TOKIO・城島茂、お笑いコンビ・さらば青春の光らが出演しているラジオ番組『アッパレやってまーす!』(MBSラジオ)。2月10日深夜放送回では、“芸能人のなりすましメール”に関する話題から、実際に城島が引っかかってしまったという巧妙な手口について語る一幕があった。
昨年10月より、『アッパレやってまーす!』の木曜日は城島、さらば青春の光(森田哲矢・東ブクロ)、ドランクドラゴン・鈴木拓、日向坂46・齊藤京子、モデルで女優・鈴木美羽の6人がパーソナリティを担当中。2月10日のオンエアーは、リスナーのお便りをきっかけに、実在するサイトを装い、パスワードを入力させようとするフィッシング詐欺に関するトークに発展した。
レギュラー陣の中でも、城島は警察庁の特別防犯支援官として、特殊詐欺被害を防止する広報啓発活動を行っている身。昨年12月にはJR福島駅前にて、高齢者らに電話をかけるなどの手段で現金をだまし取る「なりすまし詐欺」(特殊詐欺)の注意喚起をしたばかりだ。
そんな城島自身もメールに記載されたURLから、うかつにログインする行為は気をつけているといい、「詐欺の訴える仕事もしてるんで、これ危ないかもなと思ったんで。言ってるほうが引っかかったらシャレにならんわと思って、ちゃんと本サイトから見るようにしてますね」と明かした。
また、ドランクドラゴン・鈴木いわく、相方の塚地武雅のところに後輩芸人のはんにゃ・金田哲のマネジャーを名乗る人物から「金田が今、お金に結構困ってまして、それぞれのカンパをお願いします」とのメールが届いたそう。塚地は実際に金田と仲が良いため、本人に「大丈夫か?」「お金困ってるんだろ?」と連絡すると、「それ、絶対に詐欺ですよ」と言われて事態に気づいたとか。
このエピソードを受けて城島も、同様の体験を振り返った。
「もう結構前ですけど、朝方ホント早い時間に生田斗真から、うちの後輩のね。ショートメールが来たんですよ。『何やってんの? 今日夜、仕事終わったら飲まない?』って。パッと寝ぼけながら見て、え? これ間違えたんちゃうかなって。間違えとるな、こいつと思って。文面の内容が。言い方が。『間違えてない?』って返したんですよ。『え、間違えてないよ。今日何やってんの? 今日さ、映画の撮影終わったらさ、空いてるんだけどさ』『間違えてるんだろ、お前』って入れたら、『この後、電話できる?』って。あれ、ちょっと待てよ。これ詐欺系、イタズラ系やと思って」
そもそも、城島は生田の電話番号を知らなかっただけに、「(自分のもとに連絡が)来るわけないわ」と、冷静に受け止めたという。
「それから何カ月かしたら、今度、松潤(嵐・松本潤)から来たんですよ。で、その時はさすがに引っかかるか! と思ってシカトしてたら、『なんで連絡くれないの? これからドームのリハなんだけど、やっぱりほかのメンバーのほうがいいのかな?』って来て。スゴいしつこく来やがって、松潤から」
この実体験に、周囲は大爆笑。東ブクロが「向こう(送信者)もリーダーとやりとりしてるとは思ってないでしょうね」と想像すると、あらためて城島は「生田斗真が(から)朝、寝ぼけて『今日飲まない? 何してんの?』って(タメ口でメッセージが)来た時、むっちゃ腹立ちましたよ。何やねん、誰や思てんねや思って。でも、よう考えたら番号知らんわと思って。もう10年以上前かな~」と、振り返っていた。
一方、こうした“身内”になりすましたメールに騙されてしまったタレントは、城島だけではない。今年1月、Kis-My-Ft2・千賀健永とSexy Zone・菊池風磨が、公式携帯サイト・Johnny's web内の連載「Sengaism」(千賀)と「刹那ルツブヤキ。」(菊池)を通じて、対談の動画を配信。
その中で、菊池は美 少年・那須雄登に連絡をとるため、ジャニーズJr.のマネジャーに番号を聞いて電話をかけたという話を切り出した。しかし、那須は警戒心が強かったのか「偽物だと思われて着拒(着信拒否)された」そうだ。
すると、千賀は「滝沢だけど、連絡先がわからなくなっちゃって、もう1回このメールに送ってくれない?」といった内容のメールが来たと告白。先方は現在のジャニーズ事務所副社長・滝沢秀明氏になりきり、“ジャニーズの後輩に送った設定”だったようだ。
そして千賀は、「『一応、LINEのほうにも送っておきます』みたいな感じで、LINEのほうで滝沢くんに送ったら『え、俺そんなメール送ってないよ』みたいなこと返ってきて、え? みたいになって。めちゃめちゃリアリティーあるから」と、うっかり返信してしまったとのこと。結果的に千賀&菊池は「那須くん、正解だった」と後輩の姿勢に感心していたのだった。
ファンはもちろん、タレントもなりすましメールには十分に気をつけてほしいものだ。