのか?』と投げかけ、現金給付も必要と訴えました。『子どもを育てていると、こんな物が必要になるのかという物もある』ことから、『手っ取り早くすぐ使える現金は必要』と主張。すると加藤は、『(昨年)全員に10万円配ったときも、7割くらい貯蓄にまわってしまった部分がある。そこはどうお考えですか?』と質問し、『私はどちらかというと(所得関係なく)一律給付しちゃって、あとで税金で取り返すほうがいいんじゃないかなと感じています』と犬山は答えていました」(芸能ライター)
加藤の意見に対しSNS上からは、「全額クーポンの発言はないわ」「加藤浩次、全部クーポンがいいって言ってた。お金があるからそんなこと言うのかなぁと思ってしまった」「お金なくて困ってる人は、経済回したいなんて思わない」「クーポンがどこで使えるのかによる。スーパー等で使えなきゃ意味ない気がする」「クーポンで買い物しても、そのおつりで余った分は貯金するから結局一緒では?」といった批判が続出した。
一方で、「この番組に出てる人たちは年収960万円以上だから、関係ない話ですね」「話の中心がただの子育て支援になってる。コロナ困窮者をまず助けろよ」「本当に困ってる家庭には焼け石に水の金額」といった、冷静な声も見られた。
億超えの年収を叩き出しているといわれる加藤。視聴者からの意見をどう受け止めているのだろうか。
(村上春虎)