――ジャニーズチェックに連日精を出すジャニオタ2人が、アイドル誌を眺めながらよもやま話をダベり中!
B美……永遠の29歳。人生の半分以上をジャニーズに捧げている、ジャニオタ歴20年超の芸能ライター。今一番気になるアイドルはKis-My-Ft2・北山宏光。
C子……永遠の35歳。デビュー組からジャニーズJr.に降りた月刊誌編集者。好きなアイドルはフレッシュな子。
C子 2022年になっちゃったね~。年末年始はジャニーズ勢が活躍するイベントごとが多かったから、あっという間に駆け抜けたよ。
B美 12月30日に東京ドームで行われた『Johnny’s Festival ~Thank you 2021 Hello 2022~』(以下、『ジャニフェス』)にはKinKi Kids、NEWS、関ジャニ∞、KAT-TUN、Hey!Say!JUMP、Kis-My-Ft2、Sexy Zone、A.B.C-Z、ジャニーズWEST、King&Prince、SixTONES、Snow Man、なにわ男子の13組が出演して、年明けの1月2日~4日にJohnny's netオンラインで配信もしてたよね。私は配信でバッチリ堪能したよ~!
C子 大みそかは『第72回NHK紅白歌合戦』にKAT-TUN、Snow Man、SixTONES、King&Prince、関ジャニ∞の5組が出場して、年越しの『ジャニーズカウントダウン2021→2022』は『ジャニフェス』にも登場したデビュー組をはじめ、ジャニーズJr.も参加。『ジャニフェス』を配信してくれたのもうれしかったし、『カウコン』はフジテレビ系の生中継で見れたから、会場に行けなくてもジャニーズづくしの年末年始だったね!
B美 『ジャニフェス』は、ジャニーズ事務所とファンにとって収穫のある良い機会だったと思う。嵐・松本潤が手掛けた演出に絶賛の声が相次いでいたし、SNS上では『ジャニフェス』でほかのグループに興味を持ったファンが、ファンクラブへの入会を報告している例もあったよ。日本のボーイズグループが増えている中で、あらためてジャニーズが盛り上がるきっかけになってよかったんじゃないかな。そうそう、「J-GENERATION」2022年2月号(鹿砦社)も『ジャニフェス』の特集を組んでいたよ。ほら、表紙からスゴいでしょ。
C子 ホントだ~! これって、『ジャニフェス』に出たデビュー組71人の顔写真だよね? 全員分の顔のアップがズラーッと並んでいて、目を引く表紙だわ。なかなか斬新なデザインだけど、“ジャニーズ総出演”っていうのがわかりやすい。
B美 今号は「2021年夢のステージ! Johnny’s Festival出演者名鑑」と題して、13グループをすべて取り上げているのよ。71人の名言や、懐かしショットを紹介するというコンセプトなんだけど。キンキを皮切りに、メンバーごとに1ページずつ写真とテキストが載ってるの。
C子 今、あらためて思ったけど、現在活動しているグループで『ジャニフェス』に出演したデビュー組って、キンキの次はもうNEWSなんだね。増田貴久は2007年と、近年の写真を見てもあまり変わらないのに……すっかり事務所を背負うポジションになってビックリだよ。5ページの加藤シゲアキは、20年に出版された小説『オルタネート』(新潮社)を持って、記者会見か何かに出席してるカットだけど、これ、完全に“小説家”の紹介じゃん(笑)。
B美 名言の部分も「自分に小説を書く才能があるかはわからないとしても、書き上げることと書き続ける才能はあったんだ、ということでした」って、小説に関するコメントだね(笑)。ほかのタレントは基本的にコンサートや舞台の写真が使われているのに、シゲのページだけ明らかに毛色が違って、なんかシュール。
C子 関ジャニ∞だと、11ページの大倉忠義が気になる。3枚とも目が死んでいて、ヌボーっとした表情なの。“魂を吸い取られた瞬間”を激写されたみたいな(笑)。
B美 確かに! 特に全身が写ってる1枚は、悪いことをして廊下で立たされてる学生みたいじゃん(笑)。名言自体は「努力して成功するとは限らない。でも成功した人は必ず努力している」っていう良い言葉なのに、写真のチョイスがもったいないな~。私は、12ページのKAT-TUN・亀梨和也の眉毛を凝視しちゃったわ。
C子 06年の亀ちゃんは眉毛が細くて、キリッと上がってる。あとの2枚は警察官の衣装を着ているけど、20年の舞台『迷子の時間 -「語る室」2020-』の時の写真みたい。こっちは眉毛が濃くて太いし、印象がまるで違うね。13ページの上田竜也は06年だと仏頂面だけど、近年はめちゃめちゃ良い笑顔。こんなにニコニコ笑ってる上田の写真って、逆に珍しくない? なんかホッとするわ。
B美 14ページの中丸雄一も亀ちゃんと同じく、昔は眉毛が細いね〜。尖っているのは若い頃だけかと思いきや、最近の写真もわりとオラオラした印象。そういえば、『ジャニフェス』を見たジャニーズファンの中には、中丸の甘い歌声やアイドルとしてのファンサービス姿に衝撃を受けた人も多かったみたいよ。
C子 嵐・二宮和也、Hey!Say!JUMP・山田涼介、Sexy Zone・菊池風磨と出演しているYouTubeの「ジャにのちゃんねる」だと、中丸はイジられキャラだもんね。あまりKAT-TUNに触れてこなかったファンや、若い世代の子は「ジャにのちゃんねる」のイメージが強いだろうから、ギャップにやられて好きになっちゃうのは超納得!
B美 次のHey!Say!JUMPは、一気に“子ども時代”のメンバーが登場するよ。彼らは10代でデビューしてるから、07年当時の写真だと、まだあどけなさが残ってるの。山田くんはすでにビジュアルが完成していたけど、やっぱり顔つきは子どもっぽいもんね。変化が露骨にわかる写真が並んでて面白い。
C子 知念侑李、中島裕翔も幼い過去写真だけど、変わらないっちゃ変わらない。18ページの有岡大貴は、07年の髪形がスゴいストレートだね。ストレートアイロンでやたらと髪をまっすぐにさせる時代、あったな~! 高木雄也、伊野尾慧、薮宏太あたりの外ハネヘアーも懐かしい。KAT-TUNの眉毛と一緒で、これも時代を象徴する1枚だわ。
B美 でも、成長度合いでいうと、30~33ページのSexy Zoneのほうが振り幅あるよ。今では王子様キャラでおなじみの中島健人も、11年のデビュー当時はモサッとしてるのよ。対照的に、数年後とみられる全身の写真は、シュッとして洗練されたキラキラアイドルになってる。菊池風磨も大人になってから髪の毛をグレーに染めてみたり、グッと大人の色気が出てきたよね。
C子 個人的に、セクゾでもっとも変化したのはやっぱり松島聡だと思う。11年の写真、見てよ。顔も小さくて“ザ・子ども”じゃん! こんなにかわいくてちっちゃな男の子が、よくこれだけカッコよく成長したもんだよ。セクゾは、休養中のマリウス葉も含めて5人とも顔の系統が全然違うし、絶妙なバランスだよね。うまく配置したジャニーさん(ジャニー喜多川前社長)の先見の明がスゴすぎる。
B美 King&Princeもみんな垢抜けてないね。あの平野紫耀ですら、まだスターの輝きが薄くて“その他大勢の子”って感じ。やっぱり、多くの人に見られるようになると、顔つきも変わってくるんだろうね。SixTONESは、やっぱり森本慎太郎の変化に驚き。本人も、かつての自分のことを「“天使”だった」と言ってたけど、今では立派なオラオラ系アイドルに成長したよね。
C子 ちょっと!! 68ページのなにわ男子・大西流星を見て! 瞳孔ガン開きで圧がスゴい!! 「今ならお買い得!」とか言いながら、通販番組に出てる人みたい。73ページの大橋和也は、顔周りがかなりシャープ。はっすんって、女優の高畑充希に似てるって言われているけど、今よりも16年の写真のほうが“高畑感”強いわ。
B美 72ページの藤原丈一郎は「アイドルと野球の二刀流 僕の人生オリックス」って名言が載ってるんだけど……これでいいの(笑)? 確かに、丈一郎はオリックス・バファローズの大ファンだけど、「僕の人生オリックス」って、二刀流じゃなくなってるじゃん!?
C子 確かに(笑)。とはいえ、近年の丈一郎はバファローズや野球関連の仕事が増えていたし、アイドル活動にも良い影響があったわけだから、「僕の人生オリックス」はあながち間違いではないかもよ。デビューの年にバファローズが25年ぶりのリーグ優勝を果たしたこともあって、スポーツ紙にコメントが掲載されたり……スゴい巡り合わせだよね。
B美 各メンバーの写真に添えられてる名言、Kis-My-Ft2、A.B.C-Z、ジャニーズWESTあたりが特におもしろいよ。私のお気に入りは、27ページのKis-My-Ft2・宮田俊哉。「ファンの前だけは王子様でいたい。カッコいいとこを見せられる瞬間は、絶対に王子様でい続けます」という名言に、コンサートでフライングしている時の写真や、優しい微笑みの写真が一緒に掲載されてるの。テキストと写真のチョイスが抜群で「Jジェネ」担当者が良い仕事したな~って思った。
C子 キスマイの名言だと、28~29ページの横尾渉&二階堂高嗣も胸熱だよ。「好きな人から見たら、どこに映っていたってそこは真ん中。立ち位置なんかこだわる必要ない」(横尾)「『無観客』という言葉に、すごく違和感を覚えます。だって画面を通してファンは観てくれているから」(二階堂)だって。20年~21年とコロナ禍で無観客ライブを行っていたキスマイの状況を踏まえると、グッときちゃうよ。
B美 横尾さんのほうは「グループ内格差があったデビュー当時、『僕の立ち位置は端でいい』と語っていた」と補足があるね。横尾さんは「後ろの4人」と言われた中の1人だったけど、立ち位置にこだわらずに自分のポジションで頑張ろうと思っていたのかも。それにこれって、配信ライブでも当てはまることだよね。ファンにとっては、自担がカメラに映った時が“センター”だからさ。
C子 あんた、いいこと言うじゃん! こういう深い言葉がある一方で、35ページのA.B.C-Z・河合郁人は「18歳で木村拓哉になることをあきらめた」って……。もはや、「Jジェネ」側が河合くんをイジってるよね!?
B美 キスマイのページを読んだ後だと、落差にビックリするわ! 河合くんって、タッキー(ジャニーズ事務所の副社長・滝沢秀明氏)に「お前はそっち路線じゃないよ」と指摘されて、お笑い路線に振り切ったんだよね。その結果、ジャニーズものまねでブレークしたり、バラエティで大活躍してるから、まあ、名言っちゃ名言か(笑)。
C子 41ページのジャニーズWEST・桐山照史の名言「趣味はダイエット、特技はリバウンド」もイジってるな〜。最近の照史ってあんまり痩せてる印象はないから、趣味に当てる時間がないのかも(笑)。丈一郎、河合くん、照史は名言というか、“迷言”の部類だね。
B美 「Jジェネ」による、“愛のあるチョイス”ってことで(笑)。『ジャニフェス』に出演した全メンバー分の名言が載っているから、人となりを知るのには良い特集だと思う。公演を見て気になった人がいるファンは、ぜひ見てほしいな。
C子 ほかにも、86~90ページはHiHi Jets、美 少年ら複数のジャニーズJr.メンバーが出演するドラマ『恋の病と野郎組 Season2』(日本テレビ系)の特集、コンサートMCを振り返る「懐かしMC プレイバック!」のコーナーには嵐が載ってて、さらに木村さんとKing&Prince・岸優太のオリジナル両面ポスターもついてる。今号はジャニーズタレントを広範囲にわたってマークしてるね。
B美 ヘタしたら、どのアイドル誌よりもタレントを網羅してるんじゃない? 22年も、ジャニーズ愛のある「Jジェネ」に期待!