• 日. 12月 22nd, 2024

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『相葉マナブ』13.0%で国民的番組に!? 『VS魂』4.9%でいよいよ「末期」? 「相葉バラエティ」の明暗

 日曜夕方のテレビ番組といえば『サザエさん』(フジテレビ系)や『笑点』(日本テレビ系)が挙げられるが、そんな国民的番組に匹敵するほどの人気コンテンツに成長した番組がテレビ朝日にあるという。それが、相葉雅紀による冠番組『相葉マナブ』だ。

「同番組は2013年4月から日曜午後6時の枠でスタートした相葉のロケ番組。『ニッポンを元気に!』をテーマに、相葉が自然薯を掘ったり、信州そばを実から収穫して打つといった内容が好評です。昨年4月からは、30分番組から1時間に拡大されました」(芸能ライター)

 2月6日の『相葉マナブ』は世帯視聴率11.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、個人6.8%。1月30日も世帯13.0%、個人7.7%と、かなりのハイスコアを記録している。

「ちなみに、裏番組の『サザエさん』の同日放送が世帯9.0%、個人6.5%。また1月30日は裏で『ちびまる子ちゃん』(フジテレビ系)が1時間拡大で放送されていたのですが、これが世帯7.7%、個人5.6%でした。これと比較しただけでも、『相葉マナブ』は、国民的アニメ『サザエさん』『ちびまる子ちゃん』に勝っていることになる」(業界関係者)

 つまりは『相葉マナブ』も、「国民的番組」の称号を得てもおかしくないということだろうか?

 さて一方、そんな相葉が同じくMCを務める『VS魂』(フジテレビ系、午後7時〜)はというと、2月3日は世帯5.7%、個人3.5%。1月26日は世帯4.9%、個人3.0%と、いよいよ末期の香りが漂う数字となっている。

「ゴールデンタイムの『VS魂』が、夕方放送の『相葉マナブ』にダブルスコア以上で差をつけられているわけです。もちろん、番組そのもののパワー、裏番組の状況などによって、同じタレントがMCを務めても全て高視聴率を獲れるわけではありませんが、それにしてもこの開きは驚くほかありません」(同) 

 確かに、世帯13.0%、個人7.7%(1月30日放送『相葉マナブ』)と、世帯4.9%、個人3.0%(1月26日放送『VS魂』)を並べてみると、同一人物が司会を務める番組と思えないほどの差だ。こうした2番組の現状を見た上でどんなことが考えられるのだろうか?

「やはり相葉は、リーダーシップを発揮して共演者を取りまとめるというより、共演者に心配されたり支えられたりしながら、癒やしの空間を一緒に作り上げるタイプ。『相葉マナブ』のように、とりたててMC力が求められていない番組はぴったりです。一方、『VS魂』のような統率力が必要とされる番組は不得意というより、そもそも向いていない。そこで、風間俊介が副キャプテンとしてサポートし、さらに途中からアンタッチャブル・山崎弘也もレギュラーとして加入して、相葉のできない部分を補強しているのですが、それがかえって、相葉の頼りなさを際立たせてしまいました」(同)

 歴史に“たられば”はあり得ないが、一体どうしたら良かったのか?

「相葉が不在のときに代役を務めた二宮和也のMCは安定していた。例えば、最初から相葉と二宮のダブルMCだったら、二宮が後輩をイジり、それを相葉が優しくフォローするといったMCワークが“見える”。番組開始から1年以上たちますが、いまだにほかの“魂メンバー”のキャラが引き出せてないし、認知されていない。“ながら見”の視聴者は、誰が出ているかも知らないのではないでしょうか」(同)

 もはや『VS嵐』とは全く別物の番組となってしまった『VS魂』。『相葉マナブ』のように、相葉のキャラクターと番組の色がハマれば高視聴率も狙えるだけに、このままズルズルと続けるのは惜しい気もするが……。フジテレビは、この迷走の先に鉱脈を見出しているのだろうか。
(村上春虎)

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