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Creepy Nuts・DJ松永は「世間への解像度が低すぎる」? バラエティ番組での発言に賛否!

 R-指定とDJ松永によるHIPHOPユニット・Creepy Nutsが、11月13日放送のバラエティ番組『マツコ会議』(日本テレビ系)に出演。DJ松永のある発言をめぐって、ネットが炎上状態となった。

 同番組では、MCのマツコ・デラックスとCreepy Nutsが“日本におけるHIPHOPの可能性”についてトーク。DJ松永は、2015年9月から20年7月まで放送されたMCバトル番組『フリースタイルダンジョン』(テレビ朝日系)をきっかけに、「暴力的なところとか、倫理的にアウトなところを許容する価値観が日本人と合わない」と感じたそう。続けて、「(『フリースタイルダンジョン』放送時に)男性が女性に言った言葉で、ミソジニーと言って炎上したわけですよ」と、男性ラッパーと女性ラッパーのMCバトルがネットで炎上した件を振り返った。

 その上で、「そういうのを見た時に、ここ止まりだな日本ではとか、HIPHOPでどこまで広がるべきなんだろうとか、これ以上日本で広まらないんじゃないかと思って」と発言。すると、マツコは「なんで、アメリカでHIPHOPが根付いているかっていうと、あれがリアルな人が相当数いるわけですよ」「(日本でも)不安感だったり、怒りだったりは以前よりも大きくなってきているから、それを乗せるにはHIPHOPがすごく適任だと思っている」と持論を展開し、「HIPHOPが(日本で)これ以上大きくならないっていうのは、違うと思う。それはなぜかというと、テレビだからダメなのよ」と問題点を力説した。

 これを聞いたDJ松永は「わかってくれすぎてうれしい」と感激し、思わず涙。マツコも涙を拭いながら、「涙出てきちゃった。難しいですよ、テレビでやるっていうのは」とテレビタレントとしての本音を明かしていた。

「そんな2人のやりとりに、ネット上には『感動しました』『DJ松永の真面目さ、熱さが伝わって良かった!』などと好意的な反応がある一方で、『ミソジニー発言で炎上する日本では、HIPHOPはこれ以上広まらない』といった主旨の発言をしたDJ松永について、『これが明らかなミソジニー発言なんだけど……』『アメリカでは日本以上に性差別や性的マイノリティへのヘイト発言が批判されているのに、それを知らないの?』『いつの時代のHIPHOPを語ってんだよ。世間への解像度が低すぎる』といった批判やツッコミが相次ぎました」(芸能ライター)

 なお、ネット上では、DJ松永が「男性が女性に言った言葉で、ミソジニーと言って炎上した」と振り返った『フリースタイルダンジョン』は「18年2月6日放送回のことではないか」言われている。この回では、男性ラッパー・呂布カルマが対戦相手の女性ラッパー・椿に対して「俺お前みたいにメンスのにおいしねぇけど」「ジェンダーのおばちゃん」などと発言し、ネット上で物議を醸した。

「DJ松永の発言が炎上したことで、椿は今月14日から15日にかけてTwitterを更新。『彼らのこと燃やしたいわけじゃないしぶっ叩かれろとか全然思ってない。ただ、私には怒る権利がある』とした上で、『他に色々ある中でわざわざミソジニー批判を例に出すくらい理解が乏しかったんやと思う』『涙流すくらい色々な痛みを知るなら、誰が踏み潰されることになるか。発言の意図よりも影響を考えてほしいと思います』などと、DJ松永に投げかけています」(同)

 この投稿について、ネット上では「『マツコ会議』は神回だと思ったけど、僕もこの発言だけは引っ掛かった」と椿に共感する声や、「Creepy Nutsは大好きだけど、TVの発言で引いちゃったのは事実」「自分の痛みには敏感なのに、人の痛みはわからない人なんだなと思った。松永さん好きだからこそ残念」など、落胆するCreepy Nutsファンも見受けられた。

 なお、Creepy Nutsは15日に『アフター6ジャンクション』(TBSラジオ)に生出演。ネット上では「『マツコ会議』の発言について説明してほしい」といった声もあったが、最後まで一切言及はなかった。なぜHIPHOPが「これ以上日本で広まらない」のか、まずCreepy Nutsが自身の言動を見直し、考えるべきかもしれない。

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