ジャニーズ事務所が動画配信サイト・YouTubeに開設した「ジャニーズJr.チャンネル」。現在、関西ジャニーズJr.(火曜)、少年忍者(水曜)Travis Japan(木曜)7 MEN 侍(金曜)美 少年(土曜)HiHi Jets(日曜)がオリジナル動画を投稿中だが、その出来ばえは実にさまざま。そこで、「しょせんジャニオタ向け」と切り捨てるにはもったいない動画と、「ジャニオタでもしんどい」動画をジャニーズウォッチャー・中村チズ子が解説&ツッコミ! 今回は、11月25日~12月1日公開の動画を注目度順にチェックします!
少年忍者・深田、織山と共通点は「ない」「壁を感じる」
12月1日の動画は「少年忍者【共通点を探せ第3弾!!】織山と深田は仲良し?」で、メンバー同士の関係性が見える「意外な共通点を当てましょう!!」シリーズの第3弾。安嶋秀生、ヴァサイェガ渉、織山尚大、川崎皇輝、黒田光輝、檜山光成、深田竜生、元木湧の8人が出演している。
この中から選ばれた2人の共通点について、ほかのメンバーが予想するというクイズ企画。今回は、安嶋&川崎、織山&深田、ヴァサイェガ&元木ペアを対象に行っていく。1組目は、周囲も2人だけで話す姿をあまり見ないという川崎と安嶋。ここでは、今年9月上演の舞台『DREAM BOYS』の楽屋で起きた出来事に言及していた。
さほど仲良しではなさそうなこのコンビ以上に見ものだったのは、タイトルにもなっている織山と深田のやりとりだ。織山の隣で足を開いて座り、浮かない表情を見せる深田。元木が「普通の共通点みたいな」と話を振ると、「ないっすね」と投げやりな態度で即答する始末だった。檜山が「お前、企画倒す気満々じゃん、最初から。マジで。でもね俺、あると思うよ」と気を使うも、「リアルに目を合わせたことがあんまりない」と正直に告白。周りが「向き合って目を合わせてみて」といった無茶ブリをしないあたり、“ガチ”感が漂ってくる。
川崎が「2人は仲良い?」と核心に迫ると、今度は織山が首を横に振って否定。「今はさ、仕事じゃない? だから、『ちょっと合わせておこう』って言ったんだけど、『ない』(と深田が答えた)」と、深田の発言によって不機嫌モードに。織山の性格を知る仲間が「でも織山が首振る時、絶対好きなんだよ」(元木)「照れ隠しなんだよね」(安嶋)と見抜いたものの、本人は「どこを好きになるの? こいつ(深田)の」とまで言い放った。
しかし、深田も織山のことが本当に嫌いなわけではないのか、「壁を感じるよね」と近寄りがたいと感じているだけのよう。またも檜山が「尚大、ツンデレだから。大丈夫だよ」と深田に助け船を出していた。果たして、そんな気まずいコンビ・織山&深田が挙げた共通点はどんなものだったのか、ぜひ今動画でチェックしてほしい。再生回数は3日時点で11万台。
HiHi Jetsの動画はショート版、通常回、プロモーションの計3本が公開中。その中でもやはり注目なのは、11月14日配信回から始まった企画のファイナル「【絵文字 だけで出会えるか~3/3~】優斗は走るゾ編」(28日)だろう。これは、5キロ圏内の同じ街に散りばめられた5人が“絵文字だけ”を送り合い、最終的に集結を目指すというもの。送信のチャンスは5分ごとで、各々が自身の居場所に関するヒントを絵文字で表現し、意思疎通を図っていく。ロケ地は福島県のため、メンバーは土地勘がない状態。過去の東京と神奈川県・鎌倉編に比べて、苦戦が予想されていたが……。
前回の時点で作間龍斗&橋本涼が合流に成功。離れた場所に滞在していた井上瑞稀と高橋優斗は街の中心部へと向かい始めたが、誰がどこにいるのかわからないまま。メンバーのうち1人が執拗にイルカの絵文字を送っていたことにより、一同は水族館方面へ向かったが、あまり焦っていない様子の猪狩蒼弥は「余裕ですよ。(過去のシリーズは)今のとこ全部成功してるでしょ。俺らやっぱ絆が違うから。(HiHi Jetsのオリジナル曲)『Be my story』かなんか流れてるんじゃない? 絶対俺、誰かと会ったら『Be my story』流しといてください」とスタッフに勝利宣言していた。
ところが、近くにいるはずなのにすれ違いが生じ、ハラハラ・ドキドキの展開が続く。特に、おなかが空いた某メンバーはイマイチ緊迫感がなく、“普通に旅ロケ”を楽しんでおり、見守る視聴者側はやきもきしてしまう。結果は伏せておくが、衝撃的なラストは必見。今後の「出会えるか」シリーズに期待が高まるオチとなっていた。
また、29日配信の「【先取りメリクリ】デートで告る前には◯◯ね!?」は、ロクシタンジャポン株式会社のハンドクリームをPRしている動画。「理想のデートプランで愛の告白」をするという、アイドル力が試される演技シーンも見どころの1つだ。さらに、27日はラジオ特番『HiHi JetsのオールナイトニッポンPremium』(ニッポン放送)の生配信を受けて、ショート動画「【オールナイトニッポンPremium】終わりました~!最高でした!! #shorts」もアップ。再生回数はショート動画が10万台、通常回は20万台、プロモーションが17万台を記録している(12月3日時点)。
11月30日に更新されたのは「Aぇ! group【小島の名言カルタ】メンバー持ち込み神企画!?」(再生回数は12月3日時点で24万台)。今年3月2日配信の「【YouTubeに本格参戦】斬新なる企画会議!」にて、草間リチャード敬太が提案した「小島の迷言カルタ」を行っている。メンバー・小島健が考えた名言が300個を突破したそうで、今回はこれを記念し、46個を厳選。読み手の佐野晶哉以外の5人でカルタとりをするという。
ちなみに、罰ゲームは二代目・小島の名言メモ係に就任すること。佐野は約3年にわたって、小島が話したり、思いついた名言を携帯電話のメモに残してきたが、「もうしんどいです!」と本音を吐露した。また、概要欄に「深いようで深くない…!?よくわからないけど忘れられない…その解釈はあなた次第! さぁ、小島ワールドへようこそ!!!!!!」と記載がある通り、カルタになっているフレーズは独特な世界観のものばかり。
例えば、「富士山なんか近くで見てみ? …めっちゃデカイで」「人の間と書いて人間 俺たちってほんまはなんなんやろな…」「飛べない鳥は鳥ですか? いいえ、ニワトリです」と、“当たり前”の言葉が記されている。カルタのプレイ中にも名言(迷言)が誕生しており、心の中でツッコミながら見るのが、正しい視聴方法なのかもしれない。
ネット上のファンは「小島の名言カルタ企画が実現してうれしい!」「楽しい企画で、今回も笑いが止まらなかった」「小島の名言カルタ、面白すぎてずっと笑いっぱなしだった。最高~!」「Aぇ! groupにしかできない企画を採用してくれてありがとうございます! スタッフさんのテロップ含めて笑った」「私たちも遊びたいので、小島の名言カルタを売ってください!」「小島の名言カルタ、ぜひともグッズ化をお願いします」と盛り上がっていた。
11月25日配信の動画は「Travis Japan【秋の京都ドライブ旅】芸能の神様へお願いです!」。8月~9月に公開された宮城県・仙台~東京へのドライブ旅に続いて、今回は舞台『虎者―NINJAPAN―』(京都公演は10月6日~28日に開催)のために滞在していた京都でロケを行っている。グループ内で運転免許を持っているのは、川島如恵留、七五三掛龍也、宮近海斗、松倉海斗の4名。まずは座席争奪戦の末、ほぼ強制的に川島が運転担当になり、中村海人は当たり前のようにスムーズに助手席を確保した。
残るメンバーはその後ろに座っていったが、まだ出発していないにもかかわらず、しれっとおにぎりを食べ始めた七五三掛。松倉が「お前、いつの間におにぎり買ったんだよ」とツッコむと、平然とした様子で「朝」と即答。「撮影開始前に食べておけ」と注意するかと思いきや、松倉は「朝か」とすんなり納得していた。
一方、ハンドルを握る川島は、目的地の説明はもちろんのこと、仙台旅を振り返るトークでも全面的に相槌を打ち、運転しながら会話を広げるという難しい役割をまっとう。メンバーは「ジャニーズJr.しりとり」を楽しんだ後、芸事にご利益があるといわれる車折神社の「芸能神社」へ。著名人が奉納した玉垣が数多く並び、ジャニーズ事務所ではHey!Say!JUMP・中島裕翔、Kis-My-Ft2・宮田俊哉、ジャニーズWEST・桐山照史、King&Prince・神宮寺勇太、SixTONESメンバーのものも。Travis Japanもお願いし、後日、掲載の連絡を受けて再び車折神社を訪問したとか。
実はこの時、『虎者』のキャストでもあるジャニーズJr.内ユニット・IMPACTorsも一緒に来ていて、動画にも20秒程度登場している。川島が「自慢したくて呼んじゃったんですけど。IMPACTorsの7人も(玉垣の奉納を)やりたいっていうお話を聞いて」と紹介し、宮近は「Travis Japanのあれだけど、一緒に写真撮ろう」と、玉垣をバックに全員で記念写真を撮影していたのだった。
今回は数秒の出演だが、もしTravis Japanが「Jr.チャンネル」を卒業した暁には、IMPACTorsが木曜日の枠を引き継ぐのでは……? と思わざるを得ない“ねじ込み方”だと感じたのは、筆者だけだろうか。
ドライブに戻ると、3年連続で主演を務める『虎者』の話題に。スタッフもTravis Japanの成長ぶりを評価してくれているそうで、宮近らが感慨深げだ。また、川島は「京都に来てさ、みんなの楽屋の雰囲気めっちゃよくない?」と変化があったといい、「チラッと小耳に挟んだんだけど、しめと海人、来てさ、一瞬だけちょっとさ、ケンカっぽくなった瞬間あったじゃん。でももう気づいたら、めっちゃ仲良くなってたりとかさ。2年前だったらそっから一ヶ月、口利いてなかったんでしょ? その人間性も成長したよな~ってめっちゃ思うんだよね」と、しみじみ。
こうしてメンバーを温かく見守る川島という存在がいるからこそ、グループは絶妙なバランスで成り立っているのかもしれない。
ファンの書き込みを見る限り、IMPACTorsが「Jr.チャンネル」に出たのは初めてだったそうで、「IMPACTorsって『Jr.チャンネル』に映ってもいいんだ……」「一瞬だったけど、IMPACTorsが『Jr.チャンネル』にぬるっと出てきて感動した」「インパク、『Jr.チャンネル』初登場おめでとう!」「『Jr.チャンネル』にインパクうれしい! トラジャ、ありがとうございます」「IMPACTorsもいつか『Jr.チャンネル』に参加する日が来るのかな~」と歓喜の声が上がっていた。
なお、26日にショート動画「Travis Japan【#YTFF 出演決定!!!!!!!】12月11日 (土) 20時~ #Shorts」もアップされており、再生回数は1本目が39万台、2本目は13万台(12月3日時点)。
11月27日の動画は「美 少年【カート対決】ドライブデート気分で見てください」で、前週に引き続き、神奈川県のさがみ湖リゾート プレジャーフォレストで撮影を行っている。冒頭、テンション高めの金指一世は「なんと! なんと! 待ちに待ったカート対決です!」とメンバーにお知らせ。「結構、初期から言ってたんですよ。『カート対決をみんなでやりたい』って」と話した通り、金指は2018年10月27日公開の企画会議回でゴーカート対決を希望していたのだ。
今回はタイムアタックだが、最下位になってしまった人物は絶叫アスレチックを体験しなければならないという。美 少年の中で運転免許を所持しているのは、岩崎大昇と浮所飛貴の2人。ちなみに、彼らが走るのはアップダウンが激しい全長1200mのハードなコースなんだとか。トップバッターの金指は「マジで、カートぶっ放していきたいと思いま~す! 頑張りま~す!」と、チャラ男ふうに宣言してスタートした。
自然豊かな道のりに興奮したのか、金指は「ウォーイ! いや~、いいですね。景色がいい。素晴らしい」とおしゃべりが止まらず“舌好調”。以降も「よっしゃ~! もうアクセルぶっ放しますよ! フォ~!」(2分13秒頃~)と大ハッスルしている。現在17歳の彼は「来年、免許取れるんですよ。なんで、その時のためにこのカートで最高のタイムを出していきます」と述べていたが、この様子を見る限り、“ハンドルを握ると性格が変わるタイプ”になりそうな予感も……?
次の佐藤龍我も「めっちゃ楽しい!」「トンネル、トンネル! (景色を見て)うわ、めっちゃいい! ヤバ! これはスゴいわ。ドライブってこういう感じなんですね。めっちゃいいわ~。楽しい!」と、新鮮なリアクションが可愛らしい。ゴール到着後も「楽しい!」と目をキラキラさせて話すなど、まるで小さな子どものように無邪気だ。
なお、メンバーの隣にはカメラマンのスタッフが同乗しているため、視聴者側は助手席にいる気分が味わえる。個人的に、思わずキュンキュンしてしまったのは那須雄登の言動だ。定期的にカメラを見て話しつつ、笑顔を向けているほか、ガタガタとする道を走った際は「みんな大丈夫か? みんな酔ってない? 大丈夫?」と気にかけるといった紳士的な優しさが好印象だった。
ちなみに、「Jr.チャンネル」では27日午後7時から、ラジオ特番『HiHi JetsのオールナイトニッポンPremium』(ニッポン放送)の生配信を実施。この影響なのか、美 少年の動画は通常より2時間早い午後6時頃に公開されていた。しかし、再生回数は12月3日時点で13万台と停滞。アップ時間が早かった点や、タイトルに「ドライブデート気分で見てください」との文言が入っているわりに、再生回数は芳しくない状態なのだ。はしゃぐ美 少年の姿と、絶景に癒やされること間違いなしの1本だけに、このまま埋もれてしまうのはもったいないのだが……。
11月26日に配信されたのは「7 MEN 侍【巨大シャボン玉】奇跡の瞬間が撮れた!?」。7 MEN 侍の動画といえば、巨大グルメシリーズが好評を得ているが、今回は「巨大シャボン玉に入ってみよう!」という企画。巨大なシャボン玉の中に7 MEN 侍全員で入り、キレイなサムネイル画像を撮影することにチャレンジした。
しかし、冒頭から佐々木大光はロケ場所について「なんでわざわざこんな隙間風のところにしたの?」と不満げで、中村嶺亜は「だからこれが作戦よ、俺らが作れないっていう……」とスタッフ側の意図的な狙いではないかと推測。その後は風に苦戦しながらシャボン玉作りにトライした。
これがなかなか簡単にはいかず、液まみれになった佐々木がブチ切れる場面(5分8秒頃~)では菅田琳寧らが大爆笑。そんな菅田は作り方のコツを掴んだのか、“シャボン玉のプロ”として大活躍で、その出来栄えはサムネイルと本編で確かめてほしい。ただ、今回のような実験系動画はあまりウケがよくないのか、再生回数は12万台(12月3日時点)と、イマイチ伸びていない。
しかし数字とは対照的に、ネット上のファンからは「6人が楽しそうに何かを作り上げる動画が大好き」「みんなが楽しそうだから見てて面白かった。めちゃくちゃ好きな動画!」「みんなが自然体で楽しんでる様子が見られてうれしい!」「食べ物じゃなくても、わちゃわちゃとして楽しそうな6人が見られる巨大企画は神!」「みんな楽しそうに笑ってて、こちらも楽しかった! これからもメンバーの笑顔が見れる企画を楽しみにしています」など、好意的な感想が多く見受けられた。
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