霜降り明星・粗品が「給料が少ない!!」と嘆いたのは、YouTubeチャンネル「しもふりチューブ」12月2日配信での出来事。
粗品は、直近で得た月給が、今年1~3月に稼いだ4分の1に激減していると訴えた。さらに、ギャラ全体の比率についても、ある仕事とその他仕事で8対2と大きな開きが生じていることを問題視。
「動画の中で粗品は、『俺らの給料の8割は、これを占めといてくれよっていう仕事が今あると。(一方で)『こっちはまぁ、2割ぐらいやったらええか』みたいな。逆転しとると。8割じゃないとアカン方が2割やったくない?』と、詳細は避けながら、相方のせいやに問いかけました。これに対して、せいやは『言わんとしてる事は分かるよ』と、同意しているようでした」(芸能ライター)
外部の人間はまったくわからないやりとりだが、コメント欄では、粗品が言うギャラが2割になってしまった仕事は、劇場やテレビ出演のことを指しており、一方で8割に膨れ上がっている仕事がYouTubeではないかという声が多く寄せられている。
ただし、せいやは、粗品の不満に対し、吉本興業に借りている借金返済のために引かれているのではないかなど、フォローしていた。だが、そんなギャラ配分のほかに深刻なのが、「コンビ間の顕著な格差」だというのはテレビ関係者。
「せいやは、その人当たりの良さで『有吉クイズ』(テレビ朝日系)などに単独出演。また昨年1月には日曜劇場『テセウスの船』(TBS系)で主要キャストに抜てきされたこともある。11月18日には、それまでコンビで解答者として出ていた『THE 突破ファイル』(フジテレビ系)に、ピンで人気コーナーに登場。さらには、ミキ・昴生や3時のヒロイン・福田麻貴らと、定期的に東京・紀伊國屋ホールでトークライブを開催するなど、好調の波に乗っています」
一方の粗品はというと……。
「テレビでの単独仕事は『有吉の世界同時中継~今、そっちってどうなってますか?~』(テレビ東京系)程度。コンビ芸人は得てして、どちらか一方が調子の良い時期が続くということもありますから、長い目で見る必要があります。数年前は粗品のほうがドラマやバラエティに出たりと、活躍していました。とはいえ、それら仕事がなくなったということは、粗品を単独で起用するのはうまみがないと判断されたのでは」(業界関係者)
同じようにグループ格差が徐々に広がっているとしてテレビマンから名前が挙がったのは、ぼる塾だ。
現在育休中のメンバー、酒寄希望を合わせたカルテットだが、彼女がグループ復帰する前に早くも、今いる3人(あんり、田辺智加、きりやはるか)の間で仕事量に差が生じてきている。
「先月11月28日、3人は都内で行われた『第4回 ご当地タニタごはんコンテスト-ヘルシー郷土料理で健康まちおこし-』全国大会に出席。その際、あんりは『今年、田辺さんは瞬く間に芸能界スイーツ女王の地位を確立して大活躍。わたしたちは田辺さんについていくので必死』と述べると、きりやも『田辺さんのおかげで今年一年いろんな仕事ができた』と感謝していました。このイベントのアンバサダーに就任したのも、田辺のお陰でしょう。田辺はほかにも、デニーズとの共同開発でババロアを期間限定で売り出すなど、企業案件も多くなりつつあります」(芸能ライター)
同イベントでは、あんりが田辺の食リポの的確さに驚く場面も見られたが、テレビ出演時にもその成長を感じるという。
「11月25日放送の『櫻井・有吉 THE夜会』(TBS系)では、珍しく田辺ときりやの2人がゲスト出演。すると、田辺のプレゼントーク能力が格段に向上していたんです。彼女の持ち込み企画として『最後の晩餐には何を食べる?』というテーマでMCやゲスト陣とトークが展開されましたが、これが意外と白熱し、放送時間の1時間のうち約半分はこの話で占められていました。さらに画面のサイドテロップには、“令和の新グルメ女王”と銘打たれていたのです。テレビはもはや田辺をご意見番的な立場として認識しているのかもしれない」(放送作家)
そんな無双状態の田辺の隣で、きりやは、ほぼ“壁”状態。トークの出じろもなく、存在価値はほぼ皆無だったようだ。
国民的な人気を誇ったSMAPや嵐もそうだったように、グループ活動では、どうしても個々のブレークするタイミングはズレてしまうもの。霜降り明星、ぼる塾も仕事の格差や外部の声を気にすることなく、仲良く続けていってほしいと願うばかりだ。
(村上春虎)