俳優・桐谷健太が、2月16日に新曲「遣らずの雨と、光」を配信リリースすることがわかった。桐谷は2016年に、auのCMソング「海の声」で「第49回日本有線大賞」特別賞や「第58回日本レコード大賞」優秀作品賞などを受賞しており、ネット上でも、彼の音楽活動を好意的に受け止める声は少なくない。
「『遣らずの雨と、光』は、今月4日に公開された桐谷の主演映画『ミラクルシティコザ』のインスパイアソング。元THE BOOMの宮沢和史がサウンドプロデューサーを務めていることでも注目を集めており、桐谷にとっては18年に配信リリースした『お家をつくろう』以来、3年3カ月ぶりの新作となります」(芸能ライター)
同ニュースを受け、ネットユーザーからは「桐谷健太の歌には魅力を感じる」「本業は俳優だけど、桐谷さんならではの歌声が好き」「宮沢さんとのコラボレーションも楽しみ!」などと好意的なコメントが多数寄せられている。
「俳優業のかたわら、歌手としても活躍している例でいえば、菅田将暉も桐谷同様に評判が良い。19年の配信シングル『まちがいさがし』は作詞・作曲・プロデュースを米津玄師が手がけたことも話題になり、セールスも好調でした。ちなみに、米津が17年に発売したアルバム『BOOTLEG』の収録曲『灰色と青』には菅田がゲストボーカルで参加しています」(同)
ただ、役者の音楽活動は賛否が分かれるケースも。たとえば、昨年、ムロツヨシは東京スカパラダイスオーケストラのミニアルバム『S.O.S. [Share One Sorrow]』の収録曲「めでたしソング feat. ムロツヨシ」にゲストボーカルとして参加。同曲は、昨年春に上演されたムロの出演舞台『muro式.がくげいかい』のテーマ曲であり、楽曲の制作過程でムロの参加が決まったそうだが……。
「明るく賑やかな『めでたしソング』自体にネガティブな声はありませんでしたが、同6月放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)で楽曲を披露したムロが、緊張からなのか終始ハイテンションではしゃぎまわっていたことで、一部ネットユーザーは『ムロがすべり倒してて見てられない』『音楽番組の雰囲気とは合わないノリで痛々しい』などとドン引きしていました」(同)
また、女優の森七菜も20年に出演した大塚製薬「オロナミンC」のCMで、ホフディランの「スマイル」をカバー。同7月に配信リリースしているが、音楽番組で披露するたび、「ヘタではないかもしれないけど、素人のカラオケレベル」「女優業に専念したほうがいい」とネガティブな声が上がるなど、賛否を呼んでいる。
「そんな森は、昨年1月に前所属事務所・アーブルとの独立トラブルが報じられ、その後、ソニー・ミュージックアーティスツとのエージェント業務提携に落ち着きました。そして同8月にYOASOBI・Ayaseプロデュースの『深海』、10月には自身が出演した映画『天気の子』(19年)の新海誠監督が作詞した『背伸び』を配信リリースしたものの、『スマイル』ほどの話題にならず“不発”に終わった印象。ファンからも『音楽活動も良いけど、女優としての七菜ちゃんが見たい』と微妙な反応が見られました」(同)
今年は1月期の連続ドラマ『逃亡医F』(日本テレビ系)にレギュラー出演している森。音楽活動に難色を示していたファンもきっと喜んでいることだろう。