元KAT-TUNの田中聖が、11月20日にABEMA PPV ONLINE LIVE(有料ライブ)にて生配信される『朝倉未来にストリートファイトで勝ったら1000万円』に挑戦することが18日に明らかとなり、ネット上で不満の声が相次いでいる。
同企画は、格闘家でYouTuberとしても活躍する朝倉未来が、4人の挑戦者と衣服を着たままのストリートファイトを行い、「戦意喪失」「戦闘不能」「降参」のいずれかで勝敗が決定。挑戦者には、傷害罪での逮捕歴が10回を数える元暴走族・久保田覚氏、元モーニング娘。後藤真希の弟で元EE JUMPの後藤祐樹、Bigbangウェルター級の現役王者であるモハン・ドラゴンの3人が順次発表され、最後の1人が注目されていた。
「ABEMAのYouTubeで18日に配信された事前番組で、4人目の挑戦者が元KAT-TUNの田中聖であることが発表されました。現在、地元の千葉・柏を拠点にバンド活動を行っている田中ですが、小学生の頃に空手を習い、その後もカポエイラやシュートボクシングなどを“かじった”ことがあるそうです。ただ、本格的な格闘技の経験はなく、事前番組では田中がこの企画のために元総合格闘家・朴光哲の元で地獄のトレーニングを受けている姿や、あまりのハードさに嘔吐する様子などが放送されました」(芸能ライター)
また、今回公開された田中の紹介VTRでは、2017年5月に大麻取締法違反容疑で逮捕された東京・渋谷の路上を本人が訪れ、「手錠をかけられて、全部がなくなった」と当時を振り返ったほか、「ここからちゃんと這い上がりたい」「終わったままではいられない」「腐っても鯛でいたい」などと心境を語っている。
「同企画には600人を超える挑戦希望者から応募があったそうですが、久保田氏や後藤のオーディション映像が公開されているのに対し、田中のオーディション映像は今のところ公開されていません。本人もインタビューで『お話頂いて、すごく考えた』と語っており、自ら応募したのではなく、ABEMA側から出演オファーがあった可能性もありそうです」(同)
元ジャニーズアイドルである田中の参戦は、ネット上で大きな反響を呼んでいる。田中のやYouTubeにはファンから「心配な気持ちはあるけれど応援してます」「聖くんが輝く舞台がまた広がるんだね。チャンスだね! 強いとこ、見せてね!」とエールが寄せられているが、一方で格闘技ファンから「あぁ、4人目まで……勝って当たり前は面白くない」「今回は期待してのに……さすがに茶番すぎる」「格闘技ではなく、もはやバラエティ番組」「めっちゃ楽しみにしてたのに、知名度重視で一気につまらなくなった」「プロの格闘家に怪我させられないのはわかるけど、運営のチョイスが悪すぎる」と落胆の声も多い。
さらに、事前に公開されたオーディション映像には、いかにも強そうな参加希望者が大勢映っていたため、「あんなに強そうなのいっぱいいたのに、なんだったの? 芸能人とやるなら、オーディションやらなくてもよかったやん」「オーディションでヤバそうなのが大勢映ってただけに残念」「ちゃんと強そうなのたくさんいたし、オーディションした意味がわからん。朝倉はこんなんでええんか?」といった疑問の声も見られる。
なお、後藤の参戦が発表された際にも、「本人も勝てると思ってないだろ」「客寄せパンダか」と冷めた声が上がっていたが、まだ2人目の発表だったこともあり、田中ほどの物議は醸していなかった。
「20日の本番は3,000ABEMAコイン(3,600円)で視聴できますが、『有料でも見たい』という視聴者の多くは格闘技ファンでしょう。そのため、いくら田中や後藤に話題性があっても、2人を見たさに3,600円を払う人が多いとは思えません。本人も朝倉に本気で勝てるとは思っていないでしょうし、有料番組だからこそ、もう少し格闘技ファンをワクワクさせるような、ガチな人選でも良かったのでは」(同)
ジャニーズ時代から“チョイ悪”エピソードには事欠かないものの、けんかの腕前は未知数といえる田中。本人は「腕折れても、タップ(ギブアップ)はしない」と意気込んでいるが、果たして……。