12月30日に東京ドームで行われる『Johnny’s Festival ~Thank you 2021 Hello 2022~』(以下、『ジャニフェス』)が、ジャニーズ事務所公式の配信サービス「Johnny's netオンライン」で配信されることが明らかになった。嵐・松本潤が総合演出を務め、デビュー組は計13グループが出演するという豪華な公演だけに、ネット上のファンからは歓喜の声が続出している。
そんな中、このところJohnny's netオンラインの仕様変更が話題に。一部ファンの間では、従来の方法で『ジャニフェス』が見られるのかどうか、不安の声も同時に聞かれる。
今回の『ジャニフェス』には、KinKi Kids、NEWS、関ジャニ∞、KAT-TUN、Hey!Say!JUMP、Kis-My-Ft2、Sexy Zone、A.B.C-Z、ジャニーズWEST、King&Prince、SixTONES、Snow Man、なにわ男子の13組が参加。チケットは“プラチナチケット”となったため、配信を待ち望むファンも多かったが、25日に同公演のTwitterアカウントが配信決定を報告。生配信ではなく、2022年1月2日午後6時から4日午後5時59分までアーカイブ視聴が可能だとアナウンスした。
生配信ではないことに落胆するファンもいるものの、ネット上には「配信のお知らせ、待ってました!」「生配信だとサーバーがダウンしそうだし、後日配信のほうが安心」など歓喜の声が上がるほか、「現地に行った人のレポート見てから、配信チケット購入するか決める」「ジャニーズJr.が出たら見よう」といった、内容次第で決めるとのコメントも。
その一方で、同公演を配信するJohnny's netオンラインに関しては、11月9日に利用推奨環境が変更に。これにより、Amazonが販売しているメディアストリーミング端末・Fire TV Stickを使って配信を見てきたファンが「見られなくなって困った」と苦戦しているのだ。
「Fire TV Stickを利用するファンの多くは、ウェブブラウザ・Amazon Silkを経由してJohnny's netオンラインにアクセスし、テレビなどで配信を視聴していたようです。ところが、一部ユーザーから『Silkで配信が見られない。なんで急に?』『Silkで見ようと思ったらエラーが出た。仕様変更したの?』などと疑問の声が上がるように。中には、これまで通り配信を見られた人もいるようですが、今後控えている『ジャニフェス』の配信にあたって、『Silk経由で見ても大丈夫かな?』『「ジャニフェス」までに確認しないとヤバい』などと心配しているファンもいるようです」(ジャニーズに詳しい記者)
Johnny's netオンラインの「推奨環境のご確認はこちらから」ページには、Fire TV Stickでの視聴も案内されているが、Android端末やWindows端末の画面をミラーリング(スマートフォンなどの画面をテレビモニターに映し出すことができる機能)する方法が解説される一方、Amazon Silkなどのウェブブラウザを経由した視聴は推奨されていない。なお、「iOSおよびMacの端末」はApple TVを使ったミラーリングの方法が案内されている。
こうした仕様変更は11月に行われていたものの、ファンには周知されていなかったよう。ネット上には「仕様を変更するなら、事前に通知してほしい」「今までできたことが急にできなくなるって、結構困るんですけど……」といった不満の声が上がっている。
さらに、以前はJohnny's netオンラインで配信された動画はスクリーンショットや画面録画が可能だったが、これも同時期に不可能になった模様。12月25日に行われた三宅健のファンクラブ会員限定『KEN MIYAKE's Xmas Show must go on!?!?』の配信では、“スクショタイム”が設けられたものの、「システムが変わってスクショできなくなった?」「いつの間にか、スクショすると画面が真っ黒になる仕様に変わってた」などの書き込みが続出した。
「以前より、Johnny's netオンラインの動画を画面録画して無料サイトに転載したり、販売したりするファンが相次いでいたので、その防止策という可能性はありそうです。今年5月にSnow Man主演舞台『滝沢歌舞伎ZERO 2021』の生配信が行われた際は、公演動画の転載や販売、交換が後を絶たないとして、チケット販売ページに『違法行為をただちに撲滅しない限り、今後、公演の配信を続けていくことはできないと考えます』との注意書きが掲載されたことも。その影響もあるのでは」(同)
『ジャニフェス』の開催・配信を前に、混乱を招いているJohnny's netオンラインの仕様変更。多くのファンが無事に視聴できると良いのだが……。