無印良品の「バターチキンカレー」といえば、2009年の発売以来、現在も無印の売り上げランキング(食品部門)でトップに君臨する大人気商品。ストックを常備しているというファンも多いのでは? 一方で、いまやバターチキンカレーはどのスーパーでも見かけるメジャーな食品。そこで、今回はスーパーのPBが発売している「バターチキンカレー」を食べ比べしてみました。
バターチキンカレーを食べ比べ!
今回食べ比べをしてみたのは、関東圏でメジャーなスーパーである、「イトーヨーカドー」「西友」「肉のハナマサ」がオリジナルのPB商品として展開している以下3種類です。
写真左から、このようなラインナップになっています。
・7プレミアム スパイス香るバターチキンカレー【イトーヨーカドー】
・鶏手羽元入りバターチキンカレー【肉のハナマサ】
・みなさまのお墨付き 完熟トマトとバターのコク バターチキンカレー【西友】
そして、ロピアのお惣菜「バターチキンカレー」も最後に取り上げています(レトルトではないので【番外編】として……)。
では最初に、各商品の値段や容量など基本スペックをチェックしていきましょう。
【イトーヨーカドー】7プレミアム スパイス香るバターチキンカレー321円(税込)/190g
まずは、イトーヨーカドーの「7プレミアム スパイス香るバターチキンカレー」1人前190g入り321円(税込、以下同)です。
要冷蔵でほか2品より賞味期限が短め。それゆえ、よりフレッシュな風味が楽しめるのではないかという期待が膨らみます。
レンジでそのまま温められるパッケージは手軽でいいですよね。
【肉のハナマサ】鶏手羽元入りバターチキンカレー321円(税込)/450g
次は、肉のハナマサ「鶏手羽元入りバターチキンカレー【肉のハナマサ】」2人前450g入り321円です。
なんと鳥手羽元がまるまる4本入っています! 骨付き肉はやはり出汁の旨味が違いますから、味への期待が高まります。
【西友】みなさまのお墨付き 完熟トマトとバターのコク バターチキンカレー 162円/180g
最後は、西友「みなさまのお墨付き 完熟トマトとバターのコク バターチキンカレー」1人前180g入り162円です。
「みなさまのお墨付き」のレトルトカレーは現在なんと17種類発売されており、この「完熟トマトとバターのコク バターチキンカレー」は人気NO.3でした。価格も無印のバターチキンカレーと比べると非常に安価で、さすが西友。
本商品はカレーシリーズのなかでも「辛さレベル」が5と最も高いレベルです。辛いもの好きとしては期待!
肉のハナマサが手羽4本でコスパ良し!
価格面と骨付き肉という点で、肉のハナマサがコスパ良し。肉屋のプライドを感じます。7プレミアムは、無印のバターチキンカレー(180gで税込み350円)を意識しているのでしょう、少々お高めです。西友の1食162円は、パッと見たときに手に取りやすいお手頃さがあります。
同じバターチキンカレーながら、「スパイス香る」「鳥手羽元入り」「完熟トマトとバターのコク」と、各ブランドごとにパッケージのアピールポイントも違うので比べがいがありそうです♪
それでは、お皿に盛り付けて、いざ実食!
トップバッターは、イトーヨーカドーの「7プレミアム スパイス香るバターチキンカレー」。バターチキンカレーらしいトロっとしたテクスチャーで、お皿に出した瞬間、スパイスの香りと同時にバターとココナッツミルクのこっくりとした甘い香りがします。
1口目は甘みが先に来て、2口目でスパイスの香りがきます。チキンが今回食べた3種類のなかでいちばんプリっとしていました!
ナンでもいただきます。クセもなく、ごはんでもナンでもバランス良く合います。辛さはあまりなく、子どももパクパク食べていました。個人的には甘みが強すぎると感じました。本場の、というより日本人の好みに合わせ、万人受けを狙ったバターチキンカレーといったところでしょうか。
ちなみに、7プレミアムの商品なので、セブンイレブンでも買うことができますよ。
スパイス感:★★☆☆☆
肉の大きさ:★★★☆☆
コスパ :★★☆☆☆
次にご紹介するのは、肉のハナマサ「鶏手羽元入りバターチキンカレー」。テクスチャーは、こちらもバターチキンカレーらしくトロみがあります。
お皿に注いだ瞬間、さわやかなスパイスの香りとカシューナッツのコクのある香りが! 香りだけでなく、味わいも本格的。生産国がタイということもあるためか、異国の風味を感じます。
なんと言っても、まるごと入った骨付きの鳥手羽元がインパクト大! スプーンで簡単にほぐれるホロホロ感。プリプリ感はイトーヨーカドーが勝りますが、食べ応えがあります。
食べやすいですが、辛さがじんわり。辛さがまったくダメなお子さんは要注意です。
より本場っぽい味わいなので、好みが分かれるかも?
こちらはごはんより、ナンのほうが好みでした!
スパイス感:★★★★☆
肉の大きさ:★★★★★
コスパ :★★★★★
最後に紹介するのは、西友「みなさまのお墨付き 完熟トマトとバターのコク バターチキンカレー」。「完熟トマト~」の名のとおり、開封直後トマトの香りが真っ先に香ってきました。色も3品のなかでいちばん赤いです。
テクスチャーはサラッとしています。具のチキンは小ぶりのひと口サイズ。
トマト感が強すぎる? と思いましたが、口に入れるとスッとスパイスが鼻を抜けます。辛さが最も強い5ということで、ヒーヒー言うほどではないですが、確実に辛いです。子どもはちょっときついかも。
正直、ほかの2品と比べるとバターチキンカレー感は薄めでしたが、サラッとスパイス感の強いカレーとしては非常に美味でした!
サラっとしているので、ナンよりごはんと相性よしでした。
スパイス感:★★★★★
肉の大きさ:★★☆☆☆
コスパ :★★★★☆
実は今回「バターチキンカレー」の食べ比べということで、どうしても一緒に食べてみたい商品がありました。
それが、大人気スーパー、ロピアの「インドの味!バターチキン風カレー」です。カテゴリとしては、これまでの3種とは異なりお惣菜になるので番外編としてご紹介します♪
ロピアのカレーがおいしいという評判は耳にしていましたが、ふたを開けた瞬間の香りは、インド料理屋さんの前を通りかかったときに漂ってくるあの香りそのもの!
しっかりしたスパイスの効いた味わいで、思わず「おいしい…!」と唸ってしまいました。
正直、「スーパーで買えるバターチキンカレー」という枠組みであればダントツなのでは……?
ロピアのカレーと言えば、隣に無造作に積まれているこの巨大なナンも忘れずに。
今回の食べ比べで大活躍してもらいました!
バターチキンカレーに個性あり
いかがでしたか? 同じ「バターチキンカレー」といえど、味わいはさまざまであることが印象的でした。食べ比べてみることで、その違いがより一層際立っていました。実は、この後無印のバターチキンカレーも改めて食べてみたのですが、これまた違う味わいで……。
ぜひみなさんもいろんなバターチキンカレーを試してマイベストを探してみてください!