• 日. 12月 22nd, 2024

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【薬剤師監修】「正月太り」を解消する3つの方法! 増えた体重を元に戻すダイエットのコツとは?

 普段から厳しい体重管理をしていても、お正月を迎えるたびに、その努力が水の泡になってしまう……。毎年このような失敗を繰り返していませんか? そこで今回は、正月太りで増えた体重を短期間で元に戻すためのダイエット法を薬剤師が解説。どれも簡単にできる方法なので、ぜひ試してみてください。

1.正月太りの特徴と原因は?

 正月太りの特徴を一言でいうと「短期間での体重増加」。年末から続くイベントや行事で生活や食習慣が乱れ、そのままのペースでお正月を過ごしてしまうと、短期間で一気に体重が増えてしまいます。まずは、正月太りの主な原因を考えてみましょう。

1-1.食べすぎ

 仕事の休みに入った解放感もあり、お正月には、おせちやごちそうをつい食べすぎてしまうことも多いはず。また、久しぶりの友人や親戚との再会で会食の機会が続くと、食事のペースも乱れがちになります。

1-2.アルコールのとりすぎ

 いつもはお酒を飲まない人も、お正月の特別感からアルコールを摂取する機会が多くなるかもしれません。連日の休みに気が緩み、お酒の量がついつい増えてしまうことも……。アルコールをとりすぎると、むくみから体重増加につながるだけでなく、食事量に歯止めがきかなくなることもあります。

1-3.運動をしない

 寒くなるとどうしても、暖かい部屋に閉じこもりがちに。電車の時間に間に合わせようと早歩きしたり、スーパーの買い物で重い荷物を運んだり、忙しない日常を送るだけでも、無意識にカロリーを消費しています。しかし、時間がたっぷりあるお正月は、ゆったり過ごすことが多くなるので、日常生活の運動量も減ってしまうのです。

 正月太りを素早く簡単に解消するには、ちょっとしたコツがあります。意外に思われるかもしれませんが、冬はダイエットに最適な季節。気温が低いと体温を保とうとして基礎代謝が上がるからです。寒いこの季節と正月太りの特徴をうまく利用し、増えてしまった体重を元に戻しましょう。

2-1.甘辛い料理はなるべく避ける

 正月の楽しい雰囲気の中で食べる豪華なおせちは、ヘルシーなイメージを持つ人も多いかもしれません。しかし、保存を効かせるために糖分や塩分が多く含まれており、濃いめに味付けされているものが多いですよね。糖分の多い食品を食べると血糖値が上がり、体は中性脂肪をため込みやすくなります。さらに、塩分の多いものをとると、体は塩分濃度を一定にしようと水分をため込んでしまうのです。

 そのため、糖分や塩分は短期間での体重増加の原因となってしまいます。おせちだけでなく、すき焼き、煮物、照り焼きなどの甘辛い味付けの料理も注意。三が日が明けたら、こうした味付けの料理はなるべく控えましょう。

2-2.ウォーキングをする

 暴飲暴食によりカロリーを余分に摂取すると、貯蔵に回されます。この貯蔵されたエネルギーは体脂肪へと変わり、肥満につながるのです。

 貯蔵されたエネルギーを燃焼する方法としておすすめなのが、有酸素運動であるウォーキング。寒さを感じながら運動すれば基礎代謝がアップするので、冬は特に効率よく消費カロリーを増やすことができます。

2-3.筋肉量を増やす

 筋肉量が増えれば、お正月の間に蓄えられてしまった体脂肪を減らしやすくなります。筋肉量を増やすために、次の2点をおさえましょう。

<筋トレをする>
 特に「腹筋」や「太ももの筋肉」といった、大きな筋肉が集まっている部位を意識して鍛えると、効率よく代謝をアップできます。

<筋肉になりやすい食事をとる>
 脂肪の少ない赤身肉、魚、大豆製品は筋肉の元となるたんぱく質を多く含むので、積極的にとりたい食材。また、体を内側から温め、代謝をアップする効果があるショウガやニンニク、根菜類もおすすめです。

 また、「もっと効率的に早く体重を落としたい!」という人には漢方薬もおすすめ。これまでご紹介した運動や食事改善をベースに、漢方薬をプラスすれば、より大きな効果が期待できます。漢方薬は、デトックス、胃腸の疲れ、脂肪燃焼などのお悩みや、体形別に異なるアプローチを行うのが特徴です。

 漢方薬の中には、脂肪の分解や燃焼、脂質の吸収の抑制、脂質を便と一緒に排出する作用があるものなど、体質を根本から改善することを目的としているため、太りにくく痩せやすい体質が目指せます。さらに、漢方薬は一般的に自然の生薬からできていて副作用が少ないとされているのです。

<正月太り改善におすすめな漢方薬>

・防已黄耆湯(ぼういおうぎとう):下半身が太りやすく、むくみやすい、いわゆる「水太り」の方に。
・防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん):欲旺盛で腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちな方に。
・大柴胡湯(だいさいことう):便秘がちでストレスによる過食をしやすい方に。

 漢方薬はご自身の状態や体質を考えて選ぶので、うまく合っていないと効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。

 しかし、たくさんの漢方薬から自分にあった漢方薬を見つけるのは大変ですよね。そんなときは、「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。漢方に精通した薬剤師とAIが、あなたに効く漢方薬を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれます。

あんしん漢方

4.正月太りを解消して、スッキリした体に!

 今回お伝えした方法を知っているだけで、お正月にうっかり食べすぎたり、飲みすぎたりしても安心。お正月を思いっきり楽しんだあとは、スッキリした体で1年をスタートさせましょう!

薬剤師・竹田由子
薬剤師。元漢方・生薬認定薬剤師で薬膳漢方マイスター。大学院では臨床薬学を専攻、病院に10年間勤務。結婚後は調剤薬局へ勤務するのと並行して、ライターとしての活動も始める。腎機能低下を機に、月経痛への鎮痛剤使用量を漢方で減量成功した経験があり、「日常の不調はまず漢方」をモットーに生活を送る。病院時代の長いDI経験を生かし、薬の面から分かり易くサポートしたいと考えている。現在は、漢方のプロがAIを活用して自分に適した漢方薬を選びお手頃価格で自宅に郵送してくれる「あんしん漢方」でも情報発信をしている。

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