• Wed. Jan 26th, 2022

NEWS・加藤シゲアキめぐり、大手出版社が争奪戦! 「ダ・ヴィンチ」小説ランキング1位受賞のウラ側

 NEWS・加藤シゲアキの著書『オルタネート』(新潮社)が、「ダ・ヴィンチ」2022年1月号(KADOKAWA)の特集「BOOK OF THE YEAR 2021」において、小説ランキングの第1位に選出された。昨年11月発売の同作が首位に輝いたウラ側では、「各大手出版社による“作家・加藤シゲアキ争奪戦”が繰り広げられている」(出版関係者)ようだ。

 「ダ・ヴィンチ」が01年から毎年主催している「BOOK OF THE YEAR」は、全国の本好きが“今年いちばん良かった本”を選ぶ非・売上ランキング。今回は、20年10月1日~21年9月30日に発行された書籍を、小説、コミック文庫、エッセイ・ノンフィクションなどジャンルごとに集計し、『オルタネート』は、小説部門の第1位に輝いた。

「同作を執筆した加藤は、12年1月にKADOKAWAから出版された長編小説『ピンクとグレー』で作家デビュー。その後も、『閃光スクランブル』(13年)や『Burn. -バーン-』(14年)など、立て続けに同社から新作を発表しました。そんな中、新潮社から昨年11月に出版された『オルタネート』が20年下半期の『第164回直木賞』の候補作に選ばれたことで、各社とも目の色が変わったんです」(一般紙記者)

 『オルタネート』は「直木賞」こそ逃したものの、今年5月に全国の高校生が直木賞の候補作から「今年の1作」を選ぶ「第8回高校生直木賞」を受賞した。なお、同賞を主催する文藝春秋は、これまでジャニーズ事務所所属タレントのスキャンダルをたびたび報じてきた「週刊文春」の発行元であるため、ジャニーズとは冷戦状態だ。しかし、加藤の作品の出版権は獲得したいようで、「あの手この手で“ジャニーズ懐柔”を企てている」(同)とか。

 また、各社がいま狙いを定めているのは、加藤の小説『チュベローズで待ってる』の文庫化だという。同作は、17年12月に扶桑社から上下巻の単行本『チュベローズで待ってる AGE22』『チュベローズで待ってる AGE32』として発売されているが、一部ファンの間で文庫化を期待する声は絶えない。

「ただ、もともとの版元である扶桑社はPRがヘタで、ジャニーズから文庫の出版はNGが出ているそう。そんな中、KADOKAWAが、何がなんでも自社で文庫化しようと、自社開催の『BOOK OF THE YEAR 2021』に『オルタネート』を選出して、加藤をヨイショしたというわけです。ほかにも今年の1冊に選ばれるべき作品がたくさんある中で、昨年発売の同作が首位獲得とあって、出版業界は騒然となりました。ちなみに、加藤にとって初の文学賞受賞となった今年3月発表の『第42回吉川英治文学新人賞』を主催している講談社も、KADOKAWAや文藝春秋にとっては強敵でしょう」(前出・出版関係者)

 俳優業では、現在放送中の連続ドラマ『二月の勝者-絶対合格の教室-』(日本テレビ系)と、11月5日スタートの時代劇『剣樹抄~光圀公と俺~』(NHK BSプレミアム)に出演しながら、「新作を執筆中とのウワサもある」(前出・関係者)という加藤。アイドル活動も並行していることから、もはや「日本一忙しい作家」といえるのかもしれない。