• 日. 12月 22nd, 2024

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『ネプリーグ』『スカッとジャパン』視聴率6%台で月曜夜のフジテレビが完全崩壊!? 

 月曜夜のフジテレビが完全崩壊している。『ネプリーグ』『痛快TV スカッとジャパン』という、同局の2大看板番組の視聴率が苦戦。好調に推移している月9ドラマの足を引っ張っている格好だ。

 『ネプリーグ』は、水曜午後11時からの30分番組としてスタート。5文字の言葉を5人で完成させるというクイズが話題を集め、2005年から月曜午後7時に“栄転”。09年には平均世帯視聴率20.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、最高視聴率も24.5%を記録。

 11年に、圧倒的人気を誇っていた裏番組の『関口宏の東京フレンドパークII』(TBS系)が終了すると、月曜午後7時の覇者として独り勝ちしてきた。しかし、現在の数字はどうなのだろうか?

「12月6日放送の視聴率は世帯6.8%、個人4.0%。全盛期の3分の1に激減しています。一方で同日放送の裏番組『有吉ゼミ』(日本テレビ系)は世帯10.2%、個人5.9%。『帰れマンデー見っけ隊!!』(テレビ朝日系)も世帯9.6%、個人5.5%と『ネプリーグ』は全く歯が立ちません。さらには、テレビ東京系『YOUは何しに日本へ?』も世帯7.2%、個人3.9%と世帯では『ネプリーグ』に0.4ポイント上回っています」(業界関係者)

 かろうじて、TBS系の『クイズ!THE違和感 2時間SP』(世帯5.0%、個人3.1%)には勝ったものの、世帯視聴率で言うと同時間帯の5番組中4位。 個人視聴率では5番組中3位となっており、もはやかつての見る影もない。

「月9ドラマの第1話が放送されるときは、『ネプリーグ』も夜7時からの2時間ぶち抜きスペシャルにして、月9キャストを出演させています。『ネプリーグ』の調子が良かった時代はその流れが功を奏し、月9の視聴率にも貢献していたのですが、今やそんな“バックアップ”がなくても月9は『ネプリーグ』よりも数字を獲る。むしろ逆に、邪魔になっているのではないかという印象さえあります」(同)

 『ネプリーグ』よりも深刻なのが『スカッとジャパン』だ。かつては、「はい論破!」という名フレーズで知られた、木下ほうか演じるイヤミ課長が大人気に。LINEスタンプ化したこともあったが、今やそういった名物キャラは不在だ。

「6日放送の同番組は世帯6.6%、個人3.7%に終わっています。裏番組は『世界まる見え!テレビ特捜部』(日本テレビ系)で世帯11.2%、個人6.8%を記録。『クイズプレゼンバラエティー Qさま!!』(テレビ朝日系、午後8時30分〜スペシャル版)も世帯9.7%、個人5.7%と、やはり『スカッと』は下位グループに属しています」

 最近は、帝国ホテルや星野リゾートといった宿泊施設、三越伊勢丹といったデパートなどに直接取材し、実話の中から“スカッとする”エピソードを紹介している同番組。一時期、視聴者の投稿エピソードを誇張しすぎだと物議を醸したことから、方向性が見直されたのだろう。

 ちなみに、同日放送の月9ドラマ『ラジエーションハウスII~放射線科の診断レポート~』は、世帯11.2%、個人6.4%。『スカッと』から世帯にして4.6%も上昇していることから、いかに避けられているかがわかる。

 長らく低迷を続けていた月9枠が復調して数年。今度はその前時間帯が苦境に陥るとは、フジも頭が痛いところだろう。
(村上春虎)

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