今年9月に批評家・杉田俊介さんの新刊『マジョリティ男性にとってまっとうさとは何か #MeTooに加われない男たち』(集英社)が刊行されました。近年、多数の関連書籍が出版され、議論が深まりつつある「男らしさ」ですが、本書は、自身の男性性や既得権、異性との向き合い方に戸惑う男性にとって、まず最初に手に取るべき一冊になっています。また、現在改めて注目され始めている「ケア」の可能性を、新旧・国を問わず様々な文学作品から探った英文学研究者・小川公代さんの新刊『ケアの倫理とエンパワメント』(講談社)が、今年8月に刊行されています。
そこでwezzyでは、各所で話題になっている書籍を出版されたお二人にご登壇いただき、「『男らしさ』とケア」をテーマにしたオンライントークイベントを開催することといたしました。私たちは、自己そして他者との関係に、どのように向き合っていけば良いのか。存分に話し合っていただきます。
小川公代×杉田俊介 オンライントークイベント「『男らしさ』とケア」
開催日:12月10日(金)
時間:19:00~20:30
料金:1500円(税込)
配信:Zoomウェビナー(PC、スマホ、タブレットから視聴できます)
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※ 誤ったご住所を記入された場合、決済が完了しないためイベントにご参加いただけません。ご注意ください。
※ イベントの録音・録画、撮影、アップロード、頒布は禁止いたします。
※ イベント終了後、アーカイブ動画を販売予定です。
※ contact@wezz-y.com よりイベント前日に視聴用URLをお送りさせていただきますので、メールが受信できるよう設定をお願いいたします。
※開演30分前までにURLが届かない場合はcontact@wezz-y.comのアドレスまでお問い合わせください。
小川公代
1972年和歌山県生まれ。上智大学外国語学部教授。ケンブリッジ大学政治社会学部卒。グラスゴー大学博士課程修了(Ph.D.)専門はロマン主義文学、および医学史。著書に、『文学とアダプテーション−−ヨーロッパの文化的変容』(共編者、春風社)、『ジェイン・オースティン研究の今』(共著、彩流社)、訳書に『エアスイミング』(シャーロット・ジョーンズ著、幻戯書房)、『肥満男子の身体表象』(共訳、サンダー・L・ギルマン著、法政大学出版局)などがある。
杉田俊介
1975年生まれ。批評家。自らのフリーター経験をもとに『フリーターにとって「自由」とは何か』(人文書院)を刊行するなど、ロスジェネ論壇に関わった。また20代後半より障害者ヘルパーに従事。著書に『非モテの品格 男にとって「弱さ」とは何か』(集英社新書)、『ジャパニメーションの成熟と喪失』(大月書店)、『長渕剛論−−歌え、歌い殺される明日まで』(毎日新聞出版)など。差別問題を考える雑誌『対抗言論』では編集委員を務める。
『ケアの倫理とエンパワメント』(講談社) 『マジョリティ男性にとってまっとうさとは何か #MeTooに加われない男たち』(集英社)