11月19日、大みそかに放送される『第72回NHK紅白歌合戦』の出場歌手が明らかになった。ジャニーズ事務所からは関ジャニ∞、King&Prince、SixTONES、Snow Manに加えて、CDデビュー15周年を迎えたKAT-TUNが初出場。ネット上にはファンの祝福コメントがあふれているものの、他グループのジャニーズファンからは「今さらKAT-TUNが初出場?」「KAT-TUNはなんで選ばれたの?」などと疑問の声が続出。騒然としている。
今年は、関ジャニ∞(10回目)、King&Prince(4回目)、SixTONES(2回目)のほか、Snow ManとKAT-TUNが初登場。昨年1月、SixTONESとともに同時CDデビューしたSnow Manは同年末の『紅白』にも選出されていたが、メンバーの宮舘涼太が新型コロナウイルスに感染した影響で出場を辞退。今年、正式に初出場を果たす予定だ。一方、昨年まで4年連続で出場していたHey!Say!JUMPと、2年連続だったKis-My-Ft2は落選となった。
「キスマイは今年8月にデビュー10周年の節目を迎えましたし、現在はNHKのBSプレミアムで『ザ少年倶楽部プレミアム』のMCを担当しています。10周年やNHKとの関係性を踏まえて、キスマイの出場は固いとファンは思っていたようで、『キスマイは「少プレ」のMCやってるし、10周年だから大丈夫だと思ってたのに残念』『キスマイが落選するとかおかしくない? KAT-TUNが選ばれたのはもっとおかしい』『キスマイはなんでいないの? KAT-TUNが出るのは予想外すぎる』と驚いています」(ジャニーズに詳しい記者)
また、同じくデビュー10周年が経過したSexy Zoneや、個々の活躍が目覚ましいジャニーズWEST、11月12日にデビューしたなにわ男子の出場にも期待が集まっていたが、いずれも落選。そんな背景もあり、KAT-TUNの決定には、「『紅白』になんでKAT-TUN? KAT-TUNよりジャニーズWESTのほうが活躍してると思う」「KAT-TUNの出場はホントに謎。15周年という理由だとして、キスマイとかセクゾは10周年の節目に出られないんだ……」と、ジャニーズファンから率直な感想が漏れている。
KAT-TUNは、現在のメンバーである上田竜也、亀梨和也、中丸雄一に、赤西仁、田中聖、田口淳之介を加えた6人で結成され、06年3月に「Real Face」でCDデビュー。同作は初週に75.4万枚を売り上げ、当時、歴代ジャニーズのデビュー曲で売り上げ1位に輝いていた。
「『Real Face』は発売9週目で100万枚を突破するなど大ヒット。以降、メンバーの脱退や充電期間など紆余曲折を経て、現在は上田、亀梨、中丸の3人体制となっています。正直、デビュー当時の勢いと比べると失速した印象は否めないため、ジャニーズファンですら“なんで『紅白』にKAT-TUNなのか”といった気持ちを抱いたのでしょう。とはいえ、デビュー15周年の今年はシングル売り上げが好調でした。3月発売の『Roar』は初日に20万123枚をマーク。同作の5形態を購入した人のみが視聴できる生配信イベント『KAT-TUNデビュー15周年 前夜祭』を実施した効果が大きく、初週25.3万枚でした。シングルの初週売り上げで20万枚を超えたのは、10年11月発売の『CHANGE UR WORLD』以来、10年4カ月ぶりだったんです」(同)
さらに、今年9月発売の「We Just Go Hard feat. AK-69/EUPHORIA」は、初週20.5万枚と大台をキープ。デビュー15周年を記念し、グループ初のデジタル配信がスタートするなど、音楽面でも活躍した1年だった。
なお、メンバーの亀梨はNHKでドラマ『正義の天秤』(9月25日~10月23日放送)の主演を務めていた。同局への“貢献度”も評価されたのかもしれない。
KAT-TUNといえば、コンサートや民放の音楽特番でのド派手な特攻を取り入れた演出も見どころの一つ。そのため、「KAT-TUNは『紅白』でも特効を使ってほしい」「せっかくの『紅白』だから、KAT-TUNらしくド派手にお願いしたい」との声が続出している。当日は一体どんなステージを見せてくれるのだろうか?