9人組グローバルガールズグループ・NiziUのファーストアルバム『U』(11月24日発売)が12月6日付の「オリコン週間アルバムランキング」で初週売上17.9万枚を記録し、初登場1位を獲得。ネット上では、「NiziUの人気、すごい!」「正直、微妙な数字」などとさまざまな反応が寄せられている。
同アルバムは、過去に発売されたシングル曲やリード曲「Chopstick」のほか、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンとのコラボソング「FESTA」、バンダイ「たまごっちスマート」CMソングの「Wonder Dream」、ロハス製薬「ALFACE+」CMソングの「Twinkle Twinkle」、コーセー「ヴィセ」CMソングの「9 colors」など、タイアップ曲も多く収録されている。
ニュースサイト「オリコンニュース」によると、ファーストアルバムでの“初週10万枚超え”は、女性アーティストでは“今年度初”とのこと。この快挙に、ネット上のファンからは「1位おめでとう! 素敵なアルバムをありがとう」「初週で15万枚超えちゃうなんて、NiziUの勢いすごすぎ!」「アルバム1位だし、CM多いし、人気テレビ番組にも出てくれるし、NizUの快進撃が続いてるね!」などと歓喜の声が相次ぐ一方で、「あれだけCMやテレビに出てるのに、初週20万枚届かないのは正直、微妙な数字に感じる」「ゴリ押しすごいのに、日向坂46のアルバムのほうが売り上げは上なんだね」「NiziUの売り上げ枚数見ると、やっぱりSnow ManやKing&Princeのアルバムの売り上げってすごいんだなって思う」といったネガティブな意見も見られる。
「リリース前には、音楽番組やバラエティ番組などで派手にプロモーションを展開していただけに、今回、一部のジャニーズや坂道グループのCDの初動と比べてイマイチと感じた人も少なくないようです。今年はSnow Manの1stアルバム『Snow Mania S1』(9月29日発売)が初週84.1万枚を記録。BTSの日本ベストアルバム『BTS, THE BEST』も78.2万枚を売り上げるなど、ジャニーズや男性K-POPグループのアルバムの勢いが目立ったため、微妙な数字だと思われたのでしょう」(芸能ライター)
なお、1stシングル「Step and a step」(昨年12月2日発売)の初週売り上げは31.2万枚、2ndシングル「Take a picture / Poppin' Shakin'」(今年4月7日発売)は31.7万枚と、共に30万枚を超えていた。
「NiziUファンの中には、昨年9月に日向坂46がリリースした1stアルバム『ひなたざか』の初週売上記録(20.9万枚)を意識していたファンもいたようで、『坂道系アイドルの壁は高かった』『NiziUは若いファンが多いから、財力的にそこまで貢げないのかも……』と落胆の声も見られます」(同)
また、NiziUは昨春頃をピークに、公式SNSの登録者数が減少傾向にあるという。
「一時期204万人以上を数えたインスタグラムのアーティストアカウントのフォロワーも、現在は約190万人ほど(11月30日時点、以下同)。さらに、今月11日に公開された『Chopstick』のミュージックビデオの再生回数は2,280万回程度で、半年ほどで1億回再生を突破した『Step and a step』と比べると、どうしてもゆるやかにピークアウトしている印象を受けます」(芸能ライター)
『U』の売り上げは、デビュー1年以内のグループとしては十分すぎる記録だが、メディアからの“持ち上げられ”ぶりや、大手CM起用の多さなどからファンによる期待のハードルが上がっているNiziU。12月2日でデビューから1年を迎えるが、“新人”でなくなってからの活躍にも期待したい。