TOKIO・松岡昌宏がパーソナリティを務めるラジオ『松岡昌宏の彩り埼先端』(NACK5)。1月30日の放送では、松岡が“先輩をくん付けで呼ぶ”ジャニーズ事務所独特の慣習について見解を述べる場面があった。
松岡は、自身がゲスト出演した1月1日放送のバラエティ番組『King&Princeる。元日SP』(日本テレビ系)を見たというリスナーから届いたメールを紹介。「(ジャニーズ)事務所では“くん”付けで呼ぶのが基本になっていますが、20歳以上年の差のあるキンプリの子が“松岡くん”と呼んでいたのに、なんかすごいな〜と思ってしまいました。(中略)松岡さん自身は先輩を誰まで“くん”付けで呼びますか?」という質問に対し、「昔から言われてることなんですよね。“ジャニーズあるある”の一つ」「親しみを込めて“◯◯くん”ていう。よりファミリー的な形で使われています」と、あらためて説明した。
続けて、「僕はそこで育った人間だから、僕が若い子たちから『◯◯くん』って言われるのは、全然引っかからない」と語りながらも、「良い悪いじゃなくて、一般的に見た時は、これは失礼なことに当たる」と認識しているという。
松岡は、第三者がいる時は故・ジャニー喜多川社長を「ジャニーさん」と呼ばずに「先代の社長」と呼んでいるそうで、「『ジャニーさん』っていうのは恥ずかしい」「第三者がいる前で『ジャニーさん』っていうのは、『うちのお母さんがね』って言ってるようなもの」とその理由を明かしながら、「これって一般企業でいう、『弊社の◯◯が』と一緒ですよね。『弊社の城島さんが』とは言わないでしょ?」と例を挙げて説明し、敬称の使い方に疑問を抱く人がいるのも「事実だなと思ってます」と、お便りを寄せたリスナーの意見に理解を示していた。
なお、松岡が敬称の使い方意識するようになったのは「20代後半ぐらい」だそうだが、少年隊はさん付けで呼んでいたようで、「TOKIOは『東山(紀之)さん』『錦織(一清)さん』『植草(克秀)さん』って、ハタチの時には言ってたと思います」とのこと。「先代の会長に言われたんですよ。『ちゃんと“さん”付けで呼びなさい』って」と、故・藤島メリー泰子氏に注意されたことがきっかけで、それまでは「ヒガシくん」などと呼んでいたものの、「『10歳くらい年が離れてる人が言うのはおかしいだろう』ってことで」さん付けするようになったという。
その上で、松岡が現在も“くん”付けで呼ぶ先輩はV6・坂本昌行で、「たまに坂本くんって言うくらい」だとか。松岡は「でも基本的に僕は30歳からは◯◯先輩って呼んでるはずなんですよ。『(佐藤)アツヒロ先輩』とか『東山先輩』とか。“先輩”って呼ぶほうが僕には合ってるなって思って」「先輩って呼ぶほうが楽」だとしみじみ語った。
そんな松岡は「(年上の先輩を)“くん”付けしている子がどうこうじゃなく」と前置きした上で、「自分で気づいていくもんだし。それでもいいやと思ってる子はそれでもいいと思うんですけど。うちのファミリーの中では許されるけど、でもやっぱり◯◯(リスナーのペンネーム)さんみたいに思ってる方がたくさんいるっていうのも事実だと思う」とコメント。
「『そうしなさい』とは僕は言わないですけど、うちの小僧たちに。その人のキャラであるんであればいいと思います」と、後輩にさん付けを勧めているわけではないとしながら、「でもこれは貴重なご意見だと思いますね。俺が言ってないからいいとかそういうことじゃないんですよ、僕が伝えたいのは」と、事務所内のくん付けの慣習に対して持論を唱えていた。
今回の放送を受け、ネット上ではリスナーから「ジャニーさんって恥ずかしくて言えないのか~(笑)」「呼び方の変化で関係性の変化もいい意味で見えるから、ジャニーズの『くん』呼び文化はある程度残して欲しいかな〜」「本人達がどう感じてるかは置いといて、個人的にはTOKIOさんが『くん』付けで呼ばれてると可愛い〜と思ってしまうな」といった声が上がっていた。