• 日. 12月 22nd, 2024

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ニッスイ「ちゃんぽん」ニップン「パスタ」など、プロが勧める味&栄養バランスのいい“冷凍食品”5選!

「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、管理栄養士・猪坂みなみ先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。 

冷凍食品の“値上げ”を発表! 今こそ知りたいプロの「おすすめ商品」5選

 今年2月から3月にかけて、大手食品メーカー各社が冷凍食品の値上げ発表し、ネット上でも大きな話題になりました。お弁当のおかずから晩酌のおつまみまで、今や冷凍食品は欠かせない存在なだけに悲しいニュースですが、値上がりするからこそ、より良い商品を選びたいですよね。

 そこで今回は、管理栄養士の猪坂みなみ先生に、味だけではなく栄養バランスまで考えられた「おすすめの冷凍食品」を5つ選んでもらいました!

――冷凍食品を普段の食事に取り入れる際は、どんな点に気を付けるべきですか?

猪坂みなみ先生(以下、猪坂) そもそも冷凍食品とは、食品の温度をマイナス18℃以下に保つことで、保存料なしでも長期保管を可能にしている商品のこと。常備食としても、非常に便利ですよね。リモートワーク中のランチなど、手軽に食事をしたいときにも活躍すると思います。

 栄養面において、冷凍食品だから気をつけなければいけないことは特になくて、お弁当やテイクアウトでも注意点は同じ。チャーハンやピラフなど、ご飯ものだけで食事をすませたり、唐揚げなどの揚げ物を頻繁に食べたりしていると、冷凍だろうがテイクアウトだろうが、栄養バランスは崩れやすいです。また、万人受けするようなメニューは味付けが濃くなっていることが多いので、たくさん食べると塩分の摂りすぎにつながる恐れもあります。

 具体的に、栄養バランスの整え方としては、具だくさんの味噌汁を追加したり、野菜や海藻のおかずを用意するのがいいでしょう。余分な脂質を吸着して、体の外に排出する働きを持つ食物繊維が摂れるので、脂っこいメニューを食べるときは特におすすめです。 
 
――それでは、栄養バランスのいい「おすすめの冷凍食品」を5品教えてください! 

その1:ニッスイ「わが家の麺自慢 国産野菜たっぷりちゃんぽん」

猪坂 こちらは、1食で2/3日分の野菜が摂れるので、野菜不足が気になる方におすすめ。たんぱく質も19.6g含まれているので、女性の1食分としては十分な量をまかなえます。

 ただし、塩分が7.5gと多く含まれていて、1日の摂取目安である6.5g未満(女性の場合)を1食でオーバーしてしまうので要注意。こちらの商品を食べるときは、スープを全部飲まないようにしたほうがいいでしょう。塩分を摂りすぎると、むくみや高血圧につながる恐れがありますよ。

その2:ニップン「オーマイ 具の衝撃 バジルトマト」

猪坂 エビやスナップエンドウ、ブロッコリーなど大きめの具材がごろっと入っているので、食べごたえがありそうなパスタですね。エネルギーも340kcalと低め、たんぱく質は18gと多めに含まれるので、ダイエット中の方にもうれしい一品ではないでしょうか。また、余分なナトリウム(塩分)を排出する働きを持つ「カリウム」というミネラルも含まれています。

 この「具の衝撃」シリーズにはほかにも、「海老ナポリタン」「ボロネーゼ」「ボンゴレビアンコ」というラインナップがあり、どれもしっかりした食べごたえ。いろいろ試してみて、お好みのメニューを選ぶ楽しみもありそうです。

その3:ニッスイ「もち麦が入った! 枝豆こんぶおにぎり」

猪坂 白米100%ではなく、もち麦が入っているので、血糖値の急上昇予防が期待できます。1個50gとコンビニおにぎりの半分くらいの大きさなので、糖質の摂取量を控えたい方や、「おやつとしてちょっとだけ食べたい」なんてときにも活躍しそう。また、1個で食物繊維が1.4g入っているのもうれしいポイント。噛みごたえのある枝豆が入っていることで、満足感を得られやすいのも高評価です。

 もちろん、このおにぎりだけで一食にしてしまうと栄養不足なので、肉や魚、卵、大豆製品などの主菜と、具だくさん味噌汁やサラダ、おひたしなどの副菜を揃えるようにしてください。ニッスイは「今日のおかずシリーズ」のような、冷凍おかず商品もたくさん展開しているので、合わせて常備しておくといいでしょう。

その4:ニチレイ「今日は家飲み 青菜とニンニクの炒め」

猪坂 こちらの商品は、干し貝柱や干しエビなどを使用したXO醤で味付けされているので、自炊ではなかなか出せない本格的な味を楽しめそう。トレイに入っていて、そのまま食べられる点も便利ですね。

 野菜がしっかり摂れる冷凍食品ですが、お酒のおつまみ用なので塩分は多め。ミニトマトやカットネギなど、ちょっとした野菜を追加して、余分なナトリウム(塩分)を排出してくれるカリウムを一緒に補いましょう。

その5:マルハニチロ「五目シュウマイ 香りと旨み」

猪坂 豚肉、鶏肉、たけのこ、たまねぎ、しいたけ、千切りしょうがなどが入ったシュウマイです。1個のサイズが大きめなので、食事のおかずとして役立ちそう。たけのこのように歯ごたえのある野菜が入っていると、自然と噛む回数が増えるので、早食いの防止にもなりますよ。ちなみに、早食いがクセになると太りやすくなってしまうので、なるべくゆっくり食べることを心がけましょう。

 豚肉や鶏肉が入っているものの、たんぱく質の量としては少ないので、ゆで卵や豆腐などのたんぱく質をプラスするとバランスが良くなります。

 忙しいときでも、電子レンジで解凍するだけですぐにできたてのおいしさを味わえる冷凍食品。昔は栄養の偏っている商品も多かったですが、最近は、たんぱく質や野菜類をしっかり摂れる商品が増えてきています。今回紹介したおすすめ商品のほかにも、お好みの一品を見つけて、冷凍食品を便利に活用していけるといいですね。
(文:佐藤真琴)

猪坂みなみ(いのさか・みなみ)
管理栄養士。大学卒業後、大手食品メーカーにて商品企画や研究開発などに従事。ダイエットアドバイザー、料理研究家助手、医療ヘルスケアベンチャー企業の商品企画職等を経て、現在はLINEで気軽に取り組めるパーソナルダイエットプログラム「ダイエットナビ」の運営や、ヘルスケア領域の新規事業開発アドバイザリー、法人向けの健康経営サポート等を行う。
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