4人組エアバンド「ゴールデンボンバー」のボーカル・鬼龍院翔が11月21日、ライブ配信サービス「ニコニコ生放送」の冠番組『鬼龍院翔の泥船放送室』に出演。バンドメンバー・歌広場淳の不倫騒動と、今後の活動について言及した。
鬼龍院は番組冒頭、「ファンの皆さん、うちのバンドのことで悲しい思いや不安な思いをさせてしまい、クリスマスライブに関してもなくしてしまいました。楽しみにしていてくれたファンの皆さんにご心配、ご迷惑をおかけしてしまい本当にすみません」と、12月23日に予定されていたライブ『ゴールデンボンバークリスマスライブ ~聖夜の幽漢脚(多分)~』が急きょ中止になったことに触れながら謝罪。グループ活動については「本当に今後のことが決まってなくてですね、新しいことがお伝えできない」と語った。
さらに、「いつだったっけ、二十歳からやってるんだっけ、ゴールデンボンバーを」「思えば僕の人生、ゴールデンボンバーに全部賭けてた、全額ベットしてたみたいな感じだったなあ」とバンド人生を振り返り、「今回こうなって、自分どうするべきかって思ったけども、やっぱり音楽でしか仕事してきたことないから、音楽は続けさせていただきたい」と現在の思いを語った。
歌広場の不倫は、11月11日発売の「週刊文春」(文藝春秋)で発覚。記事によると、2月に不倫相手・A子さんの妊娠が発覚するも、歌広場は認知を拒否して中絶を迫ったといい、A子さんは切迫流産の末、中絶に至ったそう。加えて18日発売の同誌は、歌広場が並行して複数の女性と交際していた過去や、A子さんとは別の女性を妊娠させていたことを報じた。
なお、鬼龍院も9月に一般女性との結婚を発表した直後、「文春」で10年間に及ぶ“二股交際”をスクープされており、今回の配信で「僕も2カ月前に記事になったことがあった中で、決して(歌広場に関して)強く言えたことじゃないのですが……」とアピールしていた。
■解散の可能性も? 「ゴールデンボンバーを見ても笑えなくなってしまいました」
「鬼龍院は配信中、さまざまな感情が込み上げたのか、話がまとまらない様子で、『あれ、頭の中で組み立ててたことが、あれ……』としどろもどろになる一幕も。また、未発表曲について語る場面では、『(リリースが)なくなるってことはないと思う』とファンを安心させながらも、『歌詞を変えなきゃいけないとかいうことも、あるのかなあ……』と不安げに語ったり、『MVか、何かしらの変化は……』と今後撮影されるかもしれないミュージックビデオにも変化が生じる可能性を示唆するなど、本人も同バンド史上最大のピンチに混乱している様子でした」(芸能ライター)
ネット上では、「こんなカタチで終わるなんてもったいないし、悲しい。どんな方向にいこうと、これからも応援してます」「金爆は心の支えなので、最善な方向に進むことを願ってます」と応援するファンが相次ぐ一方で、「音楽を続けたいのはわかるけど、今回のことに関しては相手の方、そして奥様の心のケアが最優先ではないでしょうか」「うぱ(歌広場の愛称)の報道がショックすぎて、もうゴールデンボンバーを見ても笑えなくなってしまいました。これまでの芸風でやっていくのは、正直難しいと思います」と厳しい書き込みも見られる。
「お笑い要素の強い同バンドですが、『もう笑えない』という意見も多く、当面の活動休止は免れない状況といえそう。最悪、解散の可能性もあるだけに、ファンも気が気でないようです」(同)
そんな中、一部では「広告起用がないことが唯一の救い」という意見も。同バンドといえば、12年の『第63回NHK紅白歌合戦』に初出場して以降、ソフトバンク、日本コカ・コーラ、JOYSOUND、森永製菓、本田技研工業など、大企業を中心に数々のイメージキャラクターを務めてきたが、近年は広告業界での需要が激減。現時点で契約期間が残っている企業の有無については不明だが、“限りなくゼロに近い状況”と見るファンは多い。
「『紅白』に連続出場していた12~15年をピークとして、以降は広告起用が減少。17年からCMキャラクターを務めていたラウンドワンも、昨年3月で契約を終了しています。もし、数年前に今回のような騒動が起きていたら、バンドに億単位の違約金が生じた可能性も」(同)
■過去には女性向け避妊具のイメージキャラクターに
また、同バンドは16~19年に避妊具ブランド「グラマラスバタフライ」のイメージキャラクターを務め、17年に都内で行われたイベントでは、歌広場が保健医“じゅんこ先生”に扮して「するときは安全に計画的にしなきゃダメよ。彼氏にこれをつけてもらいなさい」と同商品を掲げていた。また、19年には近畿大学で開催された同企業主催の学習型フォーラムイベントにも出演している。
「16年にも交際女性に中絶を迫っていたと『文春』に報じられた歌広場ですが、もしこれが避妊具メーカーとの契約期間中に発覚していたら、メーカーにとっても間違いないく大打撃となっていたでしょう」(同)
昨年、女優・唐田えりかとの不倫が発覚した俳優の東出昌大は、降板したCMの違約金が、3億円にものぼるともうわさされている。スキャンダルによる違約金でクビが回らなくなるタレントもいるが、ゴールデンボンバーは「不幸中の幸い」とも言うべきだろうか。