1月3日放送の『ローカル路線バス乗り継ぎ対決旅』(テレビ東京系)に出演した太川陽介が、“バス旅のプロ”らしからぬミスを犯して、番組ファンの間で話題になっている。
太川率いるバスチームと、タレント・村井美樹率いる鉄道チームが、いくつかのチェックポイントで課せられるミッションをクリアしながら、どちらが先にゴールにたどり着けるか競い合う人気特番の第10弾。
今回は姫路城から京都・天橋立までのルートが設定された。これまでの戦績はバス4勝、鉄道5勝と、バスが負け越している状態だ。
そんな太川には今回、勝ちたい特別な理由があった。それは、生まれ故郷である京都府・京丹後市がルートの途中にあるから。2017年から同市の観光大使に任命されている太川は、旅の途中、勢いあまって「もし負けたら観光大使を返上します」と高らかに宣言。
同じチームの藤原紀香、アンガールズ・山根良顕が「え〜っ! そんな賭けていいんですか?」と驚くと、太川は「(負けるような)みっともない観光大使にはなりたくない」と息巻いていたのだが……。
「とある蕎麦屋でのミッションを急いでクリアした後、最寄りのバス停に戻った太川が、時刻表を見るなり『えっ!? ない!』と驚きの声を上げたのです。蕎麦屋に入る前に時刻表で確認していたにもかかわらず、その時間の記載が見当たらないとあ然。それも当然。事前に見ていた時刻表は、逆方向のものだったから。結果、無駄にここで1時間半過ごすというタイムロスが発生し、太川は一人、時刻表を見ながら顔面蒼白となっていました」(芸能ライター)
自身の失態に、太川は「えっ? 何やってるんだろう。どうしたんだ、どうしたんだ。どうしちゃったんだろう……ごめん。何を勘違いしてたんだろう。何をやってるんだ僕は……あーもうダメだ」と、激しく狼狽。藤原は呆然としながら「ううん」、山根も「いえいえ」と言うほかなかった。
結局、蕎麦屋に戻って時間を潰すことになった太川一行。そんな“Mr.バス旅”は、昨年11月に放送された「対決旅」の別企画『路線バスで鬼ごっこ』でも、乗るはずのバスを目の前で逃したり、時刻表を事前にメモし忘れるといった失態を犯していた。
そして今回も飛び出した目も当てられない痛恨のミスに、ネット上では「ほかの2人が気づかないのもアホだわ」「全員でダブルチェックしなかったんだから、全員の責任」といった声もあったが、太川の責任が大きいとする意見が多い。
「太川、もうアカンな。この前の対決からミスが多すぎ」「最近やらかすことが多いな……」「凡ミスじゃねーか。衰えたな」といったコメントや、「まーたやってる! そろそろ引退されたほうが」「年齢的に無理なのかもしれない」と引退勧告までネット上では飛び出している。
さらに今回、鉄道旅チームのリーダーで、同番組では“鬼軍曹”というニックネームで親しまれている村井も、ポンコツプレイを連発。スタート地点から一番近い姫路駅から電車に乗れば急行など本数も多いのに、同じ距離とはいえ、なぜか小さな駅まで歩くという行動に。
しかもその駅に到着するなり、太川と同じように反対側の時刻表を見ていたため、慌てて安田大サーカスのクロちゃんが指摘し、事なきを得た。
さらに村井は、ある駅からチェックポイントまで歩いている途中、クロちゃんから「もう一度駅に戻る可能性があるんだったら、(駅から発着する電車の)時刻表見ました?」と質問されると、「なんでそれ言わないの?」とクロちゃんの不手際だとする始末。
「そんな村井の言動にも非難が集まっており、このまま2人のミスが続けば太川・村井という両リーダーの交代論が加速してもおかしくないでしょう。さらに致命的なのは、路線バスの廃止や鉄道の廃線に伴って、番組の根幹である“乗り継ぎ”がもはや難しくなっていることです。今回も最寄りの駅まで50分歩くなど、歩くことが主体の番組になりつつある。これは番組存続にも関わってきます」(同)
ちなみに太川は今月の13日に63歳を迎える。番組が終わるのが先か、それともリーダーが代わるのが先か……。
(村上春虎)