11月29日にバラエティ番組『有吉ゼミ』(日本テレビ系)が放送され、シドニーオリンピックの銅メダリストで元水泳選手・田中雅美の夫・雄介さんがとった行動について、視聴者からさまざまな反応が寄せられた。
今回、「片付けすぎ芸能人」として紹介された田中と雄介さん。田中は掃除について「基本的には私がやってます」、雄介さんも「ほぼやってもらってる感じですね」と答えていたが、田中が仕事から帰ってくると部屋がきれいになっていることがあるため、雄介さんが隠れて掃除をしているのではないか疑っているのだとか。
「そこで番組は、田中の自宅に9つの定点カメラを設置して、雄介さんの行動を観察。掃除を終えた田中が仕事のために外出すると、通信関連会社の社長を務める雄介さんは、テレワークの手を止めて、壁にかかっていたフォトフレームをすべて外して掃除を始めたんです」(芸能ライター)
その後は、机やドア、リモコンなどをウェットティッシュで拭いていたほか、別の日にも田中がいない間にキッチンの水垢取り、床やカーペットの掃除などを1時間半にわたって行っていた。
「田中に隠れて掃除をする理由について、雄介さんは『大まかなところは、もう奥さんがやってくれてるんで、やる必要がないんで』とフォローしつつも、彼女の手が届かない場所を自分が掃除していると説明。『逆に(田中が)自分できれいにしたんじゃないかって思わせるぐらいの雰囲気でいたい』ことから、何も伝えずに掃除をしていたそうです」(同)
このVTRを見た田中は、「初めて知りました。うちは汚れないんだと思ってた」と驚き。一方、番組MCの有吉弘行は「優しいのか、怖いのか……」と苦笑したほか、出演者のおぎやはぎ・矢作兼は「やっぱり(妻が)いる前でやるよ。いないところでやるって、ちょっとだけサイコパス入ってると思う」とツッコミを入れており、かなり衝撃を受けたようだ。
「ネット上では、『理想の旦那さん! うらやましい』『優しい人だと思う。私だったらうれしい』など、雄介さんの行動を評価する声が多く上がりました。しかし一部では『潔癖症な感じがする』『ちょっとめんどくさい人なのかな?』といった、共演者と同じように驚く視聴者の声も見られ、賛否両論のようです」(同)
その一方、「黙って掃除するのが『サイコパス』ってよくわからん。旦那が掃除して何がおかしいの?」「妻がいない間に夫が掃除すると『サイコパス』? この芸人、考え方が古いな……」「『夫が隠れて掃除する』という番組の取り上げ方に違和感ある。有吉と矢作の反応も今の時代に合ってない」など、番組の内容や出演者の発言に疑問を持つ視聴者も少なくなかった。
番組側のみならず、有吉や矢作も思わぬ形で“古い価値観”が浮き彫りになったようだ。