盗撮者の増加が止まらない昨今だが、日本の近代文学者の中にも「のぞき見」に取り憑かれた江戸川乱歩や萩原朔太郎のような作家たちがいた──。『孤独な窃視者の夢想 日本近代文学のぞきからくり』(月曜社)を著した美学者の谷川渥に、なぜ「のぞき見る」想像力が近代に登場してきたのか、その問題は現代にどうつながっているのかを訊いた。
盗撮者の増加が止まらない昨今だが、日本の近代文学者の中にも「のぞき見」に取り憑かれた江戸川乱歩や萩原朔太郎のような作家たちがいた──。『孤独な窃視者の夢想 日本近代文学のぞきからくり』(月曜社)を著した美学者の谷川渥に、なぜ「のぞき見る」想像力が近代に登場してきたのか、その問題は現代にどうつながっているのかを訊いた。