数多ある冷凍食品のなかでも、ド定番商品のひとつである「餃子」。有名メーカーをはじめスーパーのオリジナル商品もあり、選択肢が多いのはうれしい半面、「おいしくてコスパの良い餃子を誰か教えて……!」と心の中で叫びたくなることも。
そこで、今回は人気スーパーのオリジナル餃子という切り口で、ロピア・肉のハナマサ・サミットの冷凍餃子を食べ比べしてみました!
【ロピア・肉のハナマサ・サミット】冷凍餃子をチェック!
今回用意したのは、人気スーパー、「ロピア」「肉のハナマサ」「サミット」のオリジナル冷凍餃子です。
写真左から、それぞれ商品名と価格をまとめました。
商品名 | 価格(税込) | 1個あたりの価格(税込) |
【ロピア】肉屋が作ったやみつき肉餃子 | 30個入り755円 | 約25円 |
【肉のハナマサ】焼餃子 | 20個入り538円 | 約27円 |
【サミット】ご家庭で作るようなやさしい味わいの餃子 | 30個入り429円 | 約14円 |
※参考:【味の素】ギョーザ | 店頭価格:12個入りで193円 | 約16円 |
先ずは、先日のスイーツ食べ比べでもご紹介した注目度No.1のスーパー「ロピア」の冷凍餃子「肉屋が作ったやみつき餃子 30個入り」からご紹介!
【ロピア】肉屋が作ったやみつき肉餃子 30個入り755円(税込)
こちらは、福岡の八洋食品との共同開発商品とのこと。38cm×21cmという大きくて黒いパッケージが冷凍食品コーナーでもひと際目立っていました。
パッケージを開けると、トレーにしっかりと守られた餃子が出てきました。
冷凍餃子の"あるある"といえば、運搬時や保管時にせっかくの皮のヒダ部分が割れて粉々になってしまうこと……。皮はおいしい餃子を食べるうえで大切なもの。トレーの存在は主婦としてはポイントが高い部分です。
価格は1袋30個入りで755円(税込)。1個あたり約25円です。
参考までに、最寄りのスーパーで冷凍餃子の代名詞ともいえる味の素「ギョーザ」が1袋12個入りで193円(税込み193円)で売られていました。そちらが1個あたり16円なので、安さが魅力のロピアといえど、それほど安くはない印象。
【肉のハナマサ】焼餃子 20個入り538円(税込)
続いては、業務用系スーパーの実力者・肉のハナマサ「焼餃子」を見ていきます。
こちらはロピアとは真逆、トレーなどはなく、袋にそのまま餃子が入っています。かわいらしい見た目に反して業務用スーパーならではの無駄のなさ。
開封後に余った分を保存する際には、封をするためのクリップ等が必須かつ、皮が割れないように冷凍庫内のポジションを考えたほうがよさそう。ゴミの量は最小限で済みそうです!
価格は20個入り538円(税込)。1個あたり約27円です。ロピアよりさらに少しお高めです。味の実力やいかに……!?
【サミット】ご家庭で作るようなやさしい味わいの餃子 30個入り429円(税込)
最後はスーパーとしての安定感は折り紙付きのサミットから、「ご家庭で作るようなやさしい味わいの餃子」です。
残容量がひと目でわかる、透明パッケージ。うれしいジッパータイプです。
最近は冷凍から揚げなどでも採用されているジッパータイプ。少量でも気軽に取り出しやすいんですよね。消費者目線のやさしさを感じます。
価格は30個入りで429円(税込)。1個あたり、なんと約14円! これまでの2品の半分程度に抑えられています。味の素「ギョーザ」よりも安くなっています。おのずと期待が膨らみます。
ほかにパッケージを見比べて気になったのは、ハナマサの餃子のみ中国産であること。味わいにどう影響が出るか楽しみです。
【ロピア・肉のハナマサ・サミット】大きさはハナマサがベスト1
凍ったままの状態で比べてみます!
上からロピア、ハナマサ、サミットです。意外にも一番大きいのはハナマサ。大きさを測ってみると、ロピア8cm、ハナマサ9cm、サミット7cmと、ハナマサの大きさが際立ちます。
お待たせしました。それでは焼いていきます!
作り方は各社ほぼ同じ工程なので、同時に焼いてしまいます。
おいしそうに焼けました! フライパンから取り出す際、皮が破れて肉汁が流出……ということはありませんでした。地味に重要なポイントですよね。
それではアツアツのうちに実食!
【ロピア】ちょっぴり甘め、キャベツたっぷり!
まずはロピアから。
キャベツがたっぷり入っています。そのためか歯ごたえシャキシャキ。お肉はお肉でしっかり食べ応えがありジューシー。皮は厚みがありモチモチ。タレなしでも食べられるほど味付けがしっかりしています。
野菜の影響か、ちょっぴり甘めなのが、好みが分かれるポイントかもしれません。子どもが喜びそうな味です!
コスパ度:★★★☆☆
おすすめ度:★★★☆☆
リピートしたい度:★★☆☆☆
【ハナマサ】白飯がすすむ! ニラの香りと辛みがガツン
口に入れると、ジュワっとした肉汁が! 餡はごろっとした肉の食感を感じます。ヒダが大きい皮が、餡の存在感に負けていません。しょうがニンニク、そしてたっぷり入ったニラの香りと辛みがガツンとくる味わいなので、今回の3種のなかでは大人向けな印象。
本格的な味わいは中国産ということが由来でしょうか? 濃いめの味付けなので、白ご飯がすすみます……。主役のおかずにぴったりの餃子です。
コスパ度:★★★☆☆
おすすめ度:★★★★☆
リピートしたい度:★★★☆☆
【サミット】メイン料理の脇役に! コスパ◎のやさしい味
最後はサミットです。餡は肉と野菜に一体感があるなめらかなタイプ。商品名のとおり、「やさしい」味わいです。原材料にこれまでの2種と異なり、豚肉だけではなく鶏肉が使用されていることが、やさしさの理由かもしれません。皮は焼き目がいちばんパリっと仕上がり、もちもち感とのバランスが◎。
これまでの2種と比べるとパンチに欠けるものの、ラーメンやチャーハンといったメイン料理の脇役として良い仕事をしてくれそうです。餃子だけでもパクパクいけちゃうので、おつまみにもぴったり。
化学調味料、保存料不使用とのことで、子どものお弁当にも使えそうです。全体のバランスを考えるとコスパはかなり良いと思います!
コスパ度:★★★★★
おすすめ度:★★★★☆
リピートしたい度:★★★★☆
今回のNo.1冷凍餃子は…?
いかがでしたか?今回同時に3種の冷凍餃子を食べ比べて驚いたのが、それぞれみごとに食感や味わいが違っていたことです。今回は夫と子どもも巻き込んで食べ比べてみましたが、子ども⇒甘めのロピア、私⇒ご飯がすすむハナマサ、夫⇒おつまみに合うサミットと選んだ結果がみごとバラバラに!冷凍餃子の世界は奥が深そうで、いろんな餃子にチャレンジして"マイベスト冷凍餃子"を探してみたいと思いました!