1月16日に放送された情報番組『サンデーモーニング』(TBS系)。このところ、出演者の発言をめぐってネット上でバッシングを浴びている同番組だが、今回は司会を務める関口宏の一言に「失言ではないか?」といった批判が飛んだ。
前日15日に南太平洋・トンガ付近の海底火山で大規模噴火が発生したことを受け、気象庁が日本各地に津波警報や注意報を発令。『サンデーモーニング』内でも発令中の地域を示すために、日本地図が画面右側に常時表示されていた。
一方で、新型コロナウイルスの話題を取り上げた際に使われたパネルと、この日本地図が重なってしまい、一部が見えない状態であった。
「すると、関口は『ちょっと、画面がどうしても……』と困惑しつつ、『津波の警報を出すために、日本地図をあそこに出さなければならないんでしょうか? ちょっと、これは見にくいかもしれませんが、お許しください』と視聴者に謝罪。また、『なんだかよくわかりません、今回のこと』『気象庁ですら、今回のことがまだはっきりわかっていない』などと、津波警報や注意報について疑問を口にしていました」(芸能ライター)
この件について、ネット上では「報道番組なんだから、こうした情報を出すのは当たり前でしょ」「実際に避難している人がいるのに、この緊張感のなさは何? 司会者としていかがなものか」「言っていいことと悪いことの区別がついていない。完全に失言」といった批判やあきれた声が続出していた。
「中には、『この番組、そろそろ終わったほうがいいのでは?』『「サンモニ」を報道番組として扱うTBSの信頼がなくなる』などと厳しい声も。さらに、一部のネットユーザーからは『地上波は打ち切りにして、BSに移行したら?』『そろそろBSに追い出してくれないか?』など、地上波ではなくBS-TBSに番組を移行するべきといった意見も見受けられます」(同)
こうした声が上がるのは、同じくTBS系で日曜の昼に放送されていた『噂の!東京マガジン』が、BS-TBSに移行したことが影響しているようだ。
「1989年からTBS系で放送された長寿番組ですが、昨年4月からBS-TBSに移行。一部報道では、若者向けの番組編成に変更することや、高齢化したレギュラー出演者のギャラが高騰し、番組製作費に見合わなくなったことなどが移行の理由だと伝えられています。一方で、同番組の名物コーナー『やって!TRY』については、近年特に批判が集まっていたという背景も。かつては、主に街行く若い女性にテーマに沿った料理を作らせるという趣旨で、調理に失敗した様子をイジる場面がたびたび見られたため、ネット上で『女性差別では?』『年寄りが若者を笑うコーナーとか、気分悪い』といった指摘が相次いでいました」(同)
ネット上での批判を受けてか、徐々に若い男性も同コーナーに登場するように。ネット上ではこの変化を評価する声もあったが、結局、地上波での放送は終わってしまった。
こうした前例があるだけに、『サンデーモーニング』にも“BS移行”の声が上がったのだろう。果たして、今後も地上波で生き残れるのだろうか。