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『相棒』デモ隊場面&『緊急取調室』新キャラが物議! フジ・二宮和也主演作4.9%の衝撃【波乱の新春ドラマ】

 年始はさまざまなテレビ番組が放送され、各局の新春スペシャルドラマを楽しみにしていた視聴者も多かっただろう。しかし「いざオンエアされると、想定外の事態に見舞われたドラマもある」(芸能ライター)という。

「まず、1月1日に“元日スペシャル”として放送された『相棒 season20』(テレビ朝日系)の第11話は、世帯平均視聴率14.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と数字的には好成績を記録したのですが、その内容をめぐってネット上で物議を醸しています」(同)

 同作は、警視庁特命係の杉下右京(水谷豊)と冠城亘(反町隆史)の活躍を描いた刑事ドラマで、第11話には亘の姉・由梨(飯島直子)や、彼女が保護した記憶喪失の男性(イッセー尾形)も登場。右京と亘は、「湊健雄」と名乗る男性の身元調査を行い、やがて驚きの真実が明らかになるという展開だった。

「ストーリーが進む中で、右京と亘が駅の売店を運営する企業・デイリーハピネスの本社を訪れる場面があったのですが、そこには『非正規差別NG』を訴える“デモ隊”も集まっていました。デモに参加していた女性が、いきなり右京らに過酷な労働環境を訴えたり、2人がデモ参加者に取り囲まれ、拡声器で『格差をなくせ!』と叫ばれるシーンも。そんな第11話の放送終了後、同話の脚本を手がけた太田愛氏が『相棒20元日SPについて(視聴を終えた方々へ)』というタイトルでブログを更新しました」(同)

 太田氏は、右京と亘がデモ隊に取り囲まれる場面について「脚本では存在しませんでした」「あの場面は、デイリーハピネス本社の男性平社員二名が、駅売店の店員さんたちが裁判に訴えた経緯を、思いを込めて語るシーンでした」「訴訟を起こした当事者である非正規の店舗のおばさんたちが、あのようにいきり立ったヒステリックな人々として描かれるとは思ってもいませんでした」と想定外の演出だったことを告白。「今、苦しい立場で闘っておられる方々を傷つけたのではないかと思うと、とても申し訳なく思います」と、苦しい胸の内をつづった。

「太田氏の告白はネット上でも拡散され、『太田さんはしっかり取材をして脚本を書かれたようなのに、ドラマ制作側が勝手に面白おかしくしたってことか』『絶対に太田さんの脚本通りにしたほうがよかった』『ドラマの後半、右京さんが低賃金で働かされている労働者について熱弁する場面があったけど、太田さんが指摘するシーンが改変されていなければ、もっと説得力が出たのに』と、制作サイドに対する批判の声が噴出し、物議を醸しました」(同)

 『相棒』を放送したテレビ朝日では、1月3日に天海祐希主演『緊急取調室 特別招集2022 ~8億円のお年玉~』も放送され、こちらも世帯平均11.3%と、視聴率2ケタの大台に乗った。

「昨年7月期放送の『緊急取調室 4th SEASON』のラストで発生した“8億円強奪事件”について掘り下げた、新春の『緊急取調室 特別招集2022』。『4th SEASON』で緊急事案対応取調班(通称・キントリ)は解散し、警視庁特殊犯捜査係の所属となった真壁有希子(天海)でしたが、未解決の8億円強奪事件に新たな動きがあり、キントリチームが再集結するという内容でした」(スポーツ紙記者)

 今回はお馴染みのキントリチームに加わる形で、捜査一課刑事の生駒亜美(比嘉愛未)、酒井寅三(野間口徹)という新たなキャラクターも登場したが、ネット上では「野間口さんのキャラは前からいたみたいに馴染んでるけど、比嘉愛未のキャラは発言がウザいね」「また新シリーズがあれば、酒井寅三はレギュラーメンバー入り大歓迎だけど、生駒亜美は不要」「比嘉さんが悪いわけじゃないけど、嫌われキャラだったね」と、比嘉が演じた生駒という“自信家キャラ”にはネガティブな声が集まることに。

「一方、『緊急取調室 特別招集2022』の裏で放送されたフジテレビ系新春ドラマスペシャル『潜水艦カッペリーニ号の冒険』は、世帯平均4.9%と撃沈しています。同作の舞台は、第二次世界大戦下の1943年。日本に物資を輸送していたイタリアの遣日潜水艦『コマンダンテ・カッペリーニ』にまつわる実話をもとに制作された、日本人とイタリア人の友情や恋の物語で、グループ活動休止中の嵐・二宮和也が主演を務めました」(同)

 二宮が大日本帝国海軍少佐・速水洋平を演じたほか、洋平の妹・早季子役に有村架純、洋平の思い人・鈴木香苗役に愛希れいか、洋平の上官・廣田正役を堤真一が務め、潜水艦カッペリーニ号のイタリア人乗組員役には漫画家でモデルのペッペ(アベーレ役)や料理研究家でタレントのベリッシモ・フランチェスコ(シモーネ役)、オペラ歌手や俳優としても活動するパオロ(アンジェロ役)などイタリア出身のキャストが起用がされた。

「ドラマ内で二宮が歌唱するシーンもあり、ネット上のファンは『久々にニノの歌声が聞けて感激!』『ドラマ主演だけでもうれしかったけど、まさか歌声も聞けるとは思ってなくて、泣けてきた……』『やっぱり歌ってるニノが大好き!』などと大盛り上がり。なお、パオロが歌う場面にも『オペラ歌手の歌声すごい!』『さすがオペラ歌手!』といった称賛が集まりました」(同)

 しかし、残念ながら『潜水艦カッペリーニ号の冒険』の視聴率は4.9%で、『緊急取調室 特別招集2022』の半分以下の視聴率にとどまった。

「同ドラマの監督を務めた馬場康夫氏は、映像化に約25年かけたといいますし、フジテレビとしてはなんといっても、“演技派”として知られる二宮を主演に据えたことで、高視聴率に期待していたはず。それが、『緊急取調室 特別招集2022』にここまで惨敗してしまうとは、思ってもみなかったでしょうね」(前出・ライター)

 それでも、貴重な歌唱シーンがあったことで、二宮ファンは笑顔になれるドラマだったといえそうだ。