年末年始にかけて、コンサートや舞台といったイベントで大活躍だったジャニーズ事務所のタレントたち。毎年、お正月は先輩から後輩にお年玉を渡すという恒例行事が行われているが、今年もデビュー組からジャニーズJr.まで、この習わしを受け継いでいたようだ。
大みそかの夜は、東京ドームで約2年ぶりの有観客コンサート『ジャニーズカウントダウン 2021→2022』(以下、『カウコン』)を開催。KinKi Kids、NEWS、関ジャニ∞、KAT-TUN、Hey!Say!JUMP、Kis-My-Ft2、Sexy Zone、A.B.C-Z、ジャニーズWEST、King&Prince、SixTONES、Snow Man、なにわ男子の13組に加えて、4人組ユニット・ふぉ~ゆ~、関東と関西のジャニーズJr.内ユニットが登場した。
出演者の中で、もっともベテランであるKinKi Kidsはお年玉が相当な額になったとか。『カウコン』に出たデビュー組と、Jr.にもお年玉を渡したそうで、1月1日に行われたコンサート『KinKi Kids Concert 2022』にて、堂本光一&堂本剛は「出費がスゴかった」「えげつない金額になった」とボヤいていたという。
一方、同日には東京・帝国劇場で、HiHi Jets、美 少年メンバーら総勢68人のJr.が座長を務める舞台『JOHNNYS' ISLAND』が開幕。3日付の「スポーツ報知」によると、「毎年主役から出演者にお年玉が配られるのが恒例だが、今回は出演者全員が座長。それでもHiHi Jetsと美 少年からお年玉が配られた」とのこと。
なお、HiHi Jets・高橋優斗は『カウコン』の現場でキンキ、A.B.C-Z・塚田僚一、Kis-My-Ft2・北山宏光、Snow Man・宮舘涼太、ジャニーズ事務所の副社長・滝沢秀明氏からお年玉をもらったそうで、「横流しって言ったらあれですけど」と冗談交じりにコメントしていた。
そして、1月5日配信のふぉ~ゆ~のLINE LIVE『ふぉ~ゆ~達やっちゃいなよ!る~るるる~』では、同グループの辰巳雄大がなにわ男子に関するエピソードを告白。ふぉ~ゆ~といえば、4人とも1998年にジャニーズ入りした古株だが、昨年11月にCDデビューしたなにわ男子は“公式ライバル”だと宣言している。
『カウコン』は、そのなにわ男子と楽屋が一緒だったといい、配信中に視聴者のコメントを見たのか、辰巳は「お年玉でしょ? あげた」「なにわ男子全員。ヤバいでしょ。公式ライバルでお世話になってるから。いやいや、そんな自分で言うもんじゃないけどさ。楽屋一緒だったらさ……」と報告。ちなみに、先方からは「ふぉ~ゆ~さんたちが俺らの名前よく出してくれるの知ってます。ありがとうございます」と律儀にお礼を言われたという。
なお、『カウコン』に不参加だったTOKIO・国分太一だが、大先輩の少年隊・東山紀之からお年玉をもらったとのこと。1月5日にTwitterで「この歳になっても 毎年、30年以上 東山さんにお年玉をもらっています しかし いくつになっても嬉しいものです あっ! 51歳になった うちの社長ももらっています 東山さん!本当にありがとうございます」と感謝の思いをつづっていた。
このほか、6日放送のラジオ番組『Hey!Say!7 UltraJUMP』(文化放送)で、Hey!Say!JUMP・知念侑李も、お年玉にまつわる思い出を回顧。例年、ジャニーズタレント総出で初詣に出かけた際、東山が1人ずつに配っていたというが、「そういうのも、こういう(新型コロナウイルスが流行している)時期なのでね。行けなかったりもするんで。東山さんに会う機会なくて。みんなもらわないんですけど」とボソリ。
しかし、昨年2月頃にスペシャルドラマ『必殺仕事人』(テレビ朝日系、22年1月9日放送)の撮影があり、「その時に会ったら『知念、お年玉』ってくれて。2月ぐらいだったんですけど、ちゃんとくれる」と告白。年始に対面するチャンスがなかったとしても、後輩思いの東山はお年玉を渡すタイミングを気にかけていたのだろう。
なお、過去にはJUMPが『NHK紅白歌合戦』に出場した際、司会を務めていた嵐メンバーの櫻井翔、二宮和也にもらっていたとか。
逆に、“先輩の立場”となると、やはり金銭面の苦労もあるのか、知念は「この時期は赤字になるっていう……。これが大人になったっていうことなんですかね。別にあげなくてもいいんですよ。だって別に(ジャニーズの後輩は)家族でもないし、親戚ってわけでもないんで」と、赤字覚悟でやってることに思うところもある様子。一方で、「1年に1回のイベント」としてお年玉の配布を楽しんでいるのが有岡大貴と伊野尾慧だという。
「マネジャーさんに『ちょっとポチ袋買ってきて』とか言って。めっちゃお金をみんなで積んでいって。『これ誰の分』って。1回、伊野尾とかが『パプリカ』歌ってるFoorinの子たちにも『紅白』で一緒だったから。『あげようか』とか言って、(現金を)詰めて一応渡そうとしたんだけど、『チャリティーで始まったグループというか、そういう活動なので、それは受け取れません』とか言って。面白い(笑)。『だって共演してるからな!』(と伊野尾が言っていた)。そういう意味では、Foorinにあげようとしたの、伊野尾ぐらいなんじゃないの(笑)。面白いよなぁ~」
と伊野尾の失敗談を暴露。JUMPは17年~20年まで4年連続で『紅白』に選ばれており、かたやFoorinは18年~20年に企画コーナーや正式歌手として登壇。Foorinは19年の時点で“平均年齢11・2歳の小中学生5人組ユニット”だったため、伊野尾はジャニーズJr.や親戚の子どもに贈るような気持ちだったのかもしれない。
ジャニーズ同士でのお年玉エピソードではないものの、リスナーの間で「Foorinにお年玉あげようとして断られた伊野尾さん、面白すぎ」「Foorinにお年玉上げようとして断られた伊野尾さんに笑った(笑)」「伊野尾さん、年下の子にお年玉を渡そうって発想が気前良くて惚れた」「Foorinにお年玉あげようとしたけど断られた伊野尾さんの話、不憫で可愛い。優しい伊野尾さんっぽい話だな~」と話題になっていた。
今後も、こうした風習を通して、ジャニーズの先輩と後輩が交流を深めていってほしいものだ。