「婦人公論」(中央公論新社)の12月14日号が発売中です。今回の第一特集は「骨、血管、脳―― 老化に負けない新習慣」ですが、気になるのは断然、第2特集の「成年皇族となられて 愛子さまの歩まれた20年」。
主役は愛子さまのはずですが、ここでも例の小室圭さん・眞子さん夫婦にスポットが当たりがちに……。さっそく中身を見ていきましょう!
<トピックス>
◎佐藤愛子 小室眞子さんは汚濁が渦巻く世界の扉を開けた
◎小田部雄次×辛酸なめ子×山下晋司 「公」と「私」が揺らぐ皇室、継承問題のゆくえは
◎中村玉緒 夫・勝新太郎の思い出が生きる力を与えてくれる
小室夫妻を批判するのは「女の腐ったような奴」!?
天皇皇后両陛下の長女、愛子内親王殿下が20歳を迎えられたことを受けて組まれた、第2特集「成年皇族となられて 愛子さまの歩まれた20年」。ご誕生から現在までの秘蔵フォトが多数掲載されているほか、3~4歳のころに作られたと思われる工作「しろいおひげのサンタさん」の写真や、学習院女子中等科卒業の際に書かれた作文「世界の平和を願って」全文が掲載され、愛子さまファンにとってお宝となる内容になっています。
しかし、この愛子さま特集号の中でもやはり、小室圭さん・眞子さん夫妻が異様な存在感を発揮。98歳の作家、佐藤愛子氏が小室さん夫婦について語るインタビューも掲載されているのです。
“憤怒の作家”とも呼ばれた痛快エッセイの名手、佐藤先生はいったい、小室夫妻の騒動をどう斬るのか……とわくわくしてしまったのですが、佐藤先生は眞子さんにはお優しかった。
「いやぁ、久しぶりでホンマモンの恋を見ました」「会見の様子をテレビで見ましたが、すっかり感心しました」と絶賛し、国民の一部から“警備などに税金を使うな”という批判があることについては、「ミミッチイことは言わないの」。
なんでも佐藤先生は、“夫の借金を返しながら税金は滞納せず払っていた”という経験があるため、「『損得』を無視して生きる」ようになったとのこと。我々の税金が……という意見は、損得を無視できない人間の「ミミッチイ」声だと感じるようで、「そんなことを言うのは、昔は『女の腐ったような奴』と嘲笑されたものですよ」と、たしなめています。
自分の苦労話を持ち出して、“それ程度でグダグダ言うな!”という結論に繋げる、大御所あるある――。しかし、佐藤先生ほどの人生経験を積むことで、小室さんのダース・ベイダーTシャツにイラッとしなくなるのであれば、積ませていただきたいとも感じます。
次に見ていくのも、愛子さま特集の一部。皇室史を専門とする歴史学者・小田部雄次氏、皇室ウォッチャーのエッセイスト・辛酸なめ子氏、皇室ジャーナリスト・山下晋司氏の座談会をまとめた記事「『公』と『私』が揺らぐ皇室、継承問題のゆくえは」です。
皇位継承がテーマの座談会ですが、ここでも話の中心は小室夫妻に。「愛子内親王殿下の時は、眞子さん以上にお相手のあら探しをするんじゃないでしょうか」(山下氏)、「小室さんのことで、お相手選びのハードルが上がってしまっただろうし」(辛酸氏)と心配の声が上がっています。
辛酸氏は心配のあまり、「ジャニーズWESTをお好きだと聞いたことがあります」「最近はジャニーズも高学歴の人が増えていますし、やんごとないお家の方もいるかもしれない。そういう人の中からお相手が見つかればいいのですが」と妄想が飛躍している様子。
さらに「愛子さまが小学生の頃、那須の御用邸に遊びにきていた『ドラえもん』ののび太くん似のボーイフレンドが、成長してカッコよくなっているという話を聞いたことがあります。その彼から、ネックレスをもらったとか」との情報も披露。とにかく、小室圭さん&眞子さん騒動が愛子さまにも大きく影響していることが伝わる座談会でした。
最後に見ていくのは、愛子さま特集から離れて、御年82歳の女優・中村玉緒のインタビュー記事「夫・勝新太郎の思い出が生きる力を与えてくれる」。24年前に亡くなった夫・勝新太郎さんへの愛を語るのが主なテーマですが、一番の読みどころは“健康の秘訣”についての部分。
今年9月、週刊誌「FLASH」(光文社)で熱心なパチスロ通いを報じられた玉緒さん。「今日もこれからスロットをしに行くんです」と堂々明かし、「時間が空いたから行くのと違います。最初からスケジュールに組み込んでるんです。夕方に1時間ほどスロットをして帰ると心がすっきりして、よぉ寝られますから。私にとってスロットは精神安定剤みたいなもの」と解説。
麻雀もお好きだそうで、「スロットのレバーは右手で操作する、麻雀牌は左手で取る……つまり全身運動」「これが健康の秘訣だと思っています」と語っています。
“82歳でパチスロ通い”と文字だけ見ると心配になってしまいますが、玉緒さん自身は楽しそうで何より。さまざまなことを書かれる皇室のみなさまも、玉緒マインドでいられますように……。と願うのも、余計なお世話でしょうか。