出場が有力視されていた歌手の辞退や視聴者離れなど、さまざまなメディアでネガティブな情報が取り上げられている『第72回NHK紅白歌合戦』。紅組の出場歌手が22組の一方、白組は21組しか発表されておらず、空いた1枠を誰が埋めるのか、業界内外から注目が集まっているものの、11月中旬頃から一部関係者の間でささやかれていた“木村拓哉の出演”は、「つい先日の発表によって、絶望視されるようになっている」(レコード会社関係者)のだとか。
今年、ジャニーズ事務所所属グループでは、関ジャニ∞、KAT-TUN、King&Prince、SixTONES、Snow Manの5組が出場を決めた。
「昨年はジャニーズから7組が出演していましたが、今年は2枠減り、2017年から4年連続出場していたHey!Say!JUMPと、19年から出演していたKis-My-Ft2が落選。ジャニーズサイドはこの結果を不服に思っているようです。今年は11月12日にCDデビューしたなにわ男子の出演もNHKにプッシュしていたといいますが、そんな中で“ダークホース”的な扱いとなっていたのが木村でした」(同)
SMAPが解散した16年以降、『紅白』から遠ざかっている木村だが、昨年1月にソロアルバム『Go with the Flow』を発売し、NHKの音楽番組『SONGS』にも出演。一部メディアではソロで『紅白』出場を果たす可能性があると伝えられていた。
「結果的に昨年の『紅白』に木村が出場することはありませんでしたが、来年1月には、明石家さんまが作詞を手掛けた新曲『Born ready』を収録したセカンドアルバム『Next Destination』のリリースが予定されており、NHKはこれに注目。今年の『紅白』に木村とさんまを出場させるプランが水面下で検討されていたとか。ところが、今月19日にNHKが今年の出場歌手を発表した翌日、毎年1月1日放送のさんまと木村の冠番組『さんタク』(フジテレビ系)で『Born ready』をテレビ初披露すると情報解禁されたため、木村が『紅白』で同楽曲を披露する可能性は消えました」(同)
さんまは過去数年間、NHKから『紅白』の出演オファーを受けていたといわれている。
「例年『紅白』の裏番組には、さんまと同じ吉本興業に所属するダウンタウンの『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)の特番『笑ってはいけない』シリーズが放送されていたため、さんまはずっと出演を辞退し続けていたそう。しかし、今年に限っては、『笑ってはいけない』の放送中止が発表されているだけに、NHKはさんまだけでなく、ダウンタウンにまで、『紅白』出演をオファーしていたという説まであった。木村とさんまがそろって出場すれば、空前の大ニュースとなるのは間違いありませんが、先の発表から、2人が『紅白』にサプライズ登場する可能性はかなり低いといえます」(テレビ局関係者)
それでも、木村がソロで出演する可能性は「まだ残されている」(同)とか。不在となった白組出場枠は、やはりジャニーズ枠となるのだろうか。