ラジオ番組に出演した俳優ベン・アフレック(49)が、依存症になるまでアルコールを摂取するようになった一因は元妻ジェニファー・ガーナー(49)との結婚生活にあったと断言。「離婚していなかったら、夫婦関係は悪化し、激しく口論するようになっていただろう。酒もまだ飲んでいただろうね」とぶっちゃけ、離婚後も献身的にベンをサポートしているジェニファーへの侮辱だと、ネット上で大ひんしゅくを買っている。
ベンはアルコール依存症を抱え、過去3回リハビリ施設に入った経験を持つ。過去のインタビューでは、何度となく禁酒の難しさについて語ってきた。そんな彼が、「婚姻中アルコール依存になった理由」を激白したのは、セレブの本音を引き出す名手であるラジオDJ、ハワード・スターンのラジオ番組(12月14日に放送)だった。
複数の米大手メディアは、ハワードから2時間近いロングインタビューを受けたベンが、「酒を飲み始めたのは……結婚生活に“とらわれていた”から」と明かし、「『子どもたちがいるから逃げ去ることはできない。でも自分は幸せじゃない。どうしたらいいんだ?』と悩むようになって。スコッチを毎晩1本を飲み干し、ソファーで寝落ちするようになったんだ。でも、それは解決法じゃない」などと語ったと報道。
「彼女との結婚生活は、うまくいかなかった。よくあることさ。愛しているし、リスペクトもしているけど、これ以上の結婚生活を送る相手ではなかったんだ」「何度も何度もがんばった。子どもがいるからね。でも(自分たち夫婦を見て)結婚とはこういうものだと、子どもたちに思ってほしくなかったんだ。彼女も自分も」と、苦しかった胸の内を語ったと伝えた。
結婚生活は地獄だったと言わんばかりのベンだが、一方の元妻ジェニファーは、ベンと結婚し子どもが生まれると、順調だった仕事をセーブし子育てに専念。ベンの母親とも仲が良く、「ハリウッド一の良妻賢母」と呼ばれるようになった。離婚の原因はベンの浮気とアルコール依存だといわれているが、ジェニファーは「過去に戻ったとしてもベンと結婚する。3人の子どもたちを授かることができなくなるから」「ベンは私の愛する人。誰よりも素晴らしく、カリスマ性があり、寛容な人でもある。ただちょっと複雑なだけなの」と擁護しており、別れてからも彼のリハビリ施設入所に付き添う姿がパパラッチされるなど、“大切な家族”として接し続けている。
今もなおベンの強い味方でいてくれるジェニファーに対し、アルコール依存症は彼女の責任だったとも取れる今回の発言にネット上では批判が殺到。Twitterには、「最低」「自己中心的にもほどがある」「16歳、12歳、9歳の3人の子どもたちのせいにもしている。かわいそう」「以前『父親がアルコール依存症だったから』とも言っていたよね。人にせいにばかりしている」といった意見が次々と投稿された。
ちなみにベンは今年、元婚約者のジェニファー・ロペス(J.lo)と復縁。9月には、タバコを吸わず、酒もカフェインも摂らないJ.loと交際しているおかげで、「ベンは無理なく禁酒できていると喜んでいる」と報じられたばかり。そのこともあり、「J.loは絶賛するのに、元妻のことはディスるんだね」と、バッシングに拍車がかかっているのだ。
新作映画『The Tender Bar』のプロモーション活動真っ最中のベンは、今回の発言が大炎上した後の15日、深夜トーク番組『ジミー・キンメル・ライブ!』に出演。「この映画は自分の心にグッとくるんだ。だからハワードの番組で受けた2時間のインタビューでは、家族のこと、アルコール依存症で苦しんだこと、すべてを赤裸々に語ったんだ」「子どもたちのために、元妻と協力してがんばっていることとかね。率直に話せて満足した。でも、Twitterで炎上していると知って。調べてみたらメディアがインタビューの一部を切り取って、自分の発言と真逆のことを言っていたかのように報道してたんだ!」と怒りをあらわにした。
「(元妻の)J.loとは深くリスペクトし合う仲で、互いを思いやる心も持っている。子どもは大事だという認識で一致しており、なによりも子どもたちを最優先してきた。そういう話をしてきたのに……」と声を荒らげ、「子どもたちに『母親の悪口を言う父親』とは絶対に思われたくない」と、メディアが悪意ある情報操作をしていると強い口調で非難した。
きっぱりと反論したベンだが、一部公開されているハワードのラジオの音源では、前述の結婚生活への発言を確認できる。そのためネット上では、「報じられている言葉は、実際に彼の口から出てきたもの。言ってないわけではない」と、火に油を注ぐ形となっている。
ジョージ・クルーニーが監督したベン主演作『The Tender Bar』だが、17日にニューヨークとロサンゼルスで公開、22日に全米公開、来年1月7日からAmazon Prime Videoにて配信される予定。今後のプロモーション活動で、ベンがこの発言について再び触れるのか、注目したい。