1月14日、自身のインスタグラムで「今年で吉本新喜劇の座長を辞めることになりました」と報告したタレントの小藪千豊が、今度はYouTubeチャンネルにて事の経緯を語った。
「現在の吉本新喜劇は、2006年2月から座長を務めている小籔をはじめ、その後に就任した川畑泰史、酒井藍、すっちーの4座長体制。加えて、昨年12月29日付のニュースサイト『サンスポ』は、“時代に合った改革”として、吉本新喜劇史上初のGM(ゼネラルマネージャー)に間寛平が就任すると報じましたが、この約半月後に小藪がインスタで『クビなのか任期満了なのかはわかりませんが とりあえず当番が終わります』などと、年内の座長退任を発表したのです」(芸能ライター)
そんな中、小藪、千原ジュニア、フットボールアワーが出演するYouTubeチャンネル「ざっくりYouTube」では、1月29日に「【新喜劇】小籔が明かす座長卒業の真実」と題した動画を公開。この中で小藪は「座長、辞めるんですよ」と改めて報告し、ジュニアから「(事務所と)揉めたん?」と問われると、「揉めてないですよ」と否定した。
続けて、経緯について小藪は「会社の超偉いさん、名前はアレやけど、しゃべってて、なんかめっちゃ遠回しに、『これからの新喜劇をこうで、こうで……』みたいな。何の話やろ……ああ、座長辞めろってことですね。わかりました、わかりました、みたいな」と、吉本興業の重役から退任を命じられたことを告白。
これにジュニアが「揉めてるやん!」と指摘すると、小藪は「(今年で吉本興業創業)110周年で、寛平さんがGMとかになって、(新体制で)やろうと思ってんねん、みたいな(説明を受けた)。このタイミングぐらいで(辞めるのは)どう? みたいな」と、退任が吉本サイドの都合であることを強調しながらも、「俺も、10年くらいで(座長を)辞めななって思ってた」「タイミングとしては別にいいかなあと思いますけど」と自身の考えと偶然にも合致したことを付け加えた。
「吉本側から一方的に退任を命じられた様子の小藪ですが、今月25日付のニュースサイト『スマートフラッシュ』は、GMのポストについて、池乃めだから先輩芸人や役員に意見することも多かった小藪を『“潰す”ための上層部の発案』だと報道。さらに、同メディアの直撃取材を受けた池乃は、これまでの小藪の働きについて『信念の男』『よう戦った』と感心しながらも、座員からの印象については『煙たい人もおったやろうけど』とぶっちゃけていました」(同)
一方、これらの報道から、小藪の退任に深く関係しているかのような印象が世間に広まった間。GM就任が報じられた昨年12月29日には、自身のTwitterで「聞く耳を持つGMでありたい、もちろん判断力もあるGMになります、アメマ~」と意気込みをつづっていたのだが……。
「今月28日に放送された『探偵!ナイトスクープ』(ABCテレビ)の冒頭、司会のダウンタウン・松本人志から『吉本新喜劇のすごい偉いさんになったんでしょ?』『今までと何が違うんですか?』と問われた間は、『ちょっといろいろありましてね。ま、まあ、いろいろあるんですよ……まあ、まあ』となぜか口ごもり、それ以上語らず。その不自然な様子に、ネット上の視聴者からは『寛平ちゃん、GMの件に触れてほしくなさそうだけど、何かあった?』『複雑な裏事情があるんだろうな』などと、訝しむ声が相次ぎました」(同)
なんともすっきりしない吉本新喜劇の人事改革だが、すべての真相が明らかになる日は来るのだろうか。