• 月. 12月 23rd, 2024

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『今くら』終了『アピールちゃん』は3.3%! 指原莉乃、“次世代MC”の称号に陰りか

 “次世代MC”の名も、番組に勢いがつかないと形無しになってしまう。そんな称号を持つ指原莉乃の担当番組が振るわないのだ。まずは、昨年10月から始まった新番組『100%!アピールちゃん』(TBS系)の様子を見てみよう。

 月曜午後10時から麒麟・川島明とともに司会を務めている同番組だが、2月7日のオンエアは世帯3.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、個人2.3%と、火を見るよりも明らかな爆死ぶりだ。

「もちろんこの日、裏の日本テレビ系で『北京五輪』の競技中継が行われたことも影響したでしょう。午後8時45分からは世帯14.7%、個人8.9%、また午後10時45分から11時30分でも世帯9.4%、個人5.6%と高記録ですから、そもそも太刀打ちできる相手ではなかった。特に『アピールちゃん』と同時刻には、高梨沙羅選手がスーツの規定違反で失格し、それが皮肉にも話題となってしまったスキージャンプ混合団体の競技中でした」(業界関係者)

 ただ、前週1月31日の『アピールちゃん』の数字も世帯3.3%、個人1.8%だったので、五輪の影響だけとは言い難い。いずれにせよ“見られていない”ことがわかる。

ちなみにこの日の日テレは『しゃべくり007』で、世帯8.8%、個人4.7%。一時期の勢いは衰えているとはいえ、『しゃべくり』の壁は高いようだ。

「『アピールちゃん』は基本的にVTR主体。川島と指原という組み合わせなら、トークメインでもいけるはず。2人をあまり生かせていないのでもったいない気がします」(同)

 だが、そんな指原のトークが縦横無尽に入り乱れていたアノ番組も、ついに3月末で打ち切られる。それが『今夜くらべてみました』(日本テレビ系)だ。

「放送開始から10年、ゴールデンに進出してから5年という節目で一区切りしようということでしょう。指原は、もともとの司会の1人だったSHELLYの産休 に伴い、代役として登場。しかしSHELLY復帰後も続投するという異例のルートをたどりました。この間の功績が認められたということでしょう」(放送作家)

 この番組では指原のトークバラエティにおける強みが発揮されていたという。その一つが、実体験や身の回りに関する“ぶっちゃけ”トーク。

「この番組でのSHELLY、自分のことを絡めて語るMCスタイルをとらないため、指原の働きが重要になっていました。その点、AKB48の現役時代にファンと交際していたことがスクープされているので、恋愛トークを口にしても許される下地がある。そもそも、MCを務めるほどのタレントが、自身の恋について毎週のように話すのはなかなか珍しい。格が上がってもさらけ出してくれるのがスタッフ的には有り難いことで、本人も有り難がられていることを自覚しているのでしょう」(同)

 さらに、番組においてスパイス的な存在にもなっていると評価する。

「チュートリアル・徳井義実のプレゼンと、それに対するフットボールアワー・後藤輝基のツッコミという、一見単調になりがちな構図をかき乱すという絶妙なスパイスになっています。当初は自虐キャラ一辺倒だったのが、いろいろな変化球を覚えて臨機応変に役割を変えられるようになったのも強みでは」(同)

 これら番組のほかに、指原は『ゼロイチ』『超無敵クラス』(以上、日本テレビ系)『ヒロミ・指原の“恋のお世話始めました”』(テレビ朝日系)『坂上&指原のつぶれない店』(TBS系)といったMC番組を抱えている。『アピールちゃん!』の爆死や『今くら』終了でも、十分に安泰、“次世代MC”の称号に陰りなしの気もするが……。

「収入面としては申し分なく、タレントパワーもあるでしょう。さらに売れっ子MCであることも明白ですが、彼女見たさに番組を見てくれるファンがどれだけいるか? 今後、タレントしてさらにランクアップできるかが鍵になりそうです」(同)

 ただ、指原のような若手で司会も任せられるタレントが意外と少ないのも事実。しばらくはライバル不在のまま、指原のMCポジションの独占状態が続くのかもしれない。
(村上春虎)

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