2018年5月にCDデビューを果たしたKing&Prince(以下、キンプリ)が、初の4大ドームツアー『King & Prince First DOME TOUR 2022 ~Mr.~』を開催することが明らかになった。キンプリファンは歓喜に包まれているものの、Sexy ZoneやジャニーズWESTのファンたちは「後輩に先を越されるのは悔しい」「WESTのドーム公演を幻にしないで」と複雑な気持ちになっているようだ。
キンプリのドームツアーは、4月2日・3日の福岡PayPayドーム公演を皮切りにスタート。同8~10日が京セラドーム大阪、同16~18日は東京ドーム、そして5月14日・15日のバンテリンドームナゴヤ(ナゴヤドーム)が最終地点となり、計10公演を予定している。
デビューから4年で、グループ初のドームツアーが決まったキンプリ。新型コロナウイルスがいまだ猛威を振るっている状況だが、ファンは「キンプリ、初ドームツアーおめでとう! チケットが当選しますように」「4大ドームで10公演なんて本当にスゴい!」と吉報に湧いている。
なお、WEB版「日刊スポーツ」(2月15日付)の記事によると、ジャニーズ事務所所属グループのドームツアーは、「コロナ禍前の19年11月から20年1月まで行われたHey!Say!JUMPの4大ドームツアー以来、約2年ぶり」になるとのこと。
一方、今回の発表を受けてSexy ZoneやジャニーズWESTのファンは少なからずショックを受けている。Sexy Zoneは11年11月にCDデビューしており、デビューはキンプリよりも先だが、メンバー自体はSexy Zoneが21歳~27歳、キンプリは22~26歳と、ほぼ同世代。デビュー前のキンプリメンバーはSexy Zoneのバックダンサーを務めていたこともあり、ドームツアーの知らせにSexy Zoneのファンは衝撃を受けたのだろう。
ネット上のファンは、「なんでキンプリがドームツアーなの? セクゾは?」「セクゾより人気なのはわかっているけど、後輩に先を越されるのは本当に悔しくて涙が出た」「ずっとバックについてたキンプリに先を越されるのは、セクゾも悔しいよね」「後輩のキンプリに追い抜かれたから今後が心配」などと肩を落としている。
一方で、前向きなコメントも多く見受けられる。Sexy Zoneのマリウス葉は、体調不良を理由に、20年12月から一定期間の芸能活動を休止すると発表。以降、グループはマリウスを除く4人体制となっている。マリウスの復帰の目処が立っていない状況とあって、「5人でドームに立ってほしいから今じゃなくていい」「マリウスが復帰したらドームのステージに立とう」とポジティブに捉えているようだ。
「数字の面で見ると、キンプリの勢いはSexy Zoneを上回っています。オリコン調べだとSexy Zoneは昨年8月リリースのシングル『夏のハイドレンジア』の初週記録が24.9万枚で、昨年10月発売のキンプリのシングル『恋降る月夜に君想ふ』は初週44.2万枚でした。最新シングルの売り上げを比較しても、キンプリが4大ドームツアーを手にしたのは妥当でしょう」(ジャニーズに詳しい記者)
一方、14年4月にデビューしたジャニーズWESTのファンもキンプリのドームツアーに動揺しているようだ。というのも、ジャニーズWESTは19年12月の段階で、20年夏の東京ドーム、京セラドーム大阪での“WドームLIVE”と、アリーナツアーを行うと発表。メンバーの濵田崇裕は「東京ドームは、目指していた場所の1つなので本当に嬉しいですし、多くの皆様と一緒に夢が叶う瞬間を共有出来る事に、僕達は今からワクワクしています」とコメントしていた。
「しかし、新型コロナの影響でWドーム公演は中止となってしまい、現在までに新たな開催日はアナウンスされていません。そのため、ジャニーズWESTファンは『どう考えても中止になったWESTのドーム公演を先にやるべきでしょ』『WESTのドーム公演は幻だったの? 普通、中止になった公演のほうが先なのでは……』『キンプリがWESTより先にドーム公演やるってなんか複雑』『WESTのドーム公演の話はどこいったの? ずっと待ってるんだけど……』『事務所はWESTの2大ドーム公演をなかったことにしてるの? 本当に悔しい』と訴えています」(同)
果たして、ファンが待ちわびているジャニーズWESTのドーム公演は今年中に実現するものだろうか? いずれにせよ、キンプリのドームツアーが無事に完走できることを願いたい。