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SMAP回だけ未収録、『古畑任三郎』コレクションに「納得いかない」とファン憤怒

 田村正和が主演を務め、三谷幸喜が脚本を担当した大ヒットドラマシリーズ『古畑任三郎』(フジテレビ系)。同作を収録したDVD付きマガジン・隔週刊『古畑任三郎 DVDコレクション』(株式会社デアゴスティーニ・ジャパン)が、2022年1月11日より全国の書店で販売開始となる。デアゴスティーニのサイトでは、定期購読の受け付けも始まっているが、スペシャルドラマ版『古畑任三郎 vs SMAP』(1999年放送)については“都合”により収録されないことが判明。SMAPファンの間で騒ぎになっている。

 同作は、主人公の警部補・古畑任三郎(田村)が、類まれなる洞察力や観察眼をもとに、犯罪者たちを追い詰めていく過程を描いた物語。毎話、豪華なゲストが犯人を演じ、94年の第1シーズンから2006年のファイナルまで、長きに渡り放送された。

 デアゴスティーニのサイトによると、今回の『古畑任三郎 DVDコレクション』には、『古畑任三郎』の第1シーズン~ファイナルの41話と、Hey!Say!JUMP・山田涼介が若き日の古畑を演じた『古畑中学生』(08年)を加えた42話を収録。番外編の『巡査 今泉慎太郎』全話と、予告編も初のパッケージ化されるというが、「スペシャル第3話『 古畑任三郎 vs SMAP』 は都合により『古畑任三郎DVD コレクション』には収録されません」と、注意事項が記載されている。

「99年放送の『古畑任三郎 vs SMAP』は、SMAPの中居正広、木村拓哉、稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が“架空のアイドルグループ・SMAP”メンバーとして、犯人役でゲスト出演した人気のエピソードです。シリーズにおける伝説的な回でもあり、第3シーズンでは、女優・大地真央が登場した回で古畑がSMAPの事件に触れるシーンもあります」(ジャニーズに詳しい記者)

 デアゴスティーニからの「収録されない」とのアナウンスを受けて、SMAPファンは「SMAPの回が入らないのは両方のファンとして納得がいかない!」「いろいろな権利を乗り越えてSMAP以外の話が収録されるのはスゴいだけに、SMAPだけNGなのはやっぱり異常……」「三谷幸喜さんやスタッフにも失礼極まりない」「ファンが声を上げなければ、SMAPは歴史から消されてしまう」と憤怒している。

 特に多いのは、「ジャニーズ事務所が許可を出さなかったせいで収録されないの?」といった、“事務所側がNGを出した”との推測だ。

 周知の通り、SMAPメンバーは木村が現在もジャニーズに残っているが、稲垣・草なぎ・香取は17年9月に同事務所を退所した後、SMAPの元チーフマネジャー・飯島三智氏が代表を務める株式会社CULENに所属。昨年3月をもってジャニーズを辞めた中居は、個人事務所を設立して芸能活動を続けている。

 メンバーのうち4人がジャニーズを離れているため、ジャニーズサイドが許可を出さなかった可能性が高いとSMAPファンは推測しているようだ。Twitter上で「#デアゴスティーニ古畑任三郎DVDコレクションに古畑任三郎vsSMAPを収録してください」「#古畑任三郎_vs_SMAP」などのハッシュタグをつけて主張を展開している。

「第2シーズンの『赤か、青か』(96年放送)は木村がメインゲストの回で、『古畑中学生』ではHey!Say!JUMP・山田が中学生時代の古畑を演じています。これらは『古畑任三郎 DVDコレクション』に収録されるというだけに、なぜSMAP回が省かれてたのか、ファンが騒ぐのも当然でしょう」(同)

 そんな中、一部ニュースサイトがこの件を報じると、ネットユーザーからも「木村くんの回はOKなのにSMAPの回はNGって……。J事務所はホント心が狭い」「ジャニーズもそれくらい協力すればいいのに」「ジャニーズが許可しなかったのか、制作側が忖度したかのか……。まぁ前者だと思うけど」と、ジャニーズが原因ではないかと疑う声が相次ぐ事態に。

「ミステリーファンや業界関係者の間でも広まっており、推理作家・大倉崇裕氏も12月8日に『SMAP回だけ収録されないなんて、納得がいかない。これは声を上げるべき。だって見たいじゃない。傑作回なんだから』とツイートしていました。ちなみに、デアゴスティーニのコレクションではなく、“正式”な映像作品としては、ポニーキャニオンより『古畑任三郎』のDVD・Blu-ray版が販売されています。これには『古畑任三郎 vs SMAP』も入っているため、どうしても手元に置いておきたい人はこちらを買うべきなのかもしれませんね」(同)

 なお、一般社団法人・日本推理作家協会の会員で、編集・ライターの町田暁雄氏はTwitterで事情を明かしている。同氏は『古畑任三郎 DVDコレクション』の編集に携わっているそうだが、SMAPファンから「『都合』とは?」と質問を受けた流れで、「聞いた範囲で状況を申し上げますと、デアゴさんも、全方面に誠意を持って当たってくださったそうで、結果、木村拓哉さんの回と『古畑中学生』(と、風間杜夫さんの回とイチローさんの回)にはOKがいただけました」「デアゴさん的には(たぶん)最大限の交渉の結果、力及ばず、というところではないかと思います」と、返信していた。

 結局のところ一体どんな“都合”なのか、真相は不明ながら、ネットユーザーからは「ジャニーズ事務所は1話だけ収録されない理由をはっきりと説明したほうがいい」との意見も上がっていた。こうした騒ぎについて、SMAPメンバー自身はどう受け止めているのだろうか?