本業である歌手活動のほか、実業家として脱毛サロンの経営なども行っている元NEWS・手越祐也。そのうち“経営&プロデュース”を手がける「TEGOSHI BEAUTY SALON」について、2月22日配信のニュースサイト「文春オンライン」や、24日発売の「週刊文春」(文藝春秋)が「経営悪化『経営に関与せず』」と報じている。記事では、サロンにおける手越の立場や、従業員の待遇に関する問題点も伝えており、イメージの低下も免れない状況だ。
新型コロナウイルスが感染拡大していた2020年、相次ぐ“ステイホーム破り”をスクープされた結果、活動自粛を経て同年6月19日付でジャニーズ事務所を退所した手越。同10月には、自身のプロデュースするサロンが4店舗同時にオープンした。
なお、オープン前の同8月30日にYouTubeチャンネルにアップされた動画「手越祐也、念願の〇〇〇が決まりました」内で、手越は「実はね、今日はね、脱毛サロンの撮影なんですよ。ぜひみなさんの美しくなるための手助けをしたいなと思って。イメージキャラクターもそうだし、プラス経営もですね」と報告。
さらに、「俺は選手兼監督じゃないけど、選手もやりつつ、周りのいろいろ経営者の方から勉強して、経営をすることによって、さらに自分がこう広めていきやすい、良いものを作っていくっていうのがやっぱり俺の人生の憧れでもあったんで」と意気込みを語っていた。
現在、「TEGOSHI BEAUTY SALON」は銀座店・新宿三丁目店・神楽坂店(東京)、かわぐちキャスティ店(埼玉)、心斎橋店(大阪)の5店が存在しているが、今回の「文春」の記事によると、店の経営状況は順調とは言えないようだ。
「取材に対し、サロンの従業員が『最大7店舗にまで増えたのですが、顧客が減って売り上げが激減。今年の1月末に他店との統合などで5店舗になりました』と実情を証言しています。待遇に不満を抱く人も少なくないそうで、従業員は開店時に比べて半数にまで減ったとか。ほかの従業員も『TEGOSHI BEAUTY SALON』に就職したはずが、別会社・エストラボが運営する店舗で働かされる……といった裏側を告発しています」(ジャニーズに詳しい記者)
こうしたサロンの状況について、「文春」側が手越の個人事務所に問い合わせたところ、「運営会社と折り合えない部分があり、経営には関与しておりません。お伝えできていなかったことは心苦しく思います」などと回答。“プロデューサー”の立場からのコメントも返していた。
オープン前はサロンのイメージキャラクターを務めつつ、経営にも参入するとYouTubeで話していたが、少なくとも現在の手越は「経営には関与」しておらず、その事実を公表していなかったのだろう。
報道を受けて、ファンとみられるネットユーザーは「現在、手越さんが経営に関与していないことは、ちゃんと聞いてる。無責任だとか騒ぐようなことではないと思う」「手越くんは『サロンをプロデュースする』と初めから言ってたし、実際の経営は別の人がしてることはみんな知ってる」「手越くんのファンなのでサロンに通っていますが、満足しています」「『不誠実』だとかザワザワしてるけど、実際にサロンに通ってる人たちは知ってたよ」と擁護。
一方で、ネット上では「『実は経営に関与してない』って、嘘つきじゃん」「『経営に関与してない』では済まされないと思う。手越は説明する責任があるでしょ」「責任を取れないなら、会社に名前を貸したりサロンの宣伝をするべきではない」「今頃になって『経営に関与していない』と言っても無駄。名前を貸しただけでも、責任を取るのが大人」と、あきれた反応も上がっている。
そんな手越は、歌手業以外でさまざまな活動を展開中だ。
ジャニーズ退所後の20年6月末、ひとり親家庭にお弁当を無償配達する「INGプロジェクト2020」のスペシャルサポーターに就任。同年7月1日放送の『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)が、その配達ボランティアに密着した模様を公開して話題となった。こうした支援は継続しているようで、手越は昨年10月1日のTwitterに「台風はきてるけど元気もらえるし楽しむぞー」とお弁当を持つ写真を投稿している。
「昨年3月には、福島で行われた福魂祭にて、地域活性化を狙う『手越村プロジェクト』の立ち上げを発表。10月12日~11月15日にかけて、応援購入サービス『Makuake』で『手越祐也の「手越村」第一弾!福島でお米を作ってみた!』という企画を実施していました。このほか、昨年はカラーシャンプーブランド『カラタスシャンプー(CALATAS SHAMPOO)』とコラボレーションしたシャンプー・トリートメントも発売されています。さらに、インフルエンサーとしても活動。今年1月27日にTwitterで『初回77%OFFのページはココ!』とメンズコスメを紹介していました」(同)
一方、メインの歌手業はというと、残念ながらこちらも気の毒な状態となっている。
初のソロオリジナルアルバム『NEW FRONTIER』(昨年12月22日発売)の初週売り上げは1万1,553枚で、オリコン週間ランキングで8位にランクイン。
今年1月29日より全国ツアー「LIVE TOUR 2022『NEW FRONTIER』」が始まるも、2月6日の愛知・名古屋公演は「ツアー関係者内に新型コロナ陽性者がいた事が判明」したと説明。陰性の確認がとれているスタッフらでアコースティックミニライブを開催した。
ところが、9日になってから、ツアー関係者の陽性者数は7名だったと公表。1月31日にPCR検査をしたところ、出演者及び関係スタッフに「7名の陽性者が確認されました」と報告し、「自宅療養を経て、すでに社会復帰をしている者もおりますが、明日で全ての該当者の隔離期間が終了します」とお知らせしたのだ。
「一部ネットユーザーの間で、『なんで陽性者が7人もいたのを公演後まで隠してたの?』『名古屋公演の時点で陽性者の人数わかってたよね』『ミニライブをやってから、後出しで発表。“隠蔽”と言われても仕方がない』と手厳しい意見が飛び交うことに。なお、ツアーは2月10日(福岡)、13日(北海道)、19日(神奈川)、24日・25日(大阪)公演が延期となり、3月3日の東京・渋谷公演から再開するそうです。21日に振替公演の日程も明らかになり、払い戻しの手続きについてもアナウンスしています」(同)
“実業家”としては、今回のサロンの一件でマイナスイメージがついてしまった手越。今後は歌手業に専念していくのかだろうか?