ドラッグストアの売り場を席巻する、ヘアケア用品。化粧品はその場で色味や使い心地を確認できますが、シャンプーやヘアカラーなどはそうもいきません。「こんなはずじゃなかった……」と落ち込まないために、元美容師・AKKOが“おすすめ商品”を独断と偏見で選んじゃいます!
1,000円以下も! 元美容師が選ぶ「おすすめヘアブラシ」ベスト5
素材や形、価格の幅も非常に広いヘア用品といえば、「ヘアブラシ」ではないでしょうか。シャンプーやトリートメントなどにこだわっていれば、ヘアブラシはなんでもいいと思っている人もいるかもしれませんが、それは間違い! ヘアブラシを変えるだけで、髪の毛の悩みが解消することもあるほど、実は大事なアイテムなんです。
そこで、今回はバラエティショップや通販などで買える「おすすめヘアブラシ」ベスト5を、ランキング形式で発表。私の愛用品も登場しますので、ぜひ参考にしてみてください!
ヘアブラシおすすめ第1位:かなや刷子「ヘアーブラシNo.805」4,400円(税込、以下同)
東京・浅草にある「かなや刷子」は、大正時代から受け継がれるブラシ専門店。職人が天然毛を使用して作っており、ヘアブラシのほかにも歯ブラシや筆、タワシなど、さまざまな商品を展開中です。
そんな中でも、このヘアブラシ「No.805」は人気商品の一つで、適度な油分を含んだ獣毛を使用。とかせばとかすほど髪の毛が艶やかになるヘアブラシです。実は私の愛用品でもあり、その品質の良さを身をもって実感しています。
夜使えば朝はブローがいらないほど髪の毛がまとまる上、やや硬めな毛の質感が程よく頭皮を刺激。乾燥する今の時期は、静電気を防ぐ効果もあります。ややお値段は張りますが、一生モノのヘアブラシになるはずです!
ヘアブラシおすすめ第2位:ORIENEX「ヘアブラシ 木製櫛」1,890円
ORIENEXの「ヘアブラシ 木製櫛」は、髪にも頭皮にも優しい竹製のヘアブラシ。竹に含まれる天然油分が頭皮の油分となじみ、とかせばとかすほど髪にハリとツヤを与えます。また、先端が丸くなっているピンが頭皮に適度な刺激を与え、マッサージすることで血行を促進してくれるのも大きな特徴。頭皮をやわらかくすると、ストレスの解消にもつながりますよ。
面が広めのヘアブラシは絡まる髪をほどきやすいので、ロングヘアに適しています。そのほかにも、薄毛が気になる方、加齢やダメージによって髪の毛がやせ細ってしまった方にも使っていただきたい逸品です。
ヘアブラシおすすめ第3位:トリコインダストリーズ「デンマンブラシ D4」2,100円
イギリスの「デンマン社」が発売するこのヘアブラシは、“世界中の美容師が最も多く手にするブラシ”として知られています。髪の長さや髪質を問わずに扱いやすく、耐熱性に優れたナイロン製のピンは、ブローに欠かせないアイテムです。サイズ展開もあるため、髪の長さで使い分けが可能ですが、ピンの密度が低いので多毛の方におすすめ。ナイロンピンなのに静電気が起こりにくいのも特徴です。
ちなみに美容師時代、こちらのヘアブラシを使用していましたが、手にフィットするデザインで、ブローの作業効率が上がりました。濡れた髪にも使用可能なので、コストパフォーマンスも大変優秀だと思います。
ヘアブラシおすすめ第4位:無印良品「ブナ材頭皮ケアブラシ」990円
無印良品のこちらは、クッション性のある広いブラシ面で頭皮への負担を軽減し、心地よい刺激でブラッシングできる商品。ブラシは粗めなので、髪の引っかかりを少なくし、スムーズにブラッシングできるでしょう。
また、ブラシ部分はナイロン樹脂が使われているので、濡れた状態でもくし通りがよく、アウトバストリートメントをなじませるのにも最適。別売りの「ブナ材お手入れブラシヘアブラシ用」(250円)を併用すると、常に清潔な状態を保てるのもうれしいですね。プチプラなのに万能なこのブラシ、一家に1本常備をおすすめします!
ヘアブラシおすすめ第5位:タングルティーザー「ザ・オリジナル ノーマル」2,200円
カラフルなデザインでおなじみ、人気のタングルティーザー「ザ・オリジナル ノーマル」は、髪の“もつれ”解消にもってこいのアイテム。寝起きのボサボサヘアにもスルっとなめらかにくしが入り、ツルツルな手触りになります。何度もとかしていくうちに、寝グセが直ってしまうのは不思議。ちなみに、こちらも私の愛用品です!
強いて悪いところを挙げるなら、冬に使うと静電気がスゴい(笑)。とはいえ、ツヤ出しスプレーなどと併用すれば抑えられますし、髪の毛がパサパサした感じにもなりませんよ。メインで使うヘアブラシとして強くおすすめはできないですが、携帯用アイテムとしては欠かせませんね。