俳優・鈴鹿央士が、4月9日スタートの『クロステイル ~探偵教室~』(フジテレビ系/全8話)で、連続ドラマ単独初主演を務めることが発表された。鈴鹿の芸能界入りは、女優・広瀬すずの働きかけがきっかけであることは有名だが、ネット上ではこのところ「すずの名前がむしろ邪魔になっていたのでは」と言われているようだ。
「鈴鹿は高校2年生だった2016年、在籍していた高校で行われた映画『先生! 、、、好きになってもいいですか?』のロケに、エキストラとして参加。この時、同映画のヒロインを演じたすずの目に留まったことで、彼女の所属事務所・フォスター側からスカウトされ、18年から同事務所で芸能活動を開始しました。当時“広瀬すずの猛プッシュでデビューしたイケメン”として注目を浴び、19年にはすず主演のNHK連続テレビ小説『なつぞら』にバーター出演しています」(芸能ライター)
そんな鈴鹿が今年4月から主演する『クロステイル』は、東海テレビの制作で、毎週土曜午後11時40分からのフジテレビ系「土ドラ」枠で放送。13年7月期に大ヒットした『半沢直樹』(TBS系)などで知られる脚本家・八津弘幸氏のオリジナルストーリーで、探偵を目指す主人公・飛田匡を演じる鈴鹿は、ドラマの公式サイトに「こんな面白い台本と出会えて幸せ」とコメントを寄せている。
「鈴鹿は昨年4月期にTBS系で放送された『ドラゴン桜』の続編にも藤井遼役で出ていたので、ネット上には『「ドラゴン桜」の藤井くんだ』『あんまり知らない俳優さんだったけど、「ドラゴン桜」の演技は上手だったよね』との声も寄せられており、また一部からは『ずっと“すずが発掘した子”のイメージが強かったけど、演技の評価もついてきたね』『すずが見つけた~みたいな売り出し方のせいで、視聴者に余計な先入観を与えてた気がする』という意見も」(同)
デビュー時、事務所は“すずの推し”という触れ込みでインパクトを優先させたのかもしれないが、逆にただの“ゴリ押し”の印象が浸透してしまう危険性もあったようだ。
「現在、鈴鹿はKDDI・沖縄セルラー povo2.0『povo姉の使い切ったら』篇のCMで、すずの姉・広瀬アリスと共演していますが、一部ネット上では同CMも『アリスのキャラクターがイラつく』と不評です。業界内外では、『もう広瀬姉妹とは切り離して仕事をさせたほうが、鈴鹿のブレークに繋がるのでは』という意見も出ています」(同)
すずのおかげで芸能界入りした鈴鹿は、これから自力で“売れっ子俳優”の仲間入りを果たせるだろうか。